見出し画像

GWが始まり、日記を書く。そしてそのまま公開する。結果、私生活がダダ漏れに。

4月27日から僕はみんなより一足先にGWが始まった。せっかくまとまった連休なので、何か始めようと思い、日記を書き始めた。誰に読ませるワケでもないけど、日々の雑感を記録しようと思った。僕の場合、手書きではなく、Evernoteに書いている。

Evernote上の日記

最初はnoteの記事になりそうなネタ探しのための記録にすぎなかったのだが、せっかくなのでこのまま先週分の日記を公開しようと思う。結果的にめちゃめちゃ長くなった。10,000字をはるかに上回る過去最長となった。おそらく2日(月)と6日(金)も休みにしている人も多いだろう。長い休みは嬉しいが、やることがなくなってくることもあるだろう。時間潰しにでも、僕がこのGWに何をしていたのか、この記事を見ていってほしい。

結論から言えば、1週間やって思いのほか続いたので、今後も続けていく。新たな習慣が生まれた瞬間である。

以降はEvernoteに書いた日記をそのまま転載する。Evernoteでは個人名を書いていたので、そこは伏せた。あとnoteの書式に合わせて一部改変したが、粒度はそのままである。私生活がダダ漏れだが、今日のエッセイはそういうことである。エッセイとは…

2022.4.25(月)


朝の出勤時、音楽何を聴こうか悩む。朝は爽やか系にbohemianvoodooにするか、あいみょんにするか、世田谷ピンポンズ(最近ハマってる)にしようか、「今日はぶち上げていくかァ!」ってときは10‐FEETにするか悩む。僕の中で、朝に聴く音楽はその日を左右するといってもいい。いろいろ試したけど、「なんか違うなぁ」と思っていた折に、シャッフルして突如流れた「ちゃんみな」というヒップホッパーの楽曲が流れる。

朝からHiphopかぁ…。Hiphopも好きだけど気が乗らないなと思っていてたら、Hiphopも中々良いと気づく。スチャダラパーやエミネムは昔から聴いていたし、前から好きだったけど、どうしても邪道な音楽のイメージがすごかった。

僕が幼少の頃、両親が車の中で流していたのは歌謡曲。

「都会の絵の具に〜染まらないで帰って〜染まらないで帰って〜」という「木綿のハンカチーフ」なんて曲も、遠距離になってしまう恋人に思いを馳せた歌詞に人は刺さるわけで。元は僕もそういう音楽が好きなはずだった。

たまたまその時流れたちゃんみなの楽曲が良かったといえばそれまでだが、そのとき「my name」が流れて韻の踏み方が気持ちいいと思った。

I'm coming back yo
You can't forget me yo
わたしが与えた衝撃と言葉の攻撃力
頭に焼き付いて everybody want me ah
ジェラシーとキャッシュ稼ぐ女の子
Very, very sorry I'ma 悪い女の子
ピンクとブラックやればできる子
柔らかい my brain my voice crazy my world
スマートに仕掛けた罠 I wanna be queen
Come on my world どうかな?
Remember? Hey hater わたしにかけた言葉
売れねぇ ha but I can see 多すぎる 0s

ちゃんみな「my name」

心地よいビートに韻の踏み方にしびれた。

仕事から帰ってくると、もう18:30になっていた。月曜日に投稿している「noruniruの頭の中」がまだ7割しかかけていない。頭の中どころか頭の中が空っぽである。できれば21:00までにと思い、急いで書く。正直、書くテーマが直前まで思いつかず、ようやく思いついて書き始めていたら21:00になっていた。でも今週も投稿にこぎ着けたのでよしとする。

まだ大人になれなかった僕は『耳をすませば』を観る。|noruniru|note

終わり良ければ総て良し。その安堵から、しばらく世田谷ピンポンズのMVを徘徊して寝た。

2022.4.26(火)


今日は連休前の最後の日。普段は意地としても残業をしない僕。でも今日くらいは頑張ってやろうと意気込む。しかしそれが間違いだった。

業務自体は15:00に終わり、あとは自分の残務をこなすのみ。しかし、それがまぁまぁの量だった。僕は普段、早く帰りたい人なので、業務が終わったらすぐ帰る。絶対に残業したくない。入社してそう誓った僕は、日ごろから「定時をすぎたら無の表情になってオーラを消す」ことをしている。そうしていると「あ、この人に仕事振ったらアカン」と思わせたらこっちのもん。それもあってか毎日定時で帰れている。しかし、たまった残務が仇となり、3時間も残業してしまった。17:00以降の記憶をなくしていた。やはり、タスクはその日に終わらすべきだったと後悔する。でも僕は残業しない。そうまた誓う。でもいいんだ。これで連休に入るのだから、今日くらいは自分にご褒美をあげよう。

