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正直に話すと、私は好きです。

努力、努力、努力だ!
とにかくがむしゃらにやれ!
ただただ愚直に行動せよ!

こういう根性論、精神論を嫌う人がいます。
そもそも、努力の方向性が違うと、努力しても無駄ですし
いかに効率的に、賢く振る舞うかが重要な場面も多いです。

でも、最短距離ばかり追い求めていると、
そうじゃないときにイライラしてしまいます。

まどろっこしいことは嫌。
泥臭いことは嫌。
汗をかくのは嫌。

分かりますよ。
クラス担任をしていると、要領がよくって努力しないのに
頭をうまく使って問題解決する子。
いますよね。

何でもスマート解決。
グーグルだって知りたいことを一発で検索してくれる時代。
アレクサなんて、聞いたらすぐ調べて答えてくれる時代。
ティックトックだって、完全にパーソナライズされた動画だけをおすすめして表示してくれる。
なんの苦労もない。
むしろ、苦労は人類の敵。
知識はいらない。すべてグーグルが教えてくれる。

そんな時代だからこそ、私は言いたい。

根性も、大事だぜ。


長崎県の国見高校のサッカー部の監督だった、小嶺忠敏さんは、こんなことを話しています。

小嶺さんが住んでいた地方では、「麦踏み」が行われていたそうです。
この麦踏みは、麦の背が伸びてきたらわざと踏んで倒すことです。
しかも、これを何度も行うそうです。

どうしてわざわざそんなことをするのか?

そこで、小嶺さんは母親に聞いたそうです。
すると母親は言いました。

踏まれた麦は上を向いてスクスク育っていくが、踏まれていない麦は冬に霜や雨が降るとしおれてしまって、作物にはならない。人間も同じだよ。小さい頃や若い頃に苦労して、踏まれて踏まれて大きくなった人間が将来大物になるんだぞ。

1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書 p222

私はこういう話を聞くと、心に響くものがあります。
この話は、「苦労して成長せよ」という教訓が含まれています。

私はもう若くはないですが、それでも
「よし、これからも努力して強くなろう」と思うわけです。

これは、根性論です。


なんで根性論が好きだと感じるのか

自己分析してみました。

それは、「未来は明るいと信じさせてくれるから」です。


努力すれば、報われる。
そう思えると、今の苦境とか、恵まれない状況とか・・・
そういうのが、希望に変わるからです。

人は、希望なくして生きていけません。
今はこうだけど、きっとこの後こうなる…。
そう思えないと、人は生きていけないと私は考えます。

だとするなら、根性論で物事を考えることで、
「努力すれば未来は良くなる」と思えるわけです。
だから、明日も頑張れる。

ただ、ここに落とし穴があるんです。

「苦労して踏まれて成長せよ」という言葉を胸に、頑張れるかどうかです。

実際に苦労しだすと、思うわけです。
「あぁ…しんどいな。やめたいな」
残念ながら精神力のヨワヨワな私は、そう感じることがあります。
あんなに「苦労して努力しよう」と思ったのに(笑)

そして、元通り。

「よし! 毎日1時間早く起きて朝活だ!」
      ↓
「今日は眠い…昨日眠れなかったからな。今日はやめよう…」
      ↓
「あぁ、今日もまた朝起きれなかった」

こうして、努力を忘れ去っていく。
だから、根性論は危険でもあります。

このあたりのことは、以前にnoteにしたのですが、
まぁ反響がなかったですね(笑)
きっと、みなさんも目標を立てるときはワクワクするし、
それが否定されるのは嫌なんだろうなぁって思いました。

ワクワク感は大切ですが、
行うのは愚直な行動。

このギャップを楽しめるといいなって思います。
これが、例の全然反響ない記事です。
よ、読まなくってもいいんだからね!

こんな時代だからこそ、
泥臭い努力って尊いと思うんです。
私はこどもに話すときには、そんな思いをもって話していますよ。


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