知育教材 絵本 の 選び方
子ども達にとっての絵本の存在は、
知育面からも、
心身の発達の面においても、
情操教育の面からみても、
とても大切な教材の一つとなります😊😊
子どもの月齢が低いことにより、
「絵本を読んでもわからないのではないか」「意味がないのではないか」
などと、考えられがちですが、
幼い頃だからこそ、
絵本をたくさんよんであげることで、
親子のコミュニケーションも深まり
言語領域がぐんぐん広まっていきます。
絵本の選び方としては、
絵本自体に記録されている、
「○○歳から」や、「○○歳以上」などの、
おおよその対象年齢を参照して
購入するのも1つ。
物語の長さ、
絵の大きさ、
文章の長さ
を参考にするのも1つです。
1.具体的な購入目安について
【あかちゃん~2歳児】
文章は、一行前後であり、
擬音語が入っているものを
擬音語が入っているものを
選ぶとよいでしょう。
びょーん、とか、キラキラとか。
赤ちゃん(0歳~1歳)に対する
読み聞かせに関しては、
赤ちゃん用の絵本を、
購入することをお勧めします。
赤ちゃん用の絵本を
よく見てみるとわかりますが、
一つ一つの絵が
とても大きく構成されております。
読み方としては、
ベビーチェアなどにすわった状態で、
保護者の方が、赤ちゃんが見やすい場所に、
読み手の方が移動して、
絵本を持った手をなるべく
動かさないようにして、
ゆっくり読み聞かせをする、
というスタイルが、
のぞましいのではないでしょうか
赤ちゃんの様子に十分に配慮した状態で、
赤ちゃんの目の動きに注目しながら
行うことが、大切かと思います。
また、お話も、ゆっくりと、
語り掛けるように進めていくように、
気を付けてください。
(1歳より前のお子さんは、
赤ちゃん専用の絵本をご検討ください。)
【2歳~3歳】
文章は、二行から三行ぐらいで、
絵の構成は、
大きめを選ばれるとよいでしょう。
年齢対象のものをそろえることが、
望ましい事には違いありませんが、
子どもは、いったん言葉を覚えると、
語彙数獲得と同時に
理解力のスピードが速まることもあり、
対象年齢表記の絵本を、
たくさん買い集めたものの、
あっという間に使わなくなる・・
というような現象が、
おこることも考えられるため、
各年齢別の絵本を購入する時は、
異なる年齢のものを、
バランスよく買った方が、
長く使えるのではないかと感じます。
【4~6歳】
この年齢対象の絵本については、
種類が、最も充実しているので、
絵本を選ぶ楽しさも増えてきます。
日本昔話や、アンデルセンなどの
有名なお話も取り入れながら、
物語性のあるものを選ぶとよいでしょう。
2.年齢別の購入例
例えば、10冊、
絵本をそろえようと考えると・・・
【0~2歳のお子様の場合の購入例】
〇2.3歳児向けの絵本 4冊
〇4,5歳児向けの絵本 6冊
というような割合で購入すると
よいかと思います。
0~3歳児までのお子さんに関しては、
たとえ種類が少なくて、
毎日同じ本を何度読んでも、
喜んで聞いてくれますし、
自分から保護者のもとに、
絵本を持ってきたり、
絵本の中の擬音語を覚えたりすることで、
絵本自体を楽しむというよりは、
保護者とのふれあいの時間を楽しむような
使い方となるでしょう。
【3歳以上のお子さんの場合の購入例】
〇4.5歳児向けの絵本を10冊
3歳以上になりますと
自分で読みたいものがわかってくるため、
保護者の方が読んであげたいものでもあり、
かつ、子どもさん自身が読みたいもの、
保護者の方が読んであげたいものを
それぞれ選ぶとよいと思います。
シリーズ化された絵本などを買うのも
一つの手です。
そのシリーズの新刊がでると、
本当にうれしいもので、
本屋さんに行くのが
とても楽しみになるのではないか
と思います。
【4歳以上の場合】
上記の理由から、
4.5歳時期のお子さんについては、
子どもさん自身が読みたいものを
購入することがよいと思います。
「本が好き!」
「本屋さんに行きたい!」
という意識が芽生え、
絵本を読むことが、
日常生活の中に溶け込み、
そして、子どもさんの成長と共に、
色々な面で生かされてくるように思います。
また、
そういった経験こそが、今、
よく言われている
「子どもの本離れ」
「家庭におけるコミュニケーションの低下」
を防ぐことにも、つながってくるのではないと思います。
【まとめ】
絵本は、子どもの成長のたびに
買い替えるのではなくて、
一つのものを長く楽しめるように、
計画を持って購入しましょう。