仕事の帰り、TSUTAYAでジブリ作品をまとめて借りることにした。テレビでなかなか放送しない作品を中心に借りてきた。

・『風の谷のナウシカ』
・『海がきこえる』
・『ジブリがいっぱいSPECIAL ショートショート 1992-2016』
・『紅の豚』
・『天空の城ラピュタ』

テレビでなかなか放送しない作品を中心に借りてきた。G.Wは雨が降る予報になっていたので、家でじっくり映画を観るのもアリだと思ったワケである。

そして、スーパーで数日分の食料を買い込み、帰宅したころには22:00をすぎていた。普段の僕ならもう寝ている時間だ。これが平時だったら「明日仕事行くのだりぃぃぃぃ」と思うが「ま、今日くらいはいっか♪」と、もうルンルンである。ルン。

寝る前のYouTube徘徊は至福の一時。そんな折に、千葉県の廃墟を紹介しているYouTuberを見つけた。そこで紹介していた「人の住んでいる気配のない団地があるので行ってみた」的な動画を観て、「お、近いじゃん!行ってみよ!」と思って、さっそく明日行くことにした。

2022.4.27(水)


GW初日(僕にとっては初日)、6:00に起きる。やっぱり普段のクセが抜けず早起き。2度寝したい気持ちもあるが、1度起きてしまうと2度寝ができない。まぁ、しょうがない。

起きてから朝食、身支度を済ませ9:30に家を出る。すっごい曇天で心配だったが、思い立ったが吉日。

下道で行こうとルート検索をかけたらこうだった。

遠すぎぃぃぃ。

2時間12分。結構遠いなぁ。でも、ドライブは嫌いじゃないのでちょっとした長旅だと思ってハンドルを握ることにした。

道中、運送屋のトラックやタクシーによる渋滞に引っかかり少し絶望する。糸色望(いとしきのぞむ)。『さよなら絶望先生』を思い出した。

千葉県の市街地を抜けると、風景はガラリと変わり、「ここはどこ?私はだーれ?」になるところまで来てしまった。

もう引き返せないところまで来てしまった。しかし、ナビだとまだ1時間かかる。引き返せないところまで来てしまった。まだか…まだか…と思う気持ちが高まる。

到着予定時刻を示す時間に近づいてきた。それらしきところに近づくにつれ、胸の高鳴りが増す。

近くのパーキングに車を停め、僕は走る。走る。走る。

ようやくたどり着いた先にみた光景は静寂を解き放っていた。

僕が観たYouTube動画では「廃墟」として紹介していたが、少なくとも1名の居住者が確認できた。

ベランダに洗濯物が干してあってテレビのアンテナがあったからだ。だからこれを「廃墟」と呼ぶには失礼になる。だが、明らかに管理が行き届いていない。元は市営団地だったが、市政により新規居住者の募集は行わず、自主的な立ち退きを命じたのだそうだ。しかし、あくまで市営なので強制退去はできない。どういう執着があってここに住み続けているのか。

人っ子一人遭遇しなかったこの団地に少しの不気味さを感じたが、僕は終始ワクワクしてしまった。これはnoteで記事にしないと。

てっきり整地されていると思って、裸足クロックスで来てしまった。アホな男である。

1時間ほど滞在しただろうか。日が落ちる前にと、14:00に退散した。だが、帰りも同じように下道で2時間半かけて帰るのが億劫になってしまった。高速で帰ることにした。ざっと通行料は1000円だった。タイムイズマネーの凄さだ。法定速度でかっ飛ばし、1時間ほどで帰宅した。

17:00に帰宅。一通りの家事と食事を済ませ、記憶が新鮮のうちに、この日のことをnoteに書こうと思った。久々に興奮したこの日のことをどのように書くかで悪戦苦闘する。文章を書くのはいつだってそういう困難に立ちはだかる。SASUKEのそり立つ壁以上に高いものを感じる。

noteの執筆に行き詰まって、休憩がてら昨日借りてきたジブリ作品を観る。

まず『On Your Mark』を観た。

© 1995 Studio Ghibli

Twitterのフォロワーさんがこの作品が好きだと言っていたので、気になって観ることにした。ジブリ作品は一通り観てきたつもりだったが、ショートアニメは未履修だった。

