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多様性〜人と森のサスティナブルな関係

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2021年出版『多様性〜人と森のサスティナブルな関係』に関する記事や書評を集めています。
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2022年5月の記事一覧

川上と川下をつなぐ吉野のコーディネーター「阪口製材所」 ––集成材部門を辞めて原点回帰!

川上と川下をつなぐ吉野のコーディネーター「阪口製材所」 ––集成材部門を辞めて原点回帰!

今年はじめ、FBでつながっている吉野の阪口製材所の阪口勝行氏から、自身が運営されている団体で発行された新刊『憧れの吉野材で建てる家2021関西版』を、わざわざドイツまで送っていただいた。私は年度末締めの仕事を抱えていたので、読んで感想を書けるのは春以降です、と断りを入れていた。もう春も終わり、夏が始まろうとしている今、やっと少し余裕ができたので、今日の午後、ベランダで日光浴をしながら読み始めた。阪

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炭焼き爺になる

炭焼き爺になる

「頑固だが、楽天的な炭焼き爺になりたい」という思いに引っ張られ、40代前半で列車運行管理の職を辞め、NPO職員などを経て、2019年に、伐採・搬出・製材・製炭の個人事業主として「タチキカラ 北三河」を立ち上げた杉野賢治さんに2回連続で登壇いただきます。

第12回【木挽き(こびき)】 
5月25日 17:00〜19:00 https://koyoju12.peatix.com/

第13回【炭焼き

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美は乱調にあり

美は乱調にあり

表題は、5月9日のオンラインセミナーで、講師の夏井辰徳さんが、最初に引用された言葉です。夏井さんは、岩手県九戸村の約300haの広葉樹林にて、補助金に一切頼らずに森づくり、原木生産、木材加工と販売を、「九戸山族−夏井蔵」という団体で、数名の仲間と一緒に行なわれています。

「美は乱調にあり」は、小説家の瀬戸内寂聴の代表作のタイトルです。その続編である「諧調は偽りなり」とセットになっています。

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