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自分の声をより大きく遠くへ響かせる拡声器としてテレビを使おうとする人の道具になるよりも、声にならない声に耳を傾ける社会の聴診器としての役割を果たすこと。
是枝裕和著「歩くような速さで」の
この一節を紹介したのは、
気鋭のジャーナリスト、
安田菜津紀さんだ
(先日の『ACROSS THE SKY』)。
ジャーナリズムの使命に絡めて
取り上げられたが、
声にならない声、
以前に
声に出さない思いは
より見え難くなった。
聴診器をもつ気概を失わずに、
聴診器をもった人を追いたい。
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