上映時間6:48のなかでどういう描き方をしているのか気になるところだが、めちゃめちゃよかった。CHAGE and ASKAの歌声と歌詞も相まって、めちゃめちゃエモい作品だった。翼をもつ少女を助け、逃避行するシーンはとくに涙を禁じえない。

© 1995 Studio Ghibli

1回視聴しただけではもの足りず、数10回はループした。長編作品になったらどうなるだろうと、妄想を膨らます時間はあっという間にすぎていく。

記録のためにCHAGE and ASKA「On Your Mark」の歌詞を書いておこう。

Ah…wow wow wow…yeah oh On Your Mark
そして僕らは いつもの笑顔と姿で
埃にまみれた服を払った

Oh…この手を離せば 音さえたてない
落ちて行くコインは 二度と帰らない

君と僕 並んで
夜明けを追い抜いてみたい 自転車 wow…

On Your Mark いつも走りだせば
流行の風邪にやられた ah yeah

On Your Mark 僕らがそれでも止めないのは
夢の斜面見上げて 行けそうな気がするから ah…

Oh… On Your Mark
そして僕らは 心の小さな空き地で
互いに振り落とした 言葉の夕立

Oh… 答えを出さない ah… それが答えのような
針の消えた時計の 文字を読むような

君と僕 全てを
認めてしまうにはまだ 若すぎる

woo ah no…On Your Mark いつも走りだせば
流行の風邪にやられた

oh yeah Oh…On Your Mark 僕らがこれを無くせないのは
夢の心臓めがけて 僕らと呼び合うため
On Your Mark そして僕らは

On Your Mark いつも走りだせば
流行の風邪にやられた

ah ah…On Your Mark 僕らがそれでも止めないのは
夢の斜面見上げて行けそうな気がするから
(そして僕らは)
On Your Mark いつも走りだせば
流行の風邪にやられた

ah oh…On Your Mark 僕らがこれを無くせないのは
夢の心臓めがけて 僕らと呼び合うため
On Your Mark…
Oh… そして僕らは…

CHAGE and ASKAOn Your Mark

一通り満足したらもはやnoteを書くどころではなくなった。予定調和の破壊である。何かのタスクをこなすのに、息抜きに芸術・美術観賞は心のゆとりをくれる。そうだ、美術館に行こう。何か良い企画展があったら行ってみよう。もしなければ、千葉県のホキ美術館に行こう。GW初日にしては幸先のいいスタートとなった。充実させよう。

2022.4.28(木)


7:00起床

普段だとなかなか行けないところに行こうと、東京都立中央図書館に行くことにした。広尾や麻布十番に立地している。僕なんかが絶対に行かないであろう、ハイセンスな街だ。大学生のころから、論文執筆の折によく通っていた。蔵書の数で言うと国会図書館に次ぐ規模だ。

ほぼ開館と同時に到着する。

日本と世界の「魔術」について調べようと思った。レファレンスサービスカウンターにて、「日本とか世界でよく使われるおまじないとかのろいについて調べてるんですけど、その歴史と現在が図解でわかる本はありますか?」

こんなヘンテコなことを調べようとしている奇妙な男の発言に対して、司書さんは顔色一つ変えず「承知しました。番号でお呼びしますので少々お待ちください」と、なんと事務的な。

30分くらい待っていると、「お待たせしました。当館ですと、このような本がありました」と見せてくれたリストが数10冊だった。さすがだ…ッ!親切に対応してくれた司書さんに感謝を告げ、その本が置いてある棚へ向かう。

めちゃめちゃ惹かれるものがあったので、記録用にここに残しておこう。

うおおぉぉぉ。こんなにもあるのか!!!すげぇ!!!

