見出し画像

旅に出て1ヶ月で見えてきたこと。世界ではなくて自分の中と外の話。

どうでもいいことや、しょうもないことを今の気持ちとして今書きたくなったので、ここに思い浮かんだまま今書こうと思う。

旅に出て1ヶ月が経った。
いつもやってくる生理前のPMSの鬱が、体調不良とすごいタッグを組んで本体の私を攻めてきたので、かなり心が折れそうになった。
その時に思ったことはかなりネガティヴなことばかりだった。

私は長旅には向いてなかったのではないかということ。
そして、退職したことは間違えていたのではないかということ。
今までのような3週間の旅を年に1,2回することでバランスが取れていたのだから、それで良かったのに、コロナ禍になってそれが奪われたから無茶な道を選んでしまったけれど、それは自分に合っていなかったのではないか。
インドに行っても今の私じゃ耐えられないと思う。インドを嫌いになるかもしれない。
いったん帰ろうかな。

まあ、いろんなネガティヴなことを考えた。
そもそも私の生理前はそんなもんである。
これまでも、消えたくなる時もあるし、理由もなく泣きたくなることもあるし、別れ話を切り出すのは大体生理前だから、私と付き合う人は生理周期の把握は必須である。

いつもはそろそろ例のPMS野郎が来るなと心の準備もできるから、何とか耐えられているのに、私としたことが、久しぶりの海外旅でさっさと暦も曜日も忘れ去ってしまい、妊娠のこととかも心配しなくていいお年頃と状況ゆえ、生理周期を全く考えていなかった。
鬱の正体が分からないまま苦しみ、そして、胃が痛くて頭が痛くて腰が痛くて、これはもしやとトイレに行ったらおしるしがきた。
45年以上女をやってきて、まだ生理やホルモンに振り回されて生きていることを痛感しほとほと嫌になったが、生理が来た瞬間に、すーーっと嘘のようにもやが晴れたのである。
The 鬱の終了。

もちろん少し咳や喉の痛み、口内炎は残ってはいるが、気持ちの面のどんよりした真っ黒なものが、すーーっと。すすすーーっと。
生理痛はもちろんいつものように酷い。
だけど、これはいつもの生理痛だと分かって受け止めているから通常運転。
あのネガティヴの正体はホルモン野郎だったのかと分かったら、大袈裟に聞こえるかもしれないが、急にまた、世界が輝き出した。

インドに行く準備をしなくては。
バンコクに戻ろう。
今月からインド入国にPCRをしないといけなくなったから探さなきゃ。
シャールクの新作映画をインドの映画館で観よう。それがまず最初のインドでのミッションだ。

どうなってるんだ私。
不安定過ぎるだろう。
少し立ち止まって、鬱期に浮かんだネガティヴな考えを整理し始めた。
長旅に向かないかもということについては、今の自分がやってみなきゃ向いてるか向いていないかはまだ分からない。
体力も衰えているし、体調を崩しやすいからそこだけ少し注意していかないといけない。
体調不良の症状の中でも、夜に咳き込むのが慢性的な睡眠不足になっていて、私にとって致命的だった。
寝不足への恐怖感が、私を狂わせた。
やはり私はたくさん寝ないといけない。
これからもどんどん隙あれば寝ていこうと思う。
仕事を辞めたことへの後悔は仕方ない。
自分で決めたし、あのまま続けていた方がもっと落ち込んだり不安定になったり、イライラしたりしていたはずだから、これで良かったと思う。
それにいつでも戻っておいでと言ってもらえているから、海外旅で厚かましさに輪をかけれたら、厚かましく戻ったっていいやとすら思う。

3週間の旅が自分に合っていたとするならば、3週間に一度旅をリセットするようなことをすればいいかもしれない。
今回は体調を崩して、旅先で初の日本料理屋に食べに行くということをした。
しかもウドンターニーという町でうどんを食べるなどというしょうもないことをした。
唐揚げカレーライスとか味噌汁とか、帰国したら食べたいものをここで挟んだ。
気持ちを上げるために予算度外視で、日本料理の店を選んで食べた。
そして割といい個室の宿で静養した。
諸々の出費は毎日大幅に予算を超えたが、まあ日本に帰国するよりも安いしいいやと思うことにした。

40代後半で長旅をするには、こうやって、自分で自分のフィジカルとメンタル両方のコントロールを、若い時よりも丁寧にやっていく必要があることがわかった。
セルフコントロール費に20万円ほど予算を新たに設けないといけなくなった。

あとダサいネイルもいけない。
ジェルネイルに挑戦したというのはなかなか楽しくて気分転換になったが、好みではない爪で1ヶ月生きるのはそれなりにストレスだから、2週間でオフしてもらった。

自分が心地いいことを選ぶ。

これだけを考えて生きる生活に専念したい。
宿も、安過ぎると、お金を節約できたぞと嬉しくはなるが、寝床が安心できる環境じゃないと小さなストレスが積み上がっていく気がする。
シャワーが弱いことやぬるいこと、何ならトイレがあまり綺麗ではないこととかも自分にとっては割とどうでもよかった。滞在時間が短いからストレスを感じる割合が低い。オーナーのキャラとかタオルの有無とか、静かさとかもどうでも良い。耳栓あるしタオルも持ってるし。
枕も、ネックピローだけど枕にもなるやつを持ってきているからそれもいいとして、シルクの防虫シーツもあるけれど、やはり清潔なベッド周りと、においが一番自分の中で大きいポイントになっていることが分かった。
におい。
無印のポータブルアロマディフューザーとアロマオイルを持ってきて正解である。
私は鼻が効きすぎるので、何となくこもった臭いとか、変な雰囲気とか、ちょっとでもヤバい時はとにかく焚きまくる。頭回りを自分のお気に入りの匂いにしなくては。
昔はもっと無頓着だったが、やはり安心して眠りたい。
私の独断だが、安い宿だとにおいが良くない傾向がある。睡眠最優先で、宿は少し高くても目をつぶることにした。

