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続スマートホーム化、ぐうたら人間化

私は学生時代からしょっちゅう傘と定期券をなくすことで有名(家族内で相当)で、大阪駅の阪急電車内の忘れ物が全て集まる忘れ物センターに足繁く通い、忘れ物センターの電話番号のメモを財布に入れて通学していた時代があった。
忘れ物センターの人に「また来たの?」と言われたこともある。
そして意外と見つかるから忘れ物センターは侮れないし、大阪人の民度も意外と高い。
もしくは私の持ち物に価値はないと思われがちなのか。
とは言えあまりに繰り返すため、傘はもう持たない主義になったし、定期は1ヶ月ずつしか買ってはいけないルールとなり今も守っている。

そして、家の中ではリモコンとはさみとヘアゴムをよくなくす。
その代わりあちこちから10円玉が出てくる。
誰かが10円で私の私物を買い取って持って行っているのだろうか、謎だ。
職場でリュックをガサゴソしていたらリュックの中からリモコンが出てくることもあったりなんかして、座敷童にいたずらされることがよくあり困ったものである。
物がよく壊れてしまうのも別の妖怪のせいだと思うのでそれはまた別の機会に触れるとして、続いての我が家のスマートホーム化として、家の中のあらゆるリモコンをすべて意図的になくしてしまいiphone1つに集約すること、ついでに、家に着く少し前にお風呂を追い焚きスイッチを物理的に押すことを計画し、それがうまくいったので報告をしたい。
という訳でスマートホーム化第二弾!


iphone自体をなくすとゲームオーバーという説があるが、それに関してはバックアップや別の代替方法を調べてクリアできたし、これだけは絶対なくしたらいけないという物が1つに絞られると、意外と大丈夫だったりもする。

寝室のスマートホーム化も順調で、iphoneとamazonのecho dotと連携させたので、今や恥ずかしげもなく「アレクサ、電気毛布つけて」「アレクサ電気消して」と命令してスイッチのオンオフを操っている。
仕事のある日は命令せずとも毎朝8時7分に強制的に煌々と電気がつく。
祝日にオフするのを忘れていて、朝5時過ぎに寝たのに8時7分に電気がついて「えー!アレクサ、電気消して、もう!今日休みやし!」とアレクサにぶちぎれたりしたがそれ以外は順調である。
余談だが、アレクサで1番好きなのが、ささやき声で聞いたらささやき声で答えてくれるところ。夜中に目が覚めてしまって、目を閉じたまま小声のささやき声で「アレクサ今何時?」と聞くと、「3:55です…」とささやいて教えてくれるのが地味に役立つ。これだけでも1980円の価値があったと思っている。



続いて、リビングのテレビ、加湿器(夏は扇風機になる予定)のスイッチと、風呂場にある指で押すタイプの追い炊きと給湯スイッチを物理的に押してもらうシステムを導入し、それをiphoneとアレクサで操ることにした。

まず、寝室はtapoちゃんで統一したが、リビングとお風呂はswitch botというメーカーのスマートホーム学習リモコンとswitch bot botを買ってみた。変な名前。



学習リモコンとは、白くて四角い物体で、まず最初にリビングにある各リモコンを持ってそれに向けてピっとして赤外線で登録していく。
そうやって色んなリモコンを白い四角い物体が記憶していくと、白い四角い物体がすべてのリモコン代わりとなり、iphoneにアプリを入れれば、その白い物体を操ることでありとあらゆるリモコンになるというもの。
赤外線で動かせるタイプのリモコンは大体いけるらしいので、ボルンバのリモコンも登録した。
エアコンもテレビも型が古くて学習リモコン側がちゃんと認識してもらえず、オリジナルにカスタムしないといけなかったが、それでも何とか登録はできた。
なので、家にいる時は、「アレクサ、暖房26℃入れて」と言えばアレクサが学習リモコンに命令してエアコンのスイッチが入るし、寝室のベッドの中から「アレクサ、リビングの暖房28℃つけて」と頼んで部屋を温めておいてもらうこともできる。真冬は本当に助かった。
家に帰る直前にiphoneで暖房のスイッチを入れておくこともやろうと思えばできる。そこまで寒い地域ではないのでそういった使い方はしていないが、消し忘れたスイッチを出先で消すことができるからそれはとても助かるのである。

テレビに関しては、録画したものを再生したりと、どのみちテレビのリモコンを操作しないといけないので、登録したもののあまり意味はなかったし、ボルンバも毎日13時半にタイマーをしているのでクスクスを部屋中にひっくり返した時くらいしかアレクサ経由で動かしてはいない。
便利になってもそんなに意味がないことと、とても助かることと色々あるのだなと学んだ。
それよりなにより、一番役立つのは、間違いなくお風呂のスイッチである。
我が家のお風呂の給湯システムは、よくあるスイッチ式のもので、お風呂場まで行って自動給湯と追い焚きのスイッチを指で押さないといけない。
これ自体それほど苦でもなく当然のこととして行ってきたのだが、このスイッチを遠隔操作できたとしたら、そんなに便利なことはないなあとウキウキしてきた。
スマートホーム、スマート風呂導入や!と言っても、風呂場のスイッチに関しては物凄く原始的な方法だった。

botを両面テープでペタッと貼って、iphoneでスイッチを押したり、「アレクサ、お風呂いれて」と言えばジーーっと音がして指みたいなパーツが出てきてポチっとスイッチを押す仕組みなのである。(マステの貼り方が雑)


ラジコンのようで笑った。
最初のうちは、嬉しくてわざわざ風呂場の前まで行って、iphoneでスイッチを押してbotが動くのを眺めて楽しんでいた。
だが、そのうち飽きて、ちゃんと遠隔でスイッチを押すようになり、今や、仕事帰りに職場の最寄り駅で電車を待つ間にお風呂のスイッチを入れて、帰宅したらちょうどお風呂が沸いているという時短ルーティンが出来上がったのである。最高。
私はとにかく効率的に時間を短縮して早く寝たい人間なので、プライベート時間におけるしょうもない時間の短縮は、ちょびっとであろうとできればかなり満足してしまう習性がある。
そんなわけで、スマートホーム化のリビング・お風呂バージョンは大成功だ。

リモコンをすべてなくすことはできなかったが、QOLが爆上がりした気がする。
言い方を変えれば、ソファーでゴロゴロしたまま、必要な動き(お風呂のスイッチを入れにいくとか、リモコンをとってエアコンの強さを変えるとか)を削減して、ぐうたら人間度がヒートアップしたとも言う。
ボルンバも頑張って動いてくれているし、これくらいのぐうたらは許されるくらい、日々がむしゃらに働いているもんね。
とか思いつつ。
今日もソファーで横になりながらポテチとチョコレートを食べている。
間食の時間がたっぷりとれるようになってしまった。
意図的に動く時間を増やさなければ悲劇が待っている気がして仕方ないが、私は瞬間瞬間を生きている。
来るべき時がきたらダイエットはできるはずだと信じて今日も横になりながら、アレクサに頼んで風呂を沸かしたり、spotifyでボリウッドミュージックをかけてもらったりしている。
ありがとうアレクサ。

(2月の無駄使いその2は、2個目のアレクサを買ったこと。)


人生が変わったボルンバはこちら

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