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キャンプ飯の最終形態クリームシチュードリア
ソロキャンプ飯のフィナーレを飾るべく前室(またの名をキッチンスタジアム)に腰を据えた。
今回のソロキャンプの荷物は過去最軽量となっているが、その理由は、あまりひねりのないキャンプ飯のメニュー構成にあるかもしれない。
カレーを大量に作ったら3日と言わず1週間連続でカレーを食べ続けるのをいとわない、というかむしろ大喜びでそうしているタイプの私なので、今回はプチェロを大量に作ってキャンプの間中、食べ続けようと思っていた。
朝もスープ感覚で少しプチェロをいただき、2回目の朝ごはんをプチェロ第2形態へと進化させることにした。
キキララのプチ袋に持ってきていたクリームシチューの粉を取り出す。
コラカオを飲んで少し残した牛乳もある。
半分残してタッパーに入れていた野菜たちを追加し、そちらを混ぜてクリームシチューに変化させることにした。
わりとしっかり味の付いていてショートパスタも入っているプチェロに思いっきりシチューの粉をin。
間違いなく味の濃い美味しいシチューになりそうな気配が匂いとなって漂ってくる。
牛乳を入れて、ポコポコ沸いたら完成。
プチェロの第二形態、ショートパスタ入りクリームシチューの出来上がりである。
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しっかりした濃い味わいがとっても私好みで最高。
取っておいた具が予想以上に多くて食べきれずに残ってしまったので、昼ごはんもこれにしよう。
朝ごはんを食べながら昼ごはんのことを考えるという、先を見据えた私のプランニング能力の高さに惚れ惚れしながら2回目の朝ごはんの終了。
2回目の朝ごはんの後は、テントの中を片付けて、荷造りを少しずつ進めていく。
プレイリストはシガーロスとノラ・ジョーンズとブルーノ・マーズをMIX。
今年の夏から秋に来日し大阪でライブをしてくれたというのに見に行けなかったアーティスト縛りである。
これでも、世界多分一周旅に備えて、行きたいライブやら何やらを我慢に我慢を重ねた今年であった。
セットリストを調べて歌ってくれた曲をプレイリストにしてあるので擬似ライブを楽しむ。
これがまた、朝の琵琶湖になかなか合うプレイリストであった。
さて。
ランチタイム到来。
朝が遅いのでランチタイムはすぐにやってくる。
実はノラ・ジョーンズを聞きながらちゃっかり米を0.5合炊いていた私。ぬかりはない。
ごはんと、ちょっとだけ持ってきたとろけるチーズと、プチェロからクリームシチューに進化したもの。
こちらをドッキングさせて、最終形態はシチュードリアにしてしまうという作戦。
やっぱり米が欲しい私なのである
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炊けた0.5合のごはんの上に、温めたシチューをかけて、とろけるチーズをパラパラとかける。
メスティンの蓋をして煮込みながら温めていたがなかなかチーズがとろけないので、ライターの火を近づけてみたりしたのだが、もちろん火力が弱すぎた。
バーナーが要るな。
次のソロキャンプでは新しいギアをお迎えることになりそうだ。
今回はバーナーがないので、メスティンの蓋にチーズだけを乗せて、火にかけてとろけたタイミングでラクレット風にシチューの上に乗せることにした。
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焦げ目がチーズの表面につかないのは残念だし、一方でメスティンの蓋にこびりついたチーズが焦げたのが残念の極みであったが、それは仕方ない。
苦肉の策でとろけるチーズをonして最終形態、シン・プチェロとでも言っていい、
クリームシチュードリアの完成!
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ちなみにこの方法だと後から追いチーズとして足すことができたから、それもまた良し。チーズがとろけている食べ物の中に未だかつて美味しくなかったものは食べたことがない。何なのだ、この絶対の信頼感。
ちゃんととろけてたし、米も美味いし味の濃い元プチェロのシチューも最高。
この方法にて、すべての食材を使い切って保冷バッグを空っぽにした。
天才的采配。
我こそがミスSDGs、フードロス撲滅運動の主である。
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ハロウィン、ポチり
食後には極上はちみつ紅茶とリンゴとカボチャのパンをほおばって、ハロウィン気分も満喫。
米にショートパスタ、ジャガイモがゴロゴロ、それからパンも食べるって、炭水化物…とか言うのは無しで。
関係ないよ、食べたいものを食べたいだけ食べたい時に食べたいから。
ソロキャンプってそれが許される時間のはず。
いや、いつも自分にそういったことを許しているから体重が落ちないわけだが、まあいい。
自分をたらふく甘やかせて、食べて、ゴロゴロして、音楽を聴いて、ウトウトして、本を読んで。
時間の流れがゆったりしているのは、シガーロスのせいだろうか、琵琶湖のせいだろうか。
いつまでもここにいたくなってしまう。
しかし、なんとなく気になる黒い雲が見えるから、そろそろ帰らねば。
テントをたたむことにした。
続く…
次がフィナーレです。
#史上最高キャンプ2022 でまとめています。
サポートしていただければ、世界多分一周の旅でいつもよりもちょっといいものを食べるのに使わせていただきます。そしてその日のことをここで綴って、世界のどこかからみなさんに向けて、少しの笑いを提供する予定です。