人が住んでる気配がない団地があるらしいので行ってみた。
僕はある噂を聞きつけとあるところにやってきた。
「まるで人の住んでる気配がない団地がある」というのだ。
それがこちら
居住している様子がなく、雑草やサビが生え、窓ガラスも割れている。碁盤の目のように規則的に建てられた集合住宅だ。こういった棟が軽く20棟あった。全盛期は数百人がここに住んでいただろうと推測できる。2階へあがる階段もないことからメゾネットタイプの団地と思われる。
窓ガラスが割れ、蔦が生い茂っているのをみると管理もされていないのかな。調べてみると、市営団地だということがわかった。
一通り見て回っていたが、これがいちばん衝撃だった。
中に立ち入ることはできないが、外から見てもわかるこの廃屋。どうしてこうなった…?いつから放置されていたの…?
他にもある。
トタンが崩れ落ち、資材が散乱しているではないか。
団地の奥を進むと4階建ての団地が1棟あった。
これもまた築年数のある団地だ。ベランダに洗濯物を干している部屋が2部屋あったので、今もなお居住者がいるようである。
自転車とか傘があるから住んでた(住んでる?)のは確実なんだけど……
そんな団地の一画の中央に公園があった。
ノスタルジックと言うにはあまりにも荒れ果てた様子がみてとれる。ここでかつて大勢の子どもたちが遊んでいたのかな。
人の活動の跡は感じられるんだけど、人工物が自然と一体となって静寂をたたえている。ここだけ時が止まっていて進んでいない感じだ。
かれこれ1時間は歩き回ったが、ここまで人っ子一人遭遇しなかった。本当に住んでいるのかな…。そんな雰囲気が漂う団地でした。最後にそんな中みつけた綺麗な花とともに。
この記事が参加している募集
よかったらサポートもしていただければ嬉しいです!いただいたサポートは読書に充てたいと思います!