金銭面で目を瞑りすぎているから、一年の長旅も難しくなるかもしれないが、それももうどうでもいいなという境地に達した。
旅の期間は置いておいて、心地よさ最優先でいく。



あと寝る前にダイアンのラジオを聴いたり、荷造りの時は有吉や東野のラジオを聴いたり、
毎週バカリズム脚本のドラマ「ブラッシュアップライフ」を楽しみにして、これまでと変わらずアメトークとかりそめ天国は見る。
そのために、夜は早めに自分のベッドに戻る。
この辺のルーティンは、できつつあるのでOK。
スクワットを毎日するというのは2日目で終わっているけれど、順調に痩せてはいると思うし、毎日よく歩いているから省略。
あとは、何だろう。
歯を磨く前にダラダラ横になってると、磨くのが嫌になるから先に磨いておけば良かったとか、大阪での生活と同じことを毎晩思っている。
そして、もう必要ないと思ってやめていたルナルナに久々に再登録した。次からはルナルナにやばい時期を教えてもらおう。妊娠ではなく精神がやばい時期。
それから、喉をいたわるためには、むしろ外を歩く時と寝る時にマスクをしはじめたし、スーパーでチューブのハチミツを買った。
ハチミツは65度以上のお湯に溶かすといけないと学んだから、お湯を半分、水を半分にして、ハチミツをたっぷりゲバラマグに入れて枕元に置いて時々飲むとか。

このポーチには一度着たけどまだ洗えていない服、このポーチには体を労るグッズなど、自分でルールを決めて、自分でも覚えられるようになり、それを守れるようになってきたから、荷造りや、ものを探す回数も時間も減ってきた。これからもちゃんと自分のルールを守っていきたい。

家族と友達への生存報告用にだけ適当に投稿しているインスタのストーリーも、家族と友達以外の人が見るようになってきて、親しい友達のみへの投稿をする手間が増えて面倒くさくなってきたが、一人一人に同じ内容をLINEで送るよりはマシなので適当に続けられている。
特にしめちゃんが見てくれていて安心する。実は、しめちゃんが私がルアンパバーンに着いた日にある病気が判明して手術とかそういう話が出ていて、電話で話したのだが、とても心配である。
命に別条はないが、しめちゃんも気持ちがだいぶ落ちていて、心配だけど遠くて一緒にいてあげられないことも悲しかったし、しめちゃんが私に気を遣ってしんどいLINEを送るのを控えてると言ったことも、しめちゃんらしくて悲しい。なのでインスタは、しめちゃんの生存確認にもなっている。

noteは、旅に出る前と同じく、時間のある時にまとめ書きして、ものすごいスピードで一気に3つくらい書いていて、時々書かない日があるけど、ストックはあるから順番に毎日投稿している。
どうしても実際の旅とタイムラグができてしまうのが何だか嫌だなあという気もしている。これからもっとタイムラグが開くのかと思うとどうしたものかなと、ちょっと思ってはいる。なんせ、気持ちが変わりやすい人間なので、先週はそう思ってたけど、今はそう思ってない、ってことがよくあるから困る。まあ、そのまま書けばいいか。
なのでこうやって時々、その時の気持ちを書いたnoteをまた勢いで書いて挟んで投稿したりしている。

などなど。
しょうもないけど、自分の中の旅でのルーティンが仕上がってきている。

体調が悪い時は飴ちゃんも手に入らないし、野犬には追いかけられるし踏んだり蹴ったりだったが、生理が来て鬱が終わった途端、世界がまた輝き始めて、行きたかった場所にもスムーズに行けて、不思議なことに旅もまた順調に転がり始めた。
「良かったら乗せてあげようか?」という人が、行きも帰りも現れたおかげで、片道1時間歩く山道をバイクと車でスイスイ行けたり、野犬3匹に吠えられて以降、犬がいそうな道ではカメラ用のミニ三脚を最大限に伸ばして片手に持って、犬が来たら振り回して追い払うという武器と技を手に入れた。
バスを待っていたら30分過ぎても来なくて途方に暮れていたら、また親切な人の車に乗せてもらって、親指も立てない、手書きの行き先の紙すら持たないヒッチハイカーのような旅をしている。
上手くいき過ぎてるからまた落とし穴に落ちそうで怖い、と思っていたら、お気に入りのインドで買って長年着ている白のチュニックを、ウドンターニーの宿に置き忘れていたことに気づいた。
気づいたのはもうバンコクまで戻ってきてしまってからのこと。

ああ。

心が挫けそうになった。
やっぱり落とし穴はある。
旅で少ない服を着回している今、お気に入りの服をなくすことほど悲しいことはない。
ああ。
なんで私はあそこに吊るしたままにしておいたのか。
でも、鬱には落ちない。
とりあえず眠って、バンコクかインドでまた可愛いのを買おう。
特別予算をつけよう。

この服、可愛かったのに。あーあ。



チェックアウトが早朝でも、ヘッドライトをして必ず身の回り全て、忘れ物がないか確認すること。
あと、もう手遅れだが、足の甲にも日焼け止めは塗るべし。
私の旅は、こんな感じで、トライアンドエラーの繰り返し。

お疲れ様、私。

2022/12/22
2023/1/20!焦げた!

この記事が参加している募集

#朝のルーティーン

15,826件

#今こんな気分

74,584件

サポートしていただければ、世界多分一周の旅でいつもよりもちょっといいものを食べるのに使わせていただきます。そしてその日のことをここで綴って、世界のどこかからみなさんに向けて、少しの笑いを提供する予定です。