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聴力の重要性
人は感覚の中で一番頼ってしまうのは視力である。
そんな視力が認識できる範囲はせいぜい170°前後で身体に対して正面側になる。
対して聴力は360°の感覚がある。
後から人が近づいてくる足音に気づいて振り向いた経験は誰しもがあるように聴力はどの辺で音が発生したのかを感覚で理解する事ができる。
更に目には見えない遠くの範囲の音を聞いてある程度の距離を把握したり、音の音色でどんな対象物なのかもわかる。
しかし聴力は視力の感覚よりも重要視されず機能として低下している人も少なくはない。
チームスポーツにおいて聴力をしっかり発揮する事ができれば後ろの仲間からの声掛けに対して距離感を理解する事ができ、しっかりとした対処が出来ることもあるだろう。
ディフェンスに囲まれている場面や体勢を崩してしまって視野の確保ができない場面で「へい!」と聞こえればある程度の位置にパスができるかもしれない。
視野が広い選手というのは何も「視る」事だけが全てではないのかも知れない。
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