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広報と人事における「抽象と具体」の考察

取材対応、人事フォローアップなど、あれこれ実行しているだけで1日が終わる日々。
シルバーウィークはしっかり休んだし、ワクチン2回目でやや調子を崩したりしたので、仕事する日は少なかったけどその日はみっちりしっかり仕事したなあ…という9月だった。

人事の仕事割合が比較的多い月だったが、実行側として駆け抜けていく過程で気づいたことがある。


広報は具体多め、人事は抽象前提

今月、以下のようなツイートをした。

※記事のツイート


※記事を読んだ後の感想・気づきツイート


抽象の話が伝わる人と伝わらない人がいるな〜と思った矢先に見た記事。
というか、私自身は(興味範囲もあって)抽象のことばっかり話してるな〜と思っていたので余計に刺さった。


広報の情報では抽象より具体が話されている印象で、しかも具体(手法論)の情報の方がニーズがあるように思う。
というのも、抽象(広報の目的)を語る前に、具体のところが専門性も難易度も高すぎていて、そこに目を取られがちだからではないか、という仮説を持っている。

一方人事は、抽象の力が相当に要るなと思っている。人に関することは、どうにも抽象的にしかならない。
(抽象の話が通じるかどうかが、人事スキルのバロメーターにもなるかもしれない?と思うくらい)
当然、人事課題にも具体な対策が必要になり、手法論に専門性がないわけではないのだが、広報とは違って、「抽象ありきの具体だ」ということをみんなわかっているような気がする。


広報も抽象だが「抽象化」はしにくい

ここまで肌感覚で整理したところで、今一度上記のnoteに戻り、抽象と具体の特徴について見直してみる。
(記事より引用、一部は文意変えず調整)

●抽象化の能力とは、一見して別々の事象にみえる複数の事象の間に「パターンを見つけられる能力」
●抽象とは「解釈の自由度が高い」
●「具体の世界に生きる人」は「自由度が低いこと」を望む
●「抽象の世界に生きる人」にあまり具体的な指示をあれこれしすぎると、窮屈感のような不快感を覚える
●抽象の世界に一度登った人は、具体の世界に下りることができないと言われている


これを読んだ上でもう一度、広報における抽象と具体を考えてみる。

広報も人事も、このnoteで例に上がっているような「こんな感じで」的な曖昧な経営の指示は来るであろうことは想像できて、よって広報も十分に抽象な世界の話だろうと思う。

とはいえ、別々の複数事象の間にパターンを見つけられるかは、かなり難しいと思われる。要は「抽象化が難しい」のである。
各社で広報の目的も様々、それをふまえたコミュニケーションスタイルも担当者により様々で、共通点を探しにくい。いや、そもそも、実は抽象化する必要も少ないのかもしれない。

(抽象的なことを書いた私の広報noteは、多くは思考プロセス=抽象化するプロセスについても触れてある。が、反応などみているに、やはりピンときにくいのかなあという印象を持っている。おそらく私の文章の書き方もあるだろうが、もしかしたら、抽象化のニーズがないからなのかもしれない…)

人事はもう少し、抽象化ができる印象である。人なので傾向は近くなるし、組織のあるあるや社員数の壁なども抽象化のひとつであろう。


私は広報にしても人事にしても、抽象側を探求したいからこのnoteを書いている。
広報で、抽象側に興味がある人がどれくらい居るのだろうか。そういう方と話してみたい気もする。多分、広報を管掌する役職者とかになるんだろうか。

抽象化ができる広報が増えると、きっと広報職の影響力が高まって地位向上にもなりそうな気もするので、引き続きこのように探求を続けたいなあとも思う。


※おまけ

私の広報noteは抽象すぎる自覚があるので、たまには具体の話もしないとかも、、と気づくことができた。
ただ、具体だと前提の事例もかなり具体になるはずで、このnoteには書けずとも、せめてクローズドで・個別で話せるようにしたいかなと思ったり。このあたりどなたかと会話する・情報交換できる場を設けられるように頑張りたい。


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