絶対にお金出してまでは買わないけど、もらったらうれしいプレゼントの代表格だ。

5時間ほど読書にふけり、図書館を出る。また夕方近くになってしまった。良い時間の使い方をしたと妙な充実感を得る。

帰宅後、昨日の書きかけのnoteを加筆する。17:20ごろ、投稿が完了した。よし。

人が住んでる気配がない団地があるらしいので行ってみた。|noruniru|note

そのあと、図書館でコピーした資料をみる。『図解 呪術大全』の中に「九字護身法」というページがあった。

「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」と唱えながら手でこのように組むと超人的な能力を発揮するのだという。でもこれだとどのように組むか分かりづらいのでYouTube動画で確認する。

一通り見てできたやつをTwitterに挙げたところ「ノルさん、厨二やった…」というリプをもらった。僕の厨二気質がバレた瞬間であった。

九字護身法「闘」のポーズ

21:30ごろ、友人とビデオ通話した。彼は大学院の博士課程に通いつつ、会社員の一面をもつ勤労学生だ。勤労学生なりの苦労話や研究の進捗、読んだ本の紹介、直近の研究動向など、歴史学研究について議論を交わした。志半ばで修士課程を修了した僕はまだ歴史IQが低い。

その彼からおすすめされた本があったので記録として残しておこう。

24:00になり、ビデオ通話を終了し、寝る。


2022.4.29(金)


この日は以前から約束していた人と、葛西臨海水族園に行くことになっていた。10:00に予約していたので入場もスムーズだった。

2時間ほど観賞したのち「人多くなってきたね…ご飯食べて帰ろうか」となり、水族館をあとにする。人の多さに少々僕も気が滅入っていたので「そうしようか」となった。帰りは「びっくりドンキー」でランチをし、連れの家まで送っていった。

そうしているうちに帰宅が15:00になった。少々の眠気に襲われ仮眠をとることにした。起きて時間を確認すると18:30。仮眠のつもりが寝すぎたようだ。すっごい久しぶりに昼寝というものをした。最高だ。

20:00からはある人と電話をした。お相手もGWの初日ということもあり、お互いに勤労を祝した。GWの予定、今まで出会ったマニアックな癖をもった人の話、観た映画の話、読んだ本の話、『風立ちぬ』のヒロイン・里見菜穂子は実はワガママなところがあるという話、そして6月に会う約束をした。

好きなものについて語るということを数年していないので、ここ最近、こういったことができる存在って大事だと思った。社会人になると、利害関係のない純度100パーセントの友だちのできにくさはそこにある。社会通念に縛られて生活するの生きづらいよなぁ。徒歩7、8分圏内で行けるそういう関係性の友人のほしさ。何かあったらフラっとお互いの家に行き来したいのぉ。

話もふくらみ、気づいたら24:00になっていたので、通話は終了した。そのまま倒れるように眠った。

2022.4.30(土)


起きてだらだらしていたら10:00になっていた。朝食兼昼食を済ませ、午後の予定を考える。昨日は雨だったが、今日は嘘みたいに日本晴れ。しかし午後からでかけるのも億劫になってしまったので、家でおとなしくアニメを観ることにした。

『理系が恋に落ちたので証明してみた。』を観た。

理系が恋に落ちたので証明してみた。 | COMICメテオ (comic-meteor.jp)

研究に情熱をそそぐ、理系女子と理系男子がもし恋に落ちたら?
彩玉大学に通う理系大学院生の才女、氷室菖蒲は雪村心夜に告白する。当然その「好き」に理論的根拠なんてない!
しかし、理工学専攻として、「理論的に好きを証明できなければ、好きとは言えないし、理系としても失格!」 その信念をもとに、2人は研究室のメンバーを巻き込んで「恋」の定義に関する証明実験を始める!? デート実験、好きの構成要素の解明、心拍数計測実験、ムード値の計測……。個性的過ぎる愛すべき理系たちが「恋」を理論的に証明する笑いありキュンキュンありの理系ラブコメディ!

『理系が恋に落ちたので証明してみた。』


理系と理系の人間、混ぜるな危険だ。「好きとはなんだろう」と、定量的な数値やデータをもってそれを証明しようとする。いや、大人しくエーリッヒ・フロム『愛するということ』を読んでおればいいのに…。

「理論的に最高なキスをお前にしてやる」

というセリフ、男らしい決意の塊で痺れるのだが、観ていて少々恥ずかしくなった。

ただ、頭の中が理系まみれの人が理性を失って、数値やデータではどうしようもない感情に振り回される瞬間がみれて面白かった。

次の月曜日に投稿するエッセイを執筆しようとしたとき、Evernoteの日記を読んでいて、「これまるごと転載してまえ!」となった。日記は人に見せるものじゃないけど、誰がどんな日記を書いているのか気になる。先陣を切って僕がそれをやると決めた。リアルタイムでこの日記を書き続けていると、そのときの感情がリアルタイムで記しているので、読んでいて自分でも笑っちゃうし、「あ、こんなことしてたな自分」と振り替えれるから良い。私生活丸出しな感じになっているが、伏せるとことは伏せて、できるだけ粒度はそのままに、次のエッセイは日記まるごと公開しようとこのとき決めた。


