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そうだ!移住(引っ越し)しよう!

2020年春分、コロナウイルスの影響が日本でもくすぶり始めていた頃、僕はハワイにいました。

ハワイへ向かう1ヵ月ほど前からだんだんと世界は緊迫感を持ち始めていました。まだ、日本とアメリカに国境封鎖などはなく、「もし、政府の緊急事態宣言がでたら、きっぱり中止だね。」と奥さんと話し合い、そこをボーダーラインとして旅の可否を意識しながら過ごしました。出発当日、友達なんかには「今は日本にいないほうがいいよ。賢いね~。」などとラインでいじられつつ、「ギリギリだったね~。」などと奥さんと話しながら向かった空港は、やっぱりいつもよりはだいぶ静かな空港でした。

こんな世界になるなんて、こんな日常になるなんて思いもせず、ステーキを頬張り、パンケーキを頬張り、アサイーボウルを頬張り、ハワイを満喫し、日本を心配しながらの帰国をしました。


その後、初期も初期のGO TOキャンペーンを利用し(コロナ対策を十分に意識し)、自分のルーツである東北地方の観光業を支援すべく、向かったその先に人生を変える看板に出会いました。

東北地方の都市から都市を車で走っている時、さほど山奥ではない国道沿いに、その看板は突如現れました。


(バーン!)「売地 1000坪800万円」(ドーン!)


何気なく視界に入ったその看板に強烈な衝撃を受けました。

「えっ、坪8,000円!?」文系を自認している僕が、富岳に勝る計算をした瞬間でした。

その旅の記憶は喜多方ラーメンと行く先々のお宿の徹底されたコロナウイルス対策とその看板です。

ハワイも東北も、ただ楽しいだけで高揚感だらけのいつもの旅行だったはずなのに、そんな旅ではありませんでした。



4月、5月、6月、7月、8月・・・・・。

コロナウイルスという制約があった時間の中、決して楽観はせず、自分にできる対策を徹底し、頭の中ではいろいろなことを考えました。

最終的に僕が考え続けたことは、「僕はこれからどうしたいのか?10年後20年後の未来はどうなっている?客観的に考えれば、今と変わらない仕事をしているだろう・・・、本当にそれでいいのか。」という自問自答を繰り返しました。

その中で、「新しい環境で、新しい経験を重ねたい。」という想いに辿り着きました。



9月、とうとう想いが弾けました。

「今の生活を大幅に変更をしよう!」

「雪が降らない所に引っ越ししよう!」

「海のそばで暮らそう!」

「自然の中で呼吸しよう!」

「家を売ろう!」

「コンパクトで便利な生活ではなく、不自由でも大きくて広い庭のある家で暮らそう!」

「毎日を充実した、面白くて、可笑しな毎日にしよう!」

「大変でも、忙しくても、経済的に裕福でなくても、イライラのない生活をしよう!」

「自分の為ではなく、他者に貢献しよう!」

という決断をしました。



好きなプロレスラーが言っていた、人生には4つのステージがあるという言葉。

1、「欲望」Riceワーク

自分の欲求を満たす為、あるいは生活の為に仕方なく働く状態。

2、「願望」Likeワーク

好きな事や願望の為、楽しい働き方を求める状態。

3、「貢献」Lifeワーク

人生の充実ややりがいを求めて働く状態。

4、「使命」Liteワーク

天より授かった使命を果たすべく働く状態。


コロナウイルスが僕の潜在的な意識に揺さぶりを与えた結果、やっと第3ステージの扉に辿り着きました。

すごく納得しています。



現在12月、着々と計画は進んでいます。

移住(引っ越し)についての詳しい話は近い将来にできたらいいなと思っています。




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北乃 扉
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