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手がかかる?!発達相談をするかどうか悩んだときに

どうしてこんなに手がかかるのだろうと悩むたびに、どうにかならないかと、思いを馳せる経験は少なくないかもしれません。

いろんな打破策を見出す時、その一つとして、

どこかのタイミングで覚悟して腹をくくり、期待値ゼロで、たくさん手をかける!と決めてしまうのもアリだと思います。

どうにかしたいという気持ちに蓋をする必要はないのですが、あまりにふりきれないでいると、毎日を少し辛くしてしまいます。

自分の子は、他の子より手がかかるのではないか、と感じるママから、専門的にみてもらった方がいいのか、とよく尋ねられていた時期がありました。

子どもの場合、幼ければ幼いほど、その判断は親に委ねられることが多いと思います。

保育や教育の現場からすすめられたのならば、一度、前向きに検討するのもいいと思います。

それは、子ども自身が困っている何かに気づく、有益な情報に触れられる可能性があるからです。

そもそも発達相談で得られるサポートの方法は、定型発達の子の精神安定にもかなり役立ちます。

手のかかる正体にこだわらず、門をたたけばいいと思います。

親自らが、不安で苦しいと感じている段階で、みてもらった方がいいのか迷う時も同じです。

ただ、親サイドが苦しいと言うときは、奥底に払拭したい不安や、マイルドなSOSがあるわけなので、

まずは、その心の内側にも、きちんと目を配り、向き合う事も必要だと思います。

親側が持つ心の軸は、サポートの難易度を大きくも小さくもさせるからです。

親の安定もこどもの為、相談にいってみるのもこどもの為です。

親が気になる事や困っている事を吐き出して、そこで得た情報を、前進につなげる。

必要ならば、周知してもらい、周りの協力を得るも一つの方法です。

また、ちょっとした個性はあるけど、親も子もそこに苦しみがなく、明るくやっていけると思えているのであれば、それもよし、だと思っています。

判断は、それらの軸をもとに、他者からの目を気にしすぎた判断でなければ、どちらの選択もいいと思うのです。

こどもが、いつでも自分らしく過ごせているか、を考えていれば、

サポートは、ベストなタイミングで、後押しされるように判断することになっているとも感じます。

グレーゾーンの子は特に、確定診断に至るかどうかも、確定診断そのものが、何かをかえてくれるわけでもありません。

診断の有無が重要なのではなく、親子が困っている事を、より自然な関わりにできるように知恵を得に行くのです。

時には、より要素のはっきりした子がサポートを受けやすく、継続的なフォローができない場合もあるかもしれません。

外側からは見えにくく、内側要素の強い困難であっても、サポートの適応外であっても、親が知恵を得たならば、

担任の先生と親で周知しておくだけで、親も子も、ぐんと過ごしやすくなる事があります。

どう相談したか、育てにくいどこにフォーカスして伝えたかでも、とらえる側の印象が変わる揺れ幅が大きいものです。(専門家はそこらあたりもうまく誘導してキャッチはしてくれますが)

発達相談のみならず、共有できる場に身を置く、微妙なところを受け止めてくれる友人や仲間をつくるのも良いと思います。

話す事で心が楽になれば、情報をいい形で受け取れるようになり、対応能力もアップします。

こどもへの対応に余裕を生み出せるメリットがあります。

時として、困り感に無関心であれば課題は続き、関心が高ければ成長が加速する事が多い印象ですが、問題解決が全てがというとそうでもありません。

実はは親子がずっと苦しいという事と、ぴったりリンクしているわけではありません。

親側の捉え方やアプローチが、苦しくにも楽しくにもさせるからです。

また、関心が理想のための誘導になってしまえば、逆効果です。

次回以降のどこかで、とあるママさんの考え方とアプローチについて、少し書いてみたいとおもいます。





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