のんたSENSEI@小学校先生の経験を共有して辛くない日々をどうにか過ごしてほしい

クラスが荒れる、言うことを聞いてくれない、どうしたら小学校の先生としてスキルを上げるこ…

のんたSENSEI@小学校先生の経験を共有して辛くない日々をどうにか過ごしてほしい

クラスが荒れる、言うことを聞いてくれない、どうしたら小学校の先生としてスキルを上げることができるか分からない、という若手の先生へ。 10年以上小学校教員を努めた筆者が、今までの経験を元に見出した「うまくいく教員の原理原則とスキル」を発信。月曜辛くない先生が増えることを目指す!

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自己紹介

こんにちは、そしてこんばんは。 のんたSENSEIです。 貴重なお時間を使っていただき、私の自己紹介を読んでくださるなんて、涙がナイアガラです。本当にありがとうございます。 私は小学校で勤務した経験から、若手教員のサポートをしたいという思いがあって、このnoteをはじめました。 なぜそんなことをし始めたかというと、それには私自身の若かりし頃の苦い経験がもとになっています。 そりゃあもう、ジョージアのブラックコーヒーを100倍濃くしたくらい苦い思い出です。あ、言い過ぎ

    • あなたにとって、仕事とは?

      仕事の捉え方は人それぞれ。 ただ、私達教員は労働ってなんだろうって考えることがあまりないと考えます(人によるでしょうが)。 仕事とは、「職業や業務として、すること。また、職業」。 また、 労働とは、「賃金を得るために知力、体力を使って働くこと」。(Oxford Languages)と定義されています。 仕事とは、職業(プロ)としてする行為のこと。 なら、私達教師の仕事は、授業やクラス運営、学校運営に必要な業務のことですね。 ただ、私は仕事と労働とは、ちょっと違うと思

      • 頭の中の地図を探る

        「先生、この問題はどうやって解けばいいんですか?」 子どもがとある算数の問題の解き方に躓いている。 「これはね、まず縦の長さを出して、そこからここの長さを引くと…」 「なるほどー! わかりました! ありがとうございます!」 私の説明で、子どもがわかってくれると嬉しい。 でも、いつもそうじゃない。 私が教えても、どうしても問題を解くことができない。 ドリルやテストの問題なら、まだ答えを教えると大抵はわかってくれるけど、 「どうやったら宿題を忘れずに取り組むことができる

        • 問題解決学習とは?

          小学校の先生の悩みのあるある。 「問題解決学習」ってなに? どうやってやればいいの?問題解決学習とか、問題解決型学習とか、聞いたことありますか? 課題解決型学習、という言い方が一般的かもしれません。 聞いたことはあるけど、具体的にどういうプロセスでやるの? ていうか、別に教えこんじゃえばいいじゃん、手っ取り早いし。 そう考える方もいらっしゃるかもしれません。 ですが「問題解決学習」は現在の学習においてめちゃんこ大事です! なぜなら、「教え込み型教育」では昨今の子どもを

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        • 学級経営全集
          15本

        記事

          11月、まじでしんどい

          いやぁ、しんどいっすね! 11月は強力なパワーをもっています。 なんでしょう、魔の11月です。 今まで落ち着いていたクラスも様変わり。 浮足立つ、落ち着かない、うるさい、怪我多い… 生徒指導案件も噴出! 保護者もドキドキ。 なんででしょう。 いつもこの時期になると、心が物悲しくなるのかな。 11月は急に寒くなり、本能的にソワソワするんでしょうか。 冬支度? 担任としては、きっと行事があったり、成績処理の時期だったりして忙しいんですよね。 担任が落ち着かなくなると、子ど

          教育×行動経済学「ザイアンス効果」〜声掛けの重要性

          行動経済学って面白くないですか? 心理学がベースになっていて、人間の行動原理が分かりやすく説明できます。 当然、紋切り型に理解はできないし、決めつけもよくありません。 ただ、プロの教師としては人間の心理、とくに子どもの心理を理解し、その学問的な見地から子どもに教育を施していきたい。 そう思ったときに、行動経済学が有用だと気づきました。 もし評判なら、シリーズ化していきたい今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。 ザイアンス効果とは? ザイアンス効果とは、「何度も繰り返

          学習環境を整える(人的環境)

          子どもが安心して学習に取り組むことができるためには、学習環境を整備することが必須です。 学習環境とは、大きく分けて ・人的 ・物的 環境に分けて考えることができます。 その中で、今回は「人的環境を整える」ことをテーマに記事にしたいと思います。 人的環境とは「学習における人的環境」とは、学習に関わる人、スタッフを整備することで、環境を整えることをいいます。 子どもが学習において関わる最も大きな割合を占める人…それは言わずもがな、担任の先生や指導の先生ですね! 人的環境

          月食を見て思うこと。月食は、地球の影で月が見えなくなること。キレイな満月は、自ら光っているのではなく、太陽に照らされているだけだということを再認識。この歳になると、自分の力で仕事できている、生きていると思いがちだけど、誰かに照らされているだけに過ぎないんだなぁ。みつを。

