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Book end 3 ありふれた世の中から脱却する考え方 ビジネス〜恋愛まで

私は物事を疑う癖があります。例えば、ある本が売れていたとしましょう。一般的に人気のあるものは面白いと考えるのが普通です。ただ私の場合は、まず売れているという事実を疑います。どんだけひねくれ者なんだよ、と思われるかも知れません。でも、本当は売れていないんじゃないか?と疑います。なぜなら売れているものを素直に売れているものとして受け入れるのは、売れているという客観的事実に基づいて行動している為、少なからず自身の判断能力を鈍らせる恐れがあるからです。つまり、無名の画家が描いた絵と、予め有名な画家が描いた絵と知らされて全く同じ絵を見た際に、後者の方が評価を高くつける可能性があります。これは付随された情報が、自身の認識能力を鈍らせてしまう恐さでもあります。

このような場合は日常生活にも多く訪れます。店側が売りたい商品(売れ行きの悪い商品や在庫を抱えた商品)を人気が出ているように見せかけたり、誰もが飛び付くような株や仮想通貨の情報が流れた後に突如暴落したり。売れているという情報が錯覚を起こし、本質的な(物自体の)価値を見定めずに手を出して損をしてしまう結果になります。

少しの損失であれば、まぁ仕方ないかで済ませることが出来ますが、人生の大きな転機となる就職活動や婚活ではそうはいかないですよね。情報を鵜呑にして選択した場合、実際には前情報とは違ったということが多々見受けられます。

つまり情報とは、私たち一般人に届く前には既に操作されたものと考えたほうが利口です。本当に美味しい情報は一部の富裕層の中だけで高額で取り扱われます。その後、残り汁を次の階層へ、そして残りかすにあたかも別の味付けをしたものが、私たち一般人に届けられます。

ではどのようにすれば情報に惑わされずに済むのでしょうか?その方法とは、①何かを選択する際に、前情報に囚われずむしろ疑いの目を持つこと。本当に売れているのか?なぜ売れているのか?について考え、調べることです。

②次にその物の本質について調べること。物自体の価値を自分なりの考えに基づいて評価することです。これについては自分の価値観にしっかりと紐づけることが重要です。なぜなら価値観と合わないものを選択すれば後に違和感が生まれるからです。例えば、家族との時間を優先したいと考えている人が、高収入を得ることの出来る仕事を選択すれば、毎日の残業または休日返上で働かされるのは目に見えてますよね。対策としては、自己分析を飽きるほどに行うことです。まずは自分知ることから始めましょう。ここまでやれば自分自身で納得した選択を行うことが出来るはずです。

最後に自分が選択したもの使って、新しいモノを創造する考え方を教えます。ありふれた世の中から足を踏み出す方法になります。

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