のんさん

はじめまして。アラ還ののんさんおばさんです、よろしくです。 現役引退してオールフリーな…

のんさん

はじめまして。アラ還ののんさんおばさんです、よろしくです。 現役引退してオールフリーな専業主婦。 イマドキの言葉で言うコミュ障で人との会話が苦手。 頭の中でぐるぐるする思考を文字にして整理する場として使わせていただきます。

最近の記事

映画「keiko」の思い出

今、朝日新聞の連載記事「語る 人生の贈りもの」で演劇プロデューサー北村明子さんの半生が語られている。 6月18日の回で昔の映画「keiko」に出演されていたことを知り、少し驚いた。 映画での北村さんの役はなかなかに衝撃的なものだったから。 あの時代に、生まれたばかりの子供を親に預けてこの役を引き受けた人、は、一介の女優では収まり切らない才能の持ち主だったんだなと、この連載を読んでいて思う。 「keiko」という映画は、当時まだ子どもだった私に現実の生々しさを教えてくれた映画

    • ドラマ「Destiny」は何が「Destiny」だったのか

      我が家の生活サイクル上、主婦業の私は夜のドラマをリアルタイムでは見られないので、配信で後追いする。 シーズン初めに気になるものの初回は一通り見てみるものの、その後継続して最終回までたどり着けるのはせいぜい1~2作。 そんな中で、石原さとみ・亀梨和也主演のドラマ「Destiny」は、いろいろ違和感というか、毎回「う~ん?」を感じつつも最後まで見てしまった。 何故だろう?と自分でも思う。 ストーリーがめちゃくちゃ面白かったとも思わないし、謎解きがものすごく気になったというわけで

      • イエローモンキーの10枚目(ただの感想)

        イエローモンキーが通算10枚目のアルバム「Sparkle X」を発表した。 私は解散前のイエローモンキーの、当時の典型的な「イタイ」女性ファンだった。 辛い現実をイエローモンキーの存在に縋ってやり過ごしていた。 だから、あの頃はアルバムを聴くことは「音楽を楽しむ」と言うより、「クスリを打つ」に近いものがあった。 切れたら苦しい、だから毎日聴く、日に何回も聴く、みたいな。 それは当時、私自身が疲れて病んでいたのもあるし、多分吉井和哉もいろんなものを音楽に消化・昇華して生きて

        • バレエが好き

          バレエが好きだ。 気が付いたら好きだった。 いつ、どこで、どういう風に知って好きになったのか、謎だ。 2年前に母が亡くなり、いなくなってみると「元気なうちに聞いとけばよかったと思う事」が湧いてくるのだが、この「なぜ私はバレエが好きなの?」というのもその一つだ。 初めて生でバレエを観たのは・・・と記憶をたどり、ネットで検索してみた。 今はちょっと調べれば大概の事は判明するようになって、便利と言うか怖いというか。 で、多分これだ、というのが出てきた。 私が見たのは谷桃子のオデ

        映画「keiko」の思い出

          映画「missing」

          重たい映画だったけれども、監督の意図するところが掴み切れなかったというのが正直なところ。 いちばん引っかかったのが、沙織里という人物像がよくわからないことだった。 まあ、母親として登場するのだけど。 でも、母親である以前に一人の人間として、この人はどういう人なの?というところが。 自分の印象としては、まだ精神的に幼く、あまり聡明ではなく、おおざっぱで感情的に開放的で・・・? 正直、あまり好ましい印象ではなかったのだけど、それは私自身の偏見に繋がるのだろうか? 美羽がいて普通

          映画「missing」

          「四季」をジャケ買い

          ヴィヴァルディの「四季」は、私の人生を通して、すべての音楽ジャンルを含めても一番回数多く聴く曲になる。 ・・・と思う、ではなく、もう現時点でそう断言できる(笑) なんだろう、もう、好きとかそういうレベルではなく、補給しないと生きていけない空気や水みたいになってるのかもしれない。 家にも別のがあるし、サブスクでもいくらでも聴けるけど、CD買ってしまった。 というのも、「四季」ならなんでもいいかというと、微妙にそうでもなかったりするのだ。 私にとってのマスターピースはイムジ・チ

          「四季」をジャケ買い

          辻村深月「傲慢と善良」

          読みだしたら止まらなくなって1日で読了。 人間が生き物として持つ性質、と言う意味で永遠のテーマと言えるであろう「傲慢」と「善良」 現代最先端のテーマである「恋愛」と「結婚」 この二つのテーマを融合させてエンタメ作品に結実させた見事な小説。 考えさせながらもぐいぐい読ませていくその筆致に感服した。 恋愛や結婚の時期を通り過ぎた自分は、架と真実を中心とした若者の物語はどの場面もわかりやすいもので、全体としてひとつのケーススタディとして読んだ。 恋愛や婚活、というものは、形が変わ

