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広報担当が担うは、会社の心と脳

最近の私は、社内広報、経営の言語化、社内コミュニケーション促進、リモート広報などにて試行錯誤を続けている。
広報としてやりたかった本質の追求に、なんとなく指先が届いている感じはしていて、やりがいもある。引き換えに、頭は毎日高速回転、脳から熱を放出している感覚。

いずれは考えていることを整理して、文章にしてまとめたい。ノウハウのようなものもなんとなくある気がする。でも、なぜか「書きたい!」とはまだならず、もやもやしていた。
これまでnoteで書いてきたことに比べると、まだまだがむしゃらであり霧の中、ノウハウのアウトラインも掴めていないんだろう。

そうやって、気が乗らずずるずると延ばした結果、10月の最終日を迎え、月1広報noteをどう書いたらいいかと画面を見て逃避したくなるくらい悩んでいる、いま。でもnoteは書くと決めているので、雑でも書き残しておく。


会社のみんなで、広く報せる

勤めている会社で最近、広報に期待してもらっていることは以前書きまとめた。


あの後も、いくつかブログのネタをもらったり、「発信したい」メンバーにノウハウ支援をしたり。露出につながりそうな機会について情報をもらったり、リモート勤務のチームメンバーからは対応業務のアラートをもらったりなど、「ひとりで広報」のころには考えられない支援をもらっている。

何が一番うれしいかって、実務やルーティンの時間を減らせていて、知識を活かし広報をより効率よく変えるやり方について考えられていること(もちろん引き続き実務はやっているんだけど。新しい仕組みづくりへ時間が使えていることがうれしい)。

最近もあったのが、自分だけでは得られない広がりのきっかけを他の人が作ってくれて、なおかつしかるべき時(こうなる前には知っておきたいなというタイミング)には広報に連携が来たこと。

自分一人でアプローチを頑張らなくても、みんなが自然に発信をしようとしている。しかも、私の発信実務ボリュームが減っているのに、会社が知られる広がりを体感している。
そこまではいかなくとも、積極的に社内の発信ネタやアイデアを提供してくれる。

広報活動で皆の役に立ち、会社の価値を上げるという大前提はもちろん達成しないといけないが、一人だけで頑張って、報せようとしなくてもいいんだ、という安心感も得られるようになってきた。

さらに、社外で気になる動きがあった際に、いち早くキャッチアップした上で広報に共有してくれる人もいた。それも複数人。
今や誰でも発信でき、居る場所によって見えるものが変わる時代。職責上、会社がどう見られているかアンテナは張らねばいけないが、自分が見ている範囲は狭くなりがちなので、こうやって連携できることが最近ありがたく、心強く思っている。


設計・俯瞰で、会社の価値を上げる

考える時間ができたのはとってもとってもありがたい。一方で、広報として、皆の「広く報せたい」を支援し、かつ社員のメリットになって会社の価値を上げる自分の振る舞いは何か、を探求しなければいけなくなった。そうしないと、広報職としての自分の価値がないからだ。

今は、広報、メディア、経営、人事の知見をもとに、会社の「真ん中」らしいところを設計して作っている感覚である。
人で例えるなら、心と、脳の一部にあたるというか。

例えば、発信周り以外にも、社内コミュニケーションの困りごとや何か相談したいとなった時に、声をかけてもらえる機会が少しずつ増えている。人事っぽくはあるが、まだ自分に足りなくて重要だと思っているアプローチで、奇跡的に今年は体系的に学ぶ機会に恵まれ、実践しはじめている。
引き続き今後もこの力を磨くことで、組織を「つくる」ことに手足を使って貢献することができていくようになると思う。

広報職一人でネタを抱えてアプローチし続けるのは体力が続かず、機会も派手にスケールすることはない。多面であるはずの会社組織なのに、伝えたい側面にも限りが出る。
それより、発信している状況を集約し、知識を社内で共有し、会社のことをどう発信したらいいかベンチマークを提示する。さらには自分で動いたり社内で相談に乗ったりしながら、コミュニケーションを駆使して、そんな組織を実現するように動いていく。
このトータル設計をいかに俯瞰して作るか。今はそれに挑戦している。

理想にはまだまだ遠く、私が知っていることや考えている内容も、社内に伝えられているとは言いがたい。チームメンバーなどが、わからないと広報のことを聞いてくれる機会が、言語化の時間になっている。
時間はかかるが、この知識共有を経てトライアンドエラーし、学びを整理することで、きっとこの後少なからず共感をいただける広報のことが発信できる気がする。ノウハウっぽくアウトラインが見えてきたら、noteにまとめるようにしたい。


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