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「えがおの駄菓子屋」運営してる君は誰?#4

おいおいおい!とんでもない未来じゃねーか!

※「えがおの駄菓子屋」運営してる君は誰#3の続きです。
まず介護業界のデータをガチガチに調べよう!
そう思って市町村、県、国レベルの人口動態、高齢化率、介護保険適用率、地域包括ケアシステム、自治体ごとの取り組みなどあらゆる数値、施策実例を調べて僕は初めて人口減少を「知る」から「理解」に変える事ができました。

簡単に言うとたった25〜30年後に3000万人減る人口は全て生産年齢人口って事です…..詳しくはこちら↓

https://www.soumu.go.jp/main_content/000273900.pdf

飲んで食って買って動いて稼いで払ってくれる人が3分の2になっちゃうよ?

って事です。効率化とかIT化とかそう言う事では何にも解決しない経済の
根幹の「欲」が3000万人分減るんです。
政治家も経済界も福祉業界もワイワイいってますがだ~れも具体案無し!
いゃ〜まいったまいった、お手上げじゃ!!!

困ってる銅像?

経験ある小売業の視点からも、もし上司に「なんで昨対で売上下がってんだ!」って言われたら100%逆ギレできる理由です。みんな、人口動態の詳細なグラフ用意したら上司はぐうの音も出ませんので、用意しましょう笑

僕がある程度会社で権限持ってたら海外事業フルベットですね。
反比例で人口爆発してるから。
ほら、考えてみて下さい!事業好調な日本の会社を。
こんな事ずっと前に見越して海外で爆儲けしてます。
でも、海外展開してる企業は2割に満たないので8割の企業さんは業績ダダ下がりの未来です。

売上だけの問題じゃないですよね?人材不足は会社から町内会に至るまでもうヤバい!
働く人が3分の2になるんですから…
死ぬほど無駄な事やめないと成り立たないのに、何もやめれない日本人の習性。
困ったなぁ〜、年金少なくなるだろうなぁ、税金高くなるだろうなぁ、困ったなあ…でも、俺その時爺さんだからどうしようもねぇなぁ。

ちょっと待て…この衰退し続ける時代の生産年齢人口って俺の子どもがバリバリ現役の時代じゃねーか!


子どもの寝顔見てる時に本気で思いました。

俺たちこの時代を子どもに渡すのか?

そう思った瞬間、とてつもない恥ずかしさと申し訳なさが込み上げてきました。
失われた30年とか言って、お爺ちゃん政治家に今の状況に文句言ってる俺たちの方が、より酷い時代を子どもに渡すじゃないですか!?

それからの僕は仕事が全く手につかなかった…

今やってる仕事が無駄だとは思わないけど、知ってしまった未来に対して何ら影響はない。
普通に働いて、生活して、年収上げようとして、歳取って、暇だ〜とか言いながら死ぬでしょう。
急激な人口減少で衰退する日本を子どもに残して…

じゃあどうしたらいいのか?

元々考えるとか好きなので悲観するだけでなく、どうしたら良いか考えました。

本当にずっとこんな感じで考えてました。

はっきりいって経済対策やらなんやらより、人口増やしたら大体経済は解決するもんです。

だから答えは、大鉈振るえない内閣総理大臣より強い大統領並みの権限もって日本人の母親全員子どもの数に応じてベーシックインカムだわ!
…無理でしょ?今から市会議員からスタートで奇跡的に偉くなる頃には僕は確実に老害でしょう。
そもそも政治家になれる器と思ってない笑

じゃあ、自分の手の届く範囲で何が出来るか?を考えてみました。
ポイントは三つ

1.比率も数も減らない高齢者が亡くなる直前まで元気で、何か生産的な仕事の役割を担う。
2.母親が子どもがいる事で労働に制限のかからず、家事の負担すら誰かが請け負ってあげれる地域社会。
3.子ども達が健やかで生き生きと成長する強い子になってもらい、日本を盛り上げてくれる事。

あくまでも僕の考えですが、極論ここに全集中すればいいんじゃないか?
高齢者が地域と子どもを見守り、それが生きがいとなり元気に過ごす。
母親は地域の人が居て、いつでも安心して子どもを留守番させられる場所がある。
親と先生以外の大人に触れ、話をする事で認知レベルの成長が促進され、大人になった時の糧になる。

そんな場所があれば、子ども産んでも安心だわ!
でも、公の施設でもない限りそんな場所に入るの二の足踏むよね?
高齢者サロン?いやいや高齢者しか来ない!
コミュニティ施設?正直なんのこっちゃ?
児童館?子供しか来ん!
支援センター?何とかサービス?これも正直入るのに心の壁がある。

そんな時、見たのが隣町にある駄菓子屋…これだ!

