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子どもに指示を出すとき、皆さんはどんな指示の出し方をしていますか?

よく、指示をいっぺんに4,5つまとめて出す先生がいらっしゃるのを見かけます。
高学年だったらそれで指示が通りますが、低学年や特別に支援が必要な子に対しては、その方法はよくありません。

1つの指示には、1つの行動のみを行わせる。

これが、指示を出すときのポイントです。

例えば、ワークシートを記入してもらう場合…

・鉛筆をもちましょう。
・名前を書きましょう。
・ワークシートに書いてある文章を一緒に読みましょう。
・では、ワークシートの1番を記入しましょう。

こんなふうに、1つの指示には1つの行動のみを指示することで、分かりやすくつまづきが起こりにくい状況を作ることができます。

それ、授業のテンポ死んじゃうよ?

こういう話をすると、「授業のテンポが悪くなって子どもがダレる」という意見をよく聞きます。

確かに、授業のテンポが悪くなる、特に要領がよい子がすぐに指示された行動を終え、暇になってしまう。

そして子どもが暇になるとすることは…「おしゃべり」です。
授業のテンポが悪くなると、子どもに「行動の空白時間」ができてしまい、授業が騒がしくなります。
そこに教師の注意が入り、さらにテンポも悪くなり…という悪循環が起こってしまいかねません。

そこで、テンポが悪くならないように教師が工夫をすることが大切。

・終わったら手を膝に置き、待ちましょう。
・終わったよビームを顔から出してください。
・終わった人は、まだできていない人を助けましょう。
・10秒で行いましょう。


などなど、テンポが悪くならないように変化をつけながら工夫することで、子どもがだれずに指示を聞きながら授業をすすめることができます。

いっぺんに指示を出す場合は?

もしあなたがいっぺんに指示を出す場合にしてほしいことは、

黒板に指示内容を書くこと

です。
当たり前のように思えて、案外やっていない方もいらっしゃいます。

人間は、それぞれ「認知特性」があります。
視覚、言語、聴覚のどの分野の認知が得意かは、人によって違うんです。

・視覚優位…写真タイプ、三次元映像タイプ
・言語優位…言語映像タイプ、言語抽象タイプ
・聴覚優位…聴覚言語タイプ、聴覚・音タイプ

もちろん子どもも、聞いてわかる人もいれば、読んでわかる人もいます。
また、見てわかる人もいるんです。

でも、どの子がどの優位性があるか、わからない場合も多い。
なので、指示を出すときには

・口で言う(聴覚優位)
・文章にする(言語優位)
・板書や写真を提示する(視覚優位)

というように、それぞれの特性に合わせた理解ができるように支援すると、どの子どもも理解しやすい授業となります。

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