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曜日の影響を取り除けば、東京の新規感染者は39人しか出なかった27日までのデータよりも、112人の感染者が出た28日までのデータの方が、成長率が小さい。
27日は東京で39名だったのに、28日は112名に増えてしまったという報道がされていますが的外れです。土曜~月曜は毎週少ないので、その効果を補正して評価しなくてはなりません。そこで、15日間での成長率を推定しました。 その結果、27日に投稿した27日までの推定では0.954倍/日(2週間で51%に減少)、本日計算した下図の28日までの推定では0.945倍/日(2週間で45%に減少)なので、28日までのデータの方が27日までのデータよりも成長率は減少しています。 したがって
東京の新規感染者傾向分析です。曜日の影響を取り除くために15日間(月曜から始まり月曜に終わる)で評価しても、明確に1日当たり新規感染は減少傾向。
過去15日間のデータで、成長率(1より小さければ減少)を評価すると減少しています。日・月は新規感染者の数が少ないという曜日の影響は、評価期間を月曜から始まり月曜に終わる15日間にしているので、取り除かれています。 昨日今日の日月の値よりも週半ばには新規感染者は増加するでしょうけれど、先週、先々週の値ほどにはならないことを予想します。そうすれば、減少傾向がさらに明瞭であると言うことができます。 しかし、社会的接触を戻せば成長率は元に戻るというのが、こちらで説明したとおり
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東京と大阪の新型コロナウイルス一週間予測.一週間後の新規感染者は東京で331人/日(下位予測でも190日/日),大阪では78人/日(下位予測で47人/日)
東京での新規感染者が100名を超えたことが,驚きをもって報道されていましたが,指数関数的成長なので一日当たりの増加は今後も加速します.ではどれくらい加速するのかは,東京や大阪の感染拡大地域にお住まいの方は気になりますよね.そこでそういう方の参考になるように,予測を更新しました. 東京は下の図の通りで,一週間後の新規感染者は中央推定値で331人/日,下位10%推定値(つまりこれより低くなる確率は10%)でも190人/日,上位10%推定値(これより悪くなる=高くなる確率は10%
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