21:00、Amazonプライムビデオで『ノルウェイの森』を観る。

松山ケンイチと菊地凛子の演技、さすがだ。

思うんだけど、人って、18と19の間を行ったり来たりするべきなのよ。18が終わったら19になって、19が終わったら18になるの笑。そしたら…そしたら……いろんなことが……もっと楽になるのに……

心の病を持つ直子(菊地凛子)が嗚咽まじりに泣くシーンだ。え、そこで泣く?というより、あの短い時間に涙する菊地凛子の演技力が凄まじい。あそこで何も言わずにただ抱きしめるワタナベ(松山ケンイチ)もかっこいい。

同じ大学の緑(水原希子)が大学の食堂でワタナベ(松山ケンイチ)に言う。

「孤独がすきなの?笑」

ワタナベ(松山ケンイチ)はこう返す。

孤独が好きな人間なんていないさ。無理に友だちを作らないだけ。そんなことしたってガッカリするだけだから。

大学生なのに「え、人生2周目???」という生き方してるなコヤツ……ッ!あと緑は魔性の女やのぉ。

直子(菊地凛子)と同じ病院で音楽の先生をしてるレイコ(霧島レイカ)がタバコ吸っておる!!!かっこえぇ!!!

あと、直子(菊地凛子)が泣きじゃくって絶叫してたあの高原…いいな。広々していてただ草原って感じの。てか、直子、歩くの早くない???

数年前に小説を1回読んだだけだったからすっかり忘れてたけど、キスシーンや濡れ場が結構多くてびっくりした。あれでPG‐12指定なの?????????????????????R‐15指定ではなかろうか???

でもR‐15指定にしちゃうと上映できる映画館が限られちゃうから、大人の事情でいろいろ考えたんだなぁとよくわかる映画だ。当時、あれを映画館で観た人はどう思ってたのか。

ラスト20分はおぞましい展開and鬱展開に驚いたが、アニメ・SchoolDaysほどではない。

観終わったころにはもう24:00を回っていた。明日も早い。早く寝よう。

2022.5.1(日)

5月朔なのに家を出たら寒すぎてついコートを羽織ってしまった。

今日は長い1日になりそう。しかも今日1日悪天候。それでもいい。GWを充実させるためならば、思い立ったが吉日だ。

10:30、下高井戸に着く。学生のときよく行っていた街に久しぶりに来た。

目当ては下高井戸シネマにて18:50上映の『ドライブ・マイ・カー』の整理券付入場券を買うためだ。

上映が終了している映画館が多い中、まだ上映していてラッキーだった。本当は朝一の回で観たかったけど、その時間しかやってない。まぁ、しかたない。無事に整理券付入場券を買えた。てか、開館直後に行ったけど、もう整理番号9番なの!?僕より前にもう8人もいるの!?日曜だし人が多いのが予想されるなこれは…。てか、チケットじゃないんだ。チケットの半券とか思い出に取っておきたいタイプなんだが…。

劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』も観たいと思ったが、ハシゴはきつい。それはまた別日にしよう。Twitterでフォロワーさんの感想が流れてきて、観たくなってしまう。GW中に観に行ければいいな。

久しぶりに映画館で映画を観るのでワクワクしている。下高井戸シネマで整理券付入場券を買ったその足で、下高井戸駅内にある啓文堂書店で『女のいない男たち』を買った。中々お見かけできなかったので、手に入れることができてよかった。

無事に整理券付入場券を買ったところで今度は神保町へ向かった。GW中に読む本を買うために。

5月8日に一時閉店する三省堂書店を訪れるのは、おそらく今日が最後になるだろう。

毎度お世話になっている三省堂書店の4Fには、古書コーナーが充実しているので、数冊買うことに。本当は林芙美子『放浪記』が欲しかったのだけど見つからず。

買った本はこれ。

4月27日発売の新刊、燃え殻さんのエッセイ『それでも日々はつづくから』読んでみたかったので買った。あとは全部200〜400円の古書コーナーにて。これでも3000円ほど。

そのあと、昼食を神保町「日乃屋カレー」にてカツカレーを食べることにした。860円。

うっっっっっっっっま!!!カツがやわらけぇ!!!口に入れた途端とろけるようになくなっていきますやん!!!王の昼食って感じだ!!!

