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感情と情動

感情と情動は似ているような場面で使われているが異なる意味を持っています。

感情は言語で表現してもらえればわかるけど外部からは判断できない事。

情動は怒り、恐れ、悲しみ、喜びなどの強い感情を差していて行動、表情、自律神経に変化が現れる事を指します。

怒りや恐怖を感じる時はに交感神経が働きます。
逆に平静時やリラックスしている時はエネルギーを蓄えようと交感神経が働きます。

情動からなる2つの反応


情動を感じると緊急反応と固着反応という二つの反応が現れる場合があります。

緊急反応は強いストレスを感じた場合そこから逃げる為、あるいは闘う為に交感神経を優位にさせて心拍を上昇することで骨格筋に血液を巡らせその為のエネルギー配分を行う反応です。

逆に固着反応とは対応できないような強い刺激を感じた時行動が制御される反応です。身体の中では次の行動の為にエネルギーを蓄えようと副交感神経が働きます。

感情は体から来るのか頭から来るのか

心理学の中では末梢起源説と中枢起源説というものがあります。

「人は悲しいから泣くのではなく、泣いたから悲しくなったのだ」という説が末梢起源説です。何かを感じる時はその反応が起こるから情動に変化が起きたという説になります。

逆に「蛇が怖くて動けなくなった」のように視床で認知した物により情動に変化が起こり末梢神経を動かしたというのが中枢起源説です。


感情を理解して情動をコントロールしていく

これらの心理学を生かして情動をコントロールすることができます。
例えば暑い日はイライラするという情動を感じた時、「今日はイライラする」のは「暑いから」なのか「イライラするものが何かあるのか」を認知する事が大事になります。

体を冷やすことでイライラが解決するかもしれないし、イライラを感じる時に暑い場所を避ければ心が落ち着くかもしれません。

また苦手なものや怖いものに直面した時も同様に「身体が過度にこわばってしまって怖いと感じる」ている場合もあります「身体の力を抜いてリラックスしてみよう」というコントロールをすることで感情を理解して情動をコントロールする事が可能になります。


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