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お経のある生活と丹田呼吸


以前よりもずっと深い呼吸が
できるようになれた、

般若心経を読経する生活を
続けてわかったことです。

約2年半ですが、回数は一日30回以上、
毎日続けています。

よく眠れるし、ばてることも少ないので、
結構いいと思っています。

はじめるきっかけは、
2つあって、一つは
大切な人や飼い猫が
亡くなってしまったこと、

それと、気候治療を長年伝えている、
片野貴夫さんが、
ガン患者には、1日30回以上の読経をすすめる、という話を
何度も読んだからです。

今や二人に一人がガンになる、
って言われているようですが、
改めて考えると、
異常だろう。おかしい。

考えるまでおかしいことにも
気がつきませんでした。

がん保険なんていうのを、
すすめられるのも違和感を感じました。

猫もいるし、病気になるわけには
いきません。

さて、実際、般若心経の読経を続けていて、
わかったことは、
とにかくいい、ということです。

なぜかというと、呼吸が深まると、
落ち着きやすくなるということ、

バテる、疲れる、と感じることが少なくなったこと、などが理由です。

実は、丹田呼吸という呼吸法に
以前から興味があって、
色々やっていました。
お経がちょうど練習にもなっています。

ただ、腹式呼吸止まりに感じたり、
あるいは、丹田呼吸ができているかどうか、
自分では全く実感が持てずです。

これは今でもかわりません。

呼吸法の本を古本で何冊か購入し、
読んでいたのですが、

できそうで、できない、
時々できているのかもしれない、
できているか、正直よくわからない、というのが実感です。(腹式呼吸かもしれない)。

読経の話もあったので、
うまく読経できているときは
丹田で呼吸もできているそうです。

一番わかりやすかったのは、
柔道で背負い投げをする瞬間は
丹田呼吸になっているということです。

ですが、そんなことを
普段できるわけはありません。

具体的なトレーニングで誰でも
簡単にできるようなことは、
紹介されていました。

雑巾を絞る、
掃き掃除、拭き掃除をする、
皿洗い、
といった手足、体を使ったことを
するといい、ということでした。

実はそういった動作の時は、丹田呼吸になっているというのです。

これには強く納得します。

昔勤めていた職場で、
毎朝掃除のおばさんに会うのですが、
いつが顔色が良くて、健康に見えていました。

パートのはずだし、金銭面(収入)では
かなり劣るはずです。

上から目線で偉そうに言われている
現場も見たことがあります。

色々あっても、おばさんたちは、
健康そうに見えた。 

彼女らがしていることは、
午前中、全ての建物の掃除をすることです。
ずーっと体を動かしています。

彼女らは、
深い丹田呼吸が
できていたことになります。

読経の話に戻りますが、片野先生曰く、
読経は息を吐く時間が
多いことをメリットに挙げていました。

長文だから、息を吸う時は少ない。

気功治療を受けているときと、
同じような状態になるそうです。

ただ、呼吸が大事、ということは、
よく言われていますし、
個人的にも実感しています。

呼吸が深くできれば、
体の機能は働きやすくなるし、
血の巡りもよくなります。

その結果、体調もよくなります。

呼吸は吐き切ることで、
深く吸うことができる。

吸って、吐いての順ではなく、吐き切って
吸う、のがいいと言います。

呼吸の練習を繰り返すと
どうなったかというと、
徐々に呼吸する筋肉がついてきました。

呼吸するときに使う、筋肉のことです。

筋トレ等でつくようなものでは、
なさそうです。

おそらく、水泳する人は、泳ぐ筋肉、書道するなら、書道するための特別な筋肉が
ついてくると思います。

泳ぐから、墨をするから、書道するから、
回数が多いから独特の場所に
筋肉がつくはずです。

使うことで、慣れる筋肉がつく。

掃除のおばさんは、
毎日の掃除で独自の
筋肉がついていて、
同時に丹田呼吸ができているはずです。

多少のストレス等はあるかもしれませんが、
健康になる訓練ができているわけです。

実は、ここ最近、地域の地蔵盆や
お盆の行事もあって、

般若心経の読経をする機会は
よくありました。

以前は驚きましたが、およそ60歳以上のほとんどの人は、お経は皆さん、暗誦されて
います。

般若心経だけでなく、他の数種類のお経も淡々と読み上げています。
伝わる鈴なども、使っていました。
(さすがにすごくて、ついていけていません。)

お経を読んでいるおばさんたちが、
妙に格好良く見えました。

そして何より、聞こえてくるお経がきれいです。 リズムは単調ですが、
立派な音楽か何か別の
音のように聞こえます。

こういう伝わってきた伝統行事をみると、
お経はお坊さんだけでなく、
日常に溶け込んでいたもの。
ずっと引き継がれてきているものだ、
と思いました。

昔から、読経の習慣があったからだと想像しますが、彼らに共通していると思うことは、
病気になっていない、ことです。

暗唱は、何ヶ月かすれば、
誰でもできるようになると思いましたが、
読経は日本人ならではの良い習慣なのかもしれません。

正直いって、読経は今でも始める前は
面倒に思います。

ですが、やり始めると、不思議と体が慣れてきます。

日によりますが、朝10−15回、午後、夜に20回程度、が
最近は多いです。

時間を測ってみると、
一回の読経は約1分前後、呼吸の回数は2から3回程度になっていることが
わかりました。

朝、色々とすることはあるのですが、
朝は欠かさずした方が、
体感的にはいい感じはします。

ふしぎなもので、5回程度だと、
まだ面倒臭さが残り、

10、15回以上になると、だんだんと覚醒してくるような気がします。(無心になれているような心境です。)

2年以上つづけて、この状態。

まだまだ全然ダメだと思いますが、
ガンにはいいらしい。

いやガンにならない、病気にならない予防の観点からしても、呼吸の鍛錬は
きっといいと実感しています。

おそらく、体が弱まってしまった時に、普段から鍛えていたことが
後になって役にたつと考えています。

呼吸がしっかりできれば、体の機能も十分かそれ以上に働く。

何より酸素を全身に送ることができる。

というわけで、今は生活の中に
丹田呼吸の練習につながりそうな
アナログを入れるようにしています。

コーヒーも手びきのミルを使っています。

さすがに全てとまではいきませんが、
面倒だと最初は思っても、
いざやってみると意外に良かったりします。

扇風機の風よりも、手を使う扇子は
心地いい風だ
とわかりました。

読経だけだと、呼吸がうまくできているかは
不明です。

ですが、その他、些細に思えるようなことも
取り組んで行けば、呼吸の補助筋肉がつく。

いつかは丹田呼吸が
できるような気がします。

んー、でもまだまだです。
気長に続けていきます。




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