          辻村深月「傲慢と善良」

          東野圭吾「白鳥とコウモリ」

          東野圭吾作品を読むのはかなり久しぶり。 一時期、片っ端から読んでいたことがあったが、多作な作家である故にその出来にも波があると思うようになってからは読まなくなった。 と同時に、秀作はほぼ映像化されているんだなと気づき、以来私にとって東野作品は映像を楽しむもの、になった。 というわけでとても久しぶりに「読書」で楽しんだ東野作品。 新聞広告の「今後の目標は、この作品を超えることです」という作者の言葉に、「そこまで言うなら読んでやろうじゃない!」というミステリー好きの血が騒いだと

          東野圭吾「白鳥とコウモリ」

          3行日記 幸せな日

          娘のウェディングドレスの試着にお付き合いしてきた。 娘夫婦の車に乗せてもらって行ってきた。 仲むつまじい二人を後ろの席で見ていてしゃーわせだった🥲💗

          3行日記 幸せな日

          もう一度弾けたならと思わせてくれたCD

          音楽サブスクは本当に便利でありがたい。 その時の気分で選び放題で、こんな贅沢を普通と思っていいのだろうかと思ってしまう。 月額料金払ってるけど大した額でもないし、これらの音楽を提供してくれている側にちゃんと利があるようになってるんだろうか。 最近はまたクラシック音楽に傾倒している。 少し前にユンディ・リが活動再開していたのを知り、最近出したモーツァルトのアルバムを聴いてからまた、クラシック音楽の沼に入り込んでしまった。 このアルバムには自分でも弾いたことのある曲がいくつか

          もう一度弾けたならと思わせてくれたCD

          春ドラマ感想2

          引き続き春ドラマの感想を。 水曜日は・・・なし 「ブルーモーメント」初回を見たけど、ちょっと空回りな感じで続けて見ようという気になりませんでした。 「正直不動産」で山Pいいじゃん、と思ったから観てみたのだけど、今回はデキスギクンすぎてシラケちゃった。 ストーリーもわかりやすすぎだし、SDMという組織の設定も大げさすぎて返ってチープな感じがしてしまったのでした。 木曜日「Believe-君にかける橋-」「Re:リベンジ-欲望の果てに-」 「Believe」は実は、初回途

          春ドラマ感想2

          春ドラマ感想

          2024年春季、観ているドラマは今のところ7本+朝ドラ「虎と翼」大河ドラマ「光る君へ」です。 順番に感想を。 月曜日「アンメットある脳外科医の日記」 医療モノはよくネタ切れにならないものだと感心します。 記憶障害を絡めたドラマは最近多いけど、主人公が脳外科医というのは確かに新しい切り口だなと。 医学的なことは安直に奇跡を起こさせにくいから、断片的な希望をちりばめながらも厳しい結末を覚悟しなくちゃいけないのかなと思っていたら、3回目終わった時点でどうやら主人公に器質的な問

          春ドラマ感想

          私の音楽黎明期

          別に私の音楽史を知りたいと思う人がいるとは思わないが、今後音楽の事を書くことは多いと思うので、自己紹介的に書いてみる。 私がまだ幼くて、音楽を音楽とも意識していなかった頃に聴いて今でも記憶に残っているのは、母の歌った子守唄でも、テレビで流れていた童謡でもなく、大人が聴いていたレコードの曲たち。 最初の最初はこれ。 このドラマティックなイントロが大好きで、♪ノノリタ~ ノノリタ~と鼻歌で歌っていた記憶がある。 家にはこれともう一つ、ボビー・ソロという人の「ほほにかかる涙」

          私の音楽黎明期

          「はじめての王朝文化辞典」読了

          今年の大河ドラマ「光る君へ」を楽しみに見ている。 その理解の一助になるかなと思って買った本、チビチビ読み進めてようやく読了。 一応大学は国文科だったのだけど、中世女流文学にはそれほど興味がなかったので、今更ながらいろいろ興味深かった。 記録に残っているのは皇族、貴族の生活だから、これが平安時代の人々の暮らし、と思ってしまうのは違うのだろうとは思うが。 とにかく、何事につけても美しい物事に囲まれて暮らそうという感性の豊かさに感嘆する。 大陸から渡ってきた文化から派生しているの

          「はじめての王朝文化辞典」読了

          「湖の女たち」舞台挨拶付き先行上映会

          吉田修一の小説「湖の女たち」。 推しの俳優・福士蒼汰氏の主演で映画化するというので、まず原作を読み、そして昨日試写会に行ってきた。 この作品では、主人公である圭介と佳代はただひたすらSMチックな関係を展開するだけで、そこにはストーリーと言えるような流れがない。 周囲でいろいろな深刻な出来事が動いているのに、主人公たちが直接的にそこに関わることがない。 原作に対しては、「この二人、なに?」「この小説に必要?」と感じ、消化不良な読後感となった。 だから映画化に対しても、まして

          「湖の女たち」舞台挨拶付き先行上映会

          とりあえず、note、始めてみることにした。 書きたいことはいろいろあるけど、まあ、焦らずゆるゆるいこう。 今日は登録までで、また、明日。

          とりあえず、note、始めてみることにした。 書きたいことはいろいろあるけど、まあ、焦らずゆるゆるいこう。 今日は登録までで、また、明日。