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子供たちの記憶について

最近息子がバスケットボールをはじめそれをきっかけに指導をはじめることになりました。

今回は練習をしていく中で大事な「記憶」について書きたいと思います。

記憶とは経験を保持して再現する内容や行動の事です。
その記憶にはプロセスがあります。

1.符号化
2.貯蔵
3.検索


1.符号化
外部からの情報を自分で処理できるもに変換します。

2.貯蔵
符号化した情報を保持します。

3.検索
貯蔵した情報を思い出します。

子供たちの練習での行動に例えると、練習の内容においての処理の仕方がそれぞれ違う場合があるという事がここからわかります。
ボールを投げるという運動においてもその子にとってはおもいっきり投げるは「手首を捻る」という意識が強い子がいるかも知れません。
次に繋げる練習からどういう感覚を学んでほしいかを考察してその練習に向き合うアプローチをしてあげるだけで身につける感覚は統一できる可能性があります。


記憶のモデル

人間の記憶にはいくつかの種類分けがされています。

・感覚記憶
・短期記憶
・長期記憶


感覚記憶
視覚、聴覚、触覚などで符号化されない情報保持。
数秒で忘れてしまう。

短期記憶
感覚記憶の中で注意を引いた物が保持される。
数秒〜数十秒保持されるが何もしないと忘れる。

長期記憶
世間一般でいる「記憶」のこと。
短期記憶を反復(リハーサル)することで忘れないで努力している状態。

これが「毎日練習しよ!」の理由です。
人はみんな忘れる事が前提になっています。

それを反復することで一歩ずつできる事を増やしていけるのです。
スポーツは五感刺激が多いので覚えが早い子も多いと思います。

しかし覚えが遅い子でも何かしらが成長して一つ一つ記憶をしてる分けです。
そういった子は特に「反復」によって体に定着した動きが発揮されメンタル的にも前向きに楽しむことができるはずです。

私はこの反復を色々なアプローチで飽きさせず子供達に取り組んでもらおうと思います。なぜなら私の時代の反復は辛さしかなかったので・・・。

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