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STAYART アイルランドへいく

[想いが泊まる]新しいバーチャル・アート体験  

移動に対して緩和が進みながらも社会的・心理的な制限がかけられている現状の世界。それは今後も少なからず継続されていくと予測されています。そして旅行者を受け入れるホテルもまた、従来の宿泊機能以外の存在意義を問われはじめています。また、来るべきAI社会における人間的要素として、アートはますます必要とされていくと思われます。その状況に対するひとつの可能性の提案が、我々のプロジェクトになります。


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ホテルなどの目的地においてアーティストが参加者から送られた持ち物(アバター)を媒介とした作品制作をおこなうことで、参加者それぞれがバーチャルな宿泊・旅行体験に加わります。これにより交通機関などによる直接移動とはまた別の、モノの移動と想い(意識)の投影を介した新しい旅や空間活用の可能性を提案したいと考えています。同時にこのプロジェクトを通して宿泊および観光業界の活性化、アーティスト活躍の場とネットワークの広がりの礎にしたいと考えています。


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昨年からはじまったSTAYARTプロジェクトも国内のホテルで計5回の開催を重ね、当初目標としていた海外でのプロジェクトがいよいよはじまります。開催はイギリス・ロンドンのさらに西の果て、神秘と伝承の国アイルランドを予定しています。


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アイルランドは日本とは大陸をまたいで対極の位置にあり、文学や土地に根ざした言い伝えが残るなど、民俗学的にも似かよった要素があります。アーサー王やケルト神話、日本人と結婚し「怪談」をはじめ数々の伝記小説を残したラフカディオ・ハーン(小泉八雲)もアイルランドの出身です。偶然にも私が育った松江市に八雲の自邸が残っています。

人間の精神や想像を扱う場所としてふさわしく、先のプロジェクトを介したご縁もあったことから、この地にて開催することになりました。


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アーティストは今年9月ホテル椿山荘東京で開催された[GATHER]に引き続きフォトグラファーのSinoになります。またアイルランド現地のコーディネーターをVMD・空間デザイナーのCherry Chiaki-Carey氏がつとめます。

https://instagram.com/sinophotogram

https://instagram.com/cherrycarey10


※実施時期は社会情勢など鑑み現在未定です。

ステイ・アート代表 深尾紀彦




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