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子供の勉強指導について

・「最低限周りと同じ位勉強できるようになるなってほしい」
・「自分で机に向かうよになって欲しい」
・「集中して取り組んで欲しい」

親なら誰しもが抱く「なって欲しい」という願望。

私も長男に対して強く上記のような「願望」を持っています。

しかしこれはあくまで私の願望であり彼自身が持っている“それ“ではないということを考えなければいけません。

学習心理学に「生得行動」という言葉があります。
生き物が生まれた時から持っているもので、ある刺激に対して必ず行動してしまうことを言います。

・虫が光に集まる
・リスが食べ切れない餌を土に埋める
・犬が食べ物を見て涎を垂らす
・赤ちゃんが乳首に吸いつく
etc…

これらは全て生き物の本能みたいなものであるがその中には

・机に座る
・字を書く
・本を読む

などのものは存在しません。
そこには上記をすることで得られる報酬が必要になってきます。

私も経験がある勉強時に「あれをしなさい」「集中しなさい」「字はキレイに」
と注意することは勉強している当人にとっては嫌悪刺激になり人間はそれを避ける為に
逃避を行い危険から身を守ろうという考えに至る傾向があります。

子供の時期に勉強に対しての報酬をいかに与えてあげるのかがそれに対して壁を作らない方法の一つになってきます。

子供にとって1番身近な報酬は「親に褒められる」ことです。

子供によくなってもらう為に教育をしなくてはと真面目に考えるがあまりここを厳かにしてしますとかえって逆効果になってきます。

褒めて伸ばすという言葉はこういう所から来ているのでしょう。

実際我が家では絶賛勉強嫌いになっています。。。

子供がとった行動に対して褒めるという心理的報酬を今一度考え直そうと自分でも思っております。



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