普段は即席麺か弁当か惣菜しか食べない僕は、たまの外食も楽しむ。QOL爆上がりである。

あと今日のうちにブックオフに行っておきたいと思って、昼食の後、神保町から秋葉原に向かった。なぜ秋葉原なのかというと、都内屈指の在庫を誇っているからだ。

ブックオフなのに6Fまであるのすごくないか?これぞヲタク文化が生み出した産物だ。ヲタクがこの街を作ったのだ。ここでようやくお目当ての林芙美子『放浪記』を手に入れることができた。

・・・・・・・・・・・・

いや、他にも買ってるやないかい!!!!!!!!!

まぁ、月1くらいこういう爆買いする日があってもいい。今日はそういうテンションだった。

そのあと、下北沢へ行く。

いや、、、人多いなぁぁぁぁぁぁぁ。

そして雨も本格的に降りはじめてきた。早くお店に入らねば。

ヴィレッジ・ヴァンガードへ。

ヴィレッジ・ヴァンガードはいつ行っても飽きない。

ほ、ほしい。こっちを見つめないで…。

カービィ30歳は本当だった。ワシより年上かい!!!

あのちゃんかわいい。

一通り店内を回って買ったのがこちら。

また本買ってるでコヤツ…っ!あと『魔術の書』がまぁまぁ高かった。でも後悔はしてない。

厨ニ満載のステッカー

漫画『タコピーの原罪』の横に添えられていたタコのぬいぐるみも買った。

さすがに歩き疲れたので近くのFirst Kitchenに入る。そして映画『ドライブ・マイ・カー』までに村上春樹『女のいない男たち』を読む。

短編集だけどその中に所収されている『ドライブ・マイ・カー』だけでもと思い、読み始めた。短編という割にはめちゃめちゃ読み応えあった。短編なのに70ページもあるの!?でも意外とすぐ読み終えた。

上映までまだ時間あるので、Evernoteに今日の日記を書く。やっぱりそれなりに過ごしていると分量も多くなっていくね。

18:00、下北沢を抜け下高井戸に向かう。

外は陽が落ち暗くなってゆく。夜の映画館ってワクワクするね。活気ある街中にポツンと建つ小さな映画館。収容人数も126人と超小規模な映画館だ。学生のころよく行っていた。本当に何年ぶりだろうという感じだ。

上映時間が180分と知り「へ???」とアホな声が出る。短編集の中の1つの話なのに180分て…!

結果からいうと僕は良かったと思う。180分間釘付けだった。その前に『女のいない男たち』を読んでいたから、ストーリーがスっと入ってきて没入できたというのもある。しかも126人の収容人数に対して2,30人しかいなかった。さすが日曜日の夜って感じだ。客層もおじ様おば様の落ち着いた方々ばかり。良い環境で良い映画が観れて嬉しかった。

でも最後のシーンが意味分からんすぎて「?????????????????」だった。誰かわかる人解説or考察してくれ!

あと、美しくもありスケール感もあるロケーションも印象的だったし、舞台である広島の夜景も美しく魅せられていて、僕も夜の街でドライブしてみたくなった。静けさの果てに、人の本当の心があふれ出す瞬間は、時が止まったかのように美しかった。

最後はバッチリとパンフレット買ったぜ!900円也!


上映終了したときにはもう22:00を回っていた。さすがにもう帰ろうと下高井戸を後にする。

次いつ来るかわからないけどまた来るその時まで。

こんな遅い時間まで外出したのいつぶりだろう。社会人なのに夜の街を徘徊しているなんてイケナイことをしている気分だ。また帰りの電車で聴いたミツメ「Disco」がまさしく夜曲で、今までのを忘れてしまういい曲だった。チルいぜ。

今日は

自宅→下高井戸→神保町→秋葉原→下北沢→下高井戸→自宅

という桃鉄のような移動。出かける前に2000円チャージしたPASMOがもう残高ないよ。

12,000歩だって。仕事でもこんなに歩かないのに…。さすがだ。

今日は自分ともう1人の自分の2人でデートしていたような感覚だった。凄く充実したなぁ。帰ったらお酒飲みながら今日買った本をじっくり読もう。明日は丸1日読書する時間にしよう。


この記事が参加している募集

よかったらサポートもしていただければ嬉しいです!いただいたサポートは読書に充てたいと思います!