          月食を見て思うこと。月食は、地球の影で月が見えなくなること。キレイな満月は、自ら光っているのではなく、太陽に照らされているだけだということを再認識。この歳になると、自分の力で仕事できている、生きていると思いがちだけど、誰かに照らされているだけに過ぎないんだなぁ。みつを。

          1指示1行動

          子どもに指示を出すとき、皆さんはどんな指示の出し方をしていますか? よく、指示をいっぺんに4,5つまとめて出す先生がいらっしゃるのを見かけます。 高学年だったらそれで指示が通りますが、低学年や特別に支援が必要な子に対しては、その方法はよくありません。 1つの指示には、1つの行動のみを行わせる。 これが、指示を出すときのポイントです。 例えば、ワークシートを記入してもらう場合… ・鉛筆をもちましょう。 ・名前を書きましょう。 ・ワークシートに書いてある文章を一緒に読み

          365日、縦線1万本、横線1万本を引き続け…今は1枚1億の値が付く仏画を描けるようになった。 凡人はできるようになると基礎練習を止める。 達人はできるようになっても基礎練習を続ける。 僅かな違いだ。 練習を止めてしまうとすぐに凡人に戻るとわかっているから、達人は基礎練習を止めない

          365日、縦線1万本、横線1万本を引き続け…今は1枚1億の値が付く仏画を描けるようになった。 凡人はできるようになると基礎練習を止める。 達人はできるようになっても基礎練習を続ける。 僅かな違いだ。 練習を止めてしまうとすぐに凡人に戻るとわかっているから、達人は基礎練習を止めない

          指導の入らない子への対処法で、最も大切なこと

          生徒指導とは、子どもの問題行動に対して指導すること全般を指します。 こんなことをお困りではありませんか? ・子どもに指導が入らない。 ・すぐに癇癪を起こす。 ・喧嘩やトラブルが絶えない。 ・精神的に不安定だ。 教師はこういった子どもたちに指導をすることがよーくあります。 そんなときに大切なことがあります。 ポイントを抑えて指導をすることで、子どもに指導が入るようになります。 そのポイントをお伝えします。 お忙しい中、見に来て頂いていると思うので、手短に。 問題を抱えて

          【警告:この記事を読むとマイナスの感情をもちます】このままでは日本の教育は終わります。【見ないでください】

          今年度の教員採用試験の結果がだいたい出揃いましたね。 採用倍率が1倍台の県もあるそうです。 原因は、学生の教員離れです。 教員のブラックな状況が明るみに出れば出るほど、教員離れは深刻化していきます。 この記事で書かれていますが、そもそも学校に人材が足りない状況です。 そもそも学校教育における人材確保は制度として破綻しています。 例えば校内で「病休」で休む教員がいます。 「うつ」がそのほとんどですが、その教員の穴埋めとなる教員がいないからです。 そもそも教員になりた

          【警告:この記事を読むとマイナスの感情をもちます】このままでは日本の教育は終わります。【見ないでください】

          学思行

          私の尊敬する先人に、「細井平洲先生」がいます。 この方は、江戸時代の儒学者で、米沢藩の上杉鷹山公の先生でした。 細井平州の教えを守り、米沢藩を立て直したという話が残されています。 平洲先生は実践の人でした。 例えば、水害で村が壊滅的な打撃を受けようとしていたら、平洲先生は率先して村へ出て、村の安全を守ったそうです。 これが、「率先垂範」。 指導者は、まず率先して自分が理想とする行動を行う必要がある。そうすることで、民や部下、子どもたちはその先生の姿から学ぶことができる。

          クラスの当番活動、どうしてる?

          皆さんは、クラスの当番活動をどう組織していますか? 責任感を養う当番活動を行わせるには? もしあなたが当番活動をどう組織するかをお悩みなら、この記事が役に立つかもしれません。 当番と係の違い私は、当番と係を明確に区別しています。 当番…やらなければならない活動 係…クラスの生活を楽しく、豊かにする活動 このように区別しています。 ちなみに、係を「会社」と呼び、子どもに活動計画から活動報告までさせる実践もあります。これについてはまた別に投稿したいと思います。 さて、私

          根性論、好きですか?

          正直に話すと、私は好きです。 努力、努力、努力だ! とにかくがむしゃらにやれ! ただただ愚直に行動せよ! こういう根性論、精神論を嫌う人がいます。 そもそも、努力の方向性が違うと、努力しても無駄ですし いかに効率的に、賢く振る舞うかが重要な場面も多いです。 でも、最短距離ばかり追い求めていると、 そうじゃないときにイライラしてしまいます。 まどろっこしいことは嫌。 泥臭いことは嫌。 汗をかくのは嫌。 分かりますよ。 クラス担任をしていると、要領がよくって努力しないの

          教師はなぜ存在するのか?

          教員の存在意義とは? それは、「子どもを教育すること」。 では、子どもを教育するとは? 教科教育をすること? 朝から夕方まで面倒をみること? テストで100点を取らせること? きっと、いろんな「教育」がありますよね。 でも、私は(いつも言っていますが)、教師が最も子どもに対してしなkればならない教育とは… 「子どもを勇気づけること」 です。 教育はここに集約されると考えます。 知育も、徳育も、体育も… 食育もなんでもそうですが、 「子どもは自分で学ぶことができる」