人口より先に衰退した思い出の駄菓子屋

駄菓子屋に心の壁ある人居ないし、子ども駄菓子大好きだし、最近無くなってるし、駄菓子屋の中に居場所作れば良いじゃん!居場所の中に駄菓子屋?いや、定義はどーでもよいから!

全世代に複合的なサービスや居場所がある駄菓子屋が日本中に有れば良い!

すげー!俺の問題解決の方程式すげー!
絶対地域の高齢者楽しく生きれるし、母親がガンガン頼ってくれたら子どもがいても全く問題ない!家事すらサポートするし!
そしたら、少しは子どもを産んでもいいと考える女性が増えてくれるかも。
子どもだっていろんな人と出会って成長した方が絶対大人になった時に違ってくるし!・・・・・まぁさて、お金の話をしようか・・・・
そして、計算の結果・・・

まったく食っていけないわ!(笑)

駄菓子屋すげー!家賃払う形態で始めたら絶対無理だわ!
多少は成り立つかと思ったけど全く無理!
やはり居場所は税金使った助成事業じゃないと無理か?
助成金・補助金もらったら事業形態に縛りも多いし、非営利でやれって言われたら俺のビジネス脳全く動かない・分からない泣!
そもそも非営利って何?非営利で三年後に自立できる事業化してくださいっよく助成金要綱に書いてるけど、ごめん意味が分からない!
これは無理だわ!庶民が手を出すもんじゃないね。
やめやめ!なんの利益もないわこっちわ!
でも・・・・絶対あったらいいのに、絶対誰もやらないよね、こんなの・・
・・・・誰もやらないよね・・・・

・・そして、無理って言葉嫌いなんだよね

そして、心の葛藤が始まります(笑)
本当に無理かな?
元小売業マネージャーとして本気で駄菓子屋やっても無理なのかな?
駄菓子の売上でMAXまでいって、他の形態の事業も同時にやって、
それでも寄付や支援が必要だから、そこはちゃんと地域や企業に訴えて、
それでも自立する居場所作りは無理か??
分かってるのは駄菓子の売上からの計算のみ、他の事なんてはっきり言って
こうなりたいです!って予想でしかない。
寄付なんて幾らか分からないし、企業がどれだけ応援してくれるかなんて全くの未知数。だってビジネスじゃないものね!
基本的に無理だね・・・
だからこそ、絶対誰もやらないよね?だって無理だもの・・
・・・・・・・・・考
・・・・否
・・・・・・・・・・・志
・・誰もやんないよなぁ・・普通に考えて無理だもんなぁ・・・
・・無理って言葉嫌いなんだよね・・・・やってみるか・・
1人の日本人として、親父として、こんなきっつい未来知りませんでした~で、子どもに渡す方が恥ずかしいわ!

こんな気持ちかもしれません(笑)

そうして僕は自己栄達の欲が消えた!

思い立ったらすぐ退職、保険金解約、準備できるお金を用意して
走り出しました!
2023年7月末に退職して、とにかく一気に走りました。
考えたら終わりです。だって基本的に負け戦ですから・・・
でも、今までの人生にない充実感とやってやるぜの気持ちが芽生ます。
稼がなくてはいけないのは、お金じゃなくて地域の幸福度。
達成したいのは、売上じゃなく日本の未来をより良くする事。
欲しいのはお金じゃなくて、多くの笑顔。
こんな燃え上がる仕事に会った事ないわ~!
なんか胡散臭い・・でもいつから日本は天下国家を語る事が恥ずかしい人種になってしまったんだ?

俺は堂々と衰退する日本の未来に抵抗したいと語ってやろう!

そうして僕は日本中を笑顔にしてやろう!の想いから
2023年12月4日
「えがおの駄菓子屋」をOPENします。

愛知県春日井市岩成台商店街にあります。
OPEN時に来てくれた子ども達
近所のお婆ちゃんとの出会い
宿題をしに来る子ども達
女の子もみんなで宿題だ
自作のお弁当もって土日に来る子ども達
体験講座も沢山
高齢者の方々も講座で楽しんでいます

今日、記事を書いている時点で二カ月がたちました。
毎日多くの子どもが来ます、高齢者の方々も常連さんが出来始めています。
本当に必要とされていると感じています。
「えがおの駄菓子屋」とかじゃない、居場所がです!
これから、もっともっと地域に日本に必要になると考えています。
絶対続けなくてはいけない!拡大しなくてはいけない!
その信念のみで今やってます(笑)



突然ですが、ここまでが「えがおの駄菓子屋」を始めるまでの僕の人生です。

そして、これからが本番です。
noteに今後の活動を継続して書けるような活動をしていきます。
もし、共感して頂けましたら何卒応援よろしくお願いします。

#4に至るまで、長々と駄文失礼いたしました!
そして、見て頂きありがとうございました!

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