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8/23_今日も今日とて私は走る+私の原家族のこと

一昨日、久しぶりに大阪に住む父の妹と電話をした。
父の家系で、唯一存命かつ親族としてのつながりがある人。
幼いころは母親のいない私をすごく可愛がってくれたのを覚えているが、父の借金の問題で私までも疎遠になり、これまで連絡を取るのも躊躇せざるを得なかった。
だが父が早くに亡くなり、私が経済的に自立したことで少しずつ関係を縮めることができるようになり、昨日久しぶりに原家族の過去について教えてもらったというもの。
今日はまず、新たにわかった私の原家族について整理していきたい。

私の祖父母(父の両親)は過保護で甘やかして子どもを育てた

私は子どものころ、何よりも貧困に悩んでいたけれど、実は父が子どものころはお金の苦労はあまりしておらず、親がすべて面倒を見てくれていたことを知った。
父には、生後2週間で病気で亡くなった兄がいたそうで、実質的な長男として、跡取り息子として随分甘やかされて育ったらしい。
親が進学先や就職先に細かく口を出す、何か息子が問題を起こせば親が飛んで行って謝罪にいく、必死になって見合い相手を探すなどといった多くのエピソードを聞いた。

それは親(私の祖父母)の愛情の賜物なんだけれど、親が望むような良かれと思うような道に子どもを支配的に誘導をしていたにすぎない。昭和後期なんてそれが当たり前だったのだろうけど、親が一方的に敷いたレールを歩かせても必ずしもうまく行くとは限らない。息子(私の父)はそんな支配的な親に嫌気がさしていたのだそう。

父は浪人を経て、早稲田大学の教育学部に進学している。父は併願した文学部に行きたかったらしいが、教員にさせたかった祖父母は教育学部でないと学費を払わないといい、無理やり教育学部に入れたらしい。
父は二度結婚しているが、二回とも祖父母が地元の人を無理くり寄せ集めて、大々的な結婚式を挙げたらしい。
こんなエピソードも初めて聞いた。

父の思いと依存症

子どもの意志を尊重するのではなく、親の理想の子どもにするために愛情を注いでいたわけだから、父も生きづらさを抱えながら、寂しい思いもしたのだろう。
そんな不安定な生活だったから早稲田に進学をしても、すぐに学業を捨て、遊んでばかりの生活だったらしい。いろいろな問題を起こし、お金をも使い果たして、祖父母が東京に駆けつけていくことがよくあったらしい。

大学を中退してからも、親に仕事の斡旋をしてもらったり、元妻の実家の会社で世話になったりと紆余曲折が多かった。当時の不況も重なり、職を失ってからはギャンブル、たばこ、借金に浸かってしまい、私が中学生の頃からはもはや鬱になって抜け出せるような状況ではなかった。
それらに依存することでしか、生きることができなかったのだろう。
父も父なりに苦労をし、可哀想な人生を送った一人なんだということも、改めてよくわかった。

私に課された使命のこと

原家族の過去を振り返ると、私の家系は家族の間での愛情が欠けていたのではなく、家族関係の中でそれをうまく表現したり、活かしたりすることが十分にできていないのではないかと思った。
それは私にも着実に引き継がれていて、意図せず妻を支配したり、愛情をうまく伝えられなかったりということが生じている。

だが、私は35歳にして自分のそんな問題に気づき、原家族の問題にも気づくことができた。そしてこの問題を乗り越える方法を知り、それを実践し着実に変わることができている。
これは私の親を含め、先祖が誰もできなかったことなのだろう。

そんな私に課された使命は、先祖代々受け継がれ、食い止めることができなかった負の連鎖を私の代で食い止めること。
家族を思いやり、支配ではなく温かい楽しい家族を築くこと。それこそが私に課された使命なのだと感じている。
何よりも、大切な息子、娘のため。そしてパートナーである妻のため。忘れてはならないのが、私自身が幸せな人生を生きるため。
家族全員と楽しく、思いやりのある楽しい家庭を確かなものにすること。これが私の幸せな人生のスタートなのだと思う。

今日も今日とてわたしは走る

今日はお昼に新宿から高速バスに乗り、御殿場へ。そこからトヨタレンタカーの片道goでレンタカーを借りて、山中湖の湖畔を走ることに。
御殿場から山中湖までは車で30分ほど。あっという間に標高1,000mの高地へ。御殿場も涼しいけれど、山中湖まで上ると別世界の涼しさ。気温は16時で23度くらい。

山中湖を回る道はサイクリングロードとして整備されていて、アップダウンもほとんどなく、とても走りやすい。
標高1,000mの空気の薄さもあまり感じず、湖から吹く涼しい風を感じながらあっという間に15kmを走り切る。気温が低いからか、6′30/kmのペースで走っても心拍数が全然上がらない。

曇りがちで富士山は拝めなかったけれど、途中立ち止まり何枚かスマホでパシャリ。山中湖の北側にはこんなのどかな景色が広がる。
夏場に走るには最高の環境だった。

山中湖の北側のサイクリングロード
湖畔東側あたり
一生の思い出のランニング

御殿場までのバスが1,700円、レンタカーが24時間2,200円、帰りは山中湖→道志みち経由で相模原→国道246号で高速道路を使わずに、自宅まで下道で帰ったのでかなりの節約旅となった。

私は車で夜道を走るのが大好き。音楽など一切流さずに、誰にも邪魔されない一人の空間で、一人物思いにふける時間が何より落ち着く。
今は住んでいる場所柄、マイカーは持てないけれど、たまに安くレンタカーを借りて夜な夜な走るものよいものだなあと改めて感じた。

今日の振り返り、気づき

7月9日から始めた断酒生活も今日で46日目に突入
そろそろノンアルコールビールもやめて、炭酸水の比重を高めていこうと思う。

最後に、今日も子どもたちを一人で見てくれている奥さんにこの場を借りて感謝の気持ちを伝えたいと思います。本当にありがとう😊





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