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トレーニング、コンディショニングパフォーマンスアップを考える。

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最近の記事

集団行動の周りに合わせるメリットとデメリット

友人グループやチームスポーツ、会社のプロジェクトの中では様々な意見、行動がありそれに「合わせる」あるいは他者が決めた方向へ変化させるたりします。 このようは行動を「同調」と言います。 今回はこの「同調」について書きたいと思います。 ・同調を引き起こす原因①同調を引き起こすのは誰?? 例えば飲み会で同席した人たちが一杯目に「生ビール!」と頼むと「好きではないけど一杯目は・・・。」と同調して頼んでみたり、買い物にいった場面で店員さんに「この服はとても売れていますよ!」と言われ

    • 原因帰属から考える成長へのアプローチ

      我が子にはどんどん「ポジティブに成長して欲しい!」 私も常日頃からそう思って息子たちと向き合っています! 今回は成長の妨げになりうる思考について書きたいと思います。 心理学では「原因帰属」という言葉があります。 これは行動や特定の結果が生じる原因を推論するプロセスの事を言います。 推論する際に対象となる物が4つあります。 ・運 ・能力 ・努力 ・課題 「A君は運よくくじ引きで1等が当たった。」 「Bちゃんは顔が可愛いから皆から人気がある。」 「C君は毎日走ってるから

      • 自尊心について考える

        「自分の子供には胸を張って自信を持って過ごしてほしい」 親としてはこのような気持ちはいつも考えています。 「自信」とは自分の価値・能力を信じることです。 これに近い言葉で「自尊心」という言葉があります。 「自尊心」は自分自身が自分に与えている評価の事を言います。 自尊心が高い状態に保てて初めて自分の能力や価値に自信を持つことができるのです。 人は人との関わりの中で起こる様々な感情で自分の能力や価値を感じ取っています。 中でも「家族」「友達」といった存在は自己概念に大き

        • 子供たちの記憶について

          最近息子がバスケットボールをはじめそれをきっかけに指導をはじめることになりました。 今回は練習をしていく中で大事な「記憶」について書きたいと思います。 記憶とは経験を保持して再現する内容や行動の事です。 その記憶にはプロセスがあります。 1.符号化 2.貯蔵 3.検索 1.符号化 外部からの情報を自分で処理できるもに変換します。 2.貯蔵 符号化した情報を保持します。 3.検索 貯蔵した情報を思い出します。 子供たちの練習での行動に例えると、練習の内容においての

        集団行動の周りに合わせるメリットとデメリット

          感情と情動

          感情と情動は似ているような場面で使われているが異なる意味を持っています。 感情は言語で表現してもらえればわかるけど外部からは判断できない事。 情動は怒り、恐れ、悲しみ、喜びなどの強い感情を差していて行動、表情、自律神経に変化が現れる事を指します。 怒りや恐怖を感じる時はに交感神経が働きます。 逆に平静時やリラックスしている時はエネルギーを蓄えようと交感神経が働きます。 情動からなる2つの反応 情動を感じると緊急反応と固着反応という二つの反応が現れる場合があります。

          感情と情動

          体性神経について

          末梢神経系には自律神経系と体性神経系の2つに区分されます。 体性神経とは骨格筋をコントロールする神経です。 脳(中枢神経)から出た指令を元に手を動かしたり逆に熱いものを触った時に「熱いから危ない!」と」てを引っ込める時に働いたりします。 体性神経は心の影響を受けやすく嬉しいという感情は顔を笑顔にし、イライラすると眉間にシワがより身体に力が入ったりします。 顔面筋の交差支配と両側性支配について 末梢器官は交差支配を受けていて右目で見た情報は左運動野(左脳)で左目で見た情

          体性神経について

          自律神経の身体への影響

          ストレスを感じると交感神経が優位になり、リラックスしている時は副交感神経が優位になる。 こんな言葉は誰しもが一度は聞いたことがあると思います。 末梢神経(自律神経系が含まれます)は環境の変化、心理の影響を受けやすくその機能は内臓器官の調整を役割にしています。 例えば、たくさんの人の前に出ると心臓がドキドキして額に汗が滲み出てくる。 こんな場面に直面した事はないでしょうか。 これは交感神経の働きによるものです。 この場面において「大勢の人の前に立つ」という行動はストレ

          自律神経の身体への影響

          脳と神経

          神経系には大きく分けて二つある。 ・中枢神経→主に脳と脊髄からなり情報を処理し指令を出す。 ・末梢神経→中枢神経以外のもの。情報を伝える。 中枢神経は脳と脊髄からなる。 脊髄の働きは末梢神経との連絡通路のようなもので脳が処理した情報を末梢に伝える「遠心神経」と逆に末梢から得た情報を脳に伝える「求心神経」がある。 脳は大脳・間脳・脳幹・小脳の4つに区分される。 ・大脳は運動感覚の結合と知覚・記憶・判断をして行動に移す働きを担っている。 ・間脳は視床・視床下部からな

          脳と神経

          子供の勉強指導について

          ・「最低限周りと同じ位勉強できるようになるなってほしい」 ・「自分で机に向かうよになって欲しい」 ・「集中して取り組んで欲しい」 親なら誰しもが抱く「なって欲しい」という願望。 私も長男に対して強く上記のような「願望」を持っています。 しかしこれはあくまで私の願望であり彼自身が持っている“それ“ではないということを考えなければいけません。 学習心理学に「生得行動」という言葉があります。 生き物が生まれた時から持っているもので、ある刺激に対して必ず行動してしまうことを言

          子供の勉強指導について

          聴力の重要性

          人は感覚の中で一番頼ってしまうのは視力である。 そんな視力が認識できる範囲はせいぜい170°前後で身体に対して正面側になる。 対して聴力は360°の感覚がある。 後から人が近づいてくる足音に気づいて振り向いた経験は誰しもがあるように聴力はどの辺で音が発生したのかを感覚で理解する事ができる。 更に目には見えない遠くの範囲の音を聞いてある程度の距離を把握したり、音の音色でどんな対象物なのかもわかる。 しかし聴力は視力の感覚よりも重要視されず機能として低下している人も少な

          聴力の重要性

          視力の重要性

          利き腕、利き足があるように目にも利き目が存在する。 この影響は自分が知らない間に日常生活から起きている。  利き手、利き足同様に利き目もそうでない方と比べて動かしやすく感覚が良い。  それによって「そちら側」を自然によく使うのだ 例えば学生時代に 「席替えをした後成績が悪くなった」 こんな経験をした事がないであろうか。 例えば利き目が左側の子が廊下側(右)ではなく、窓際(左)に席替えしたとしよう。 利き目側は先述した通り感覚が良い。 窓の外で起きている事が周辺視

          視力の重要性