ののか

長岡ゼミ | 妄想紙 / F&N | 留学中

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マガジン

  • F&N

    • 83本

    F&Nは長岡研究室で発刊しているマガジンです。 Foot&Networkの略であり、半年間の活動で出会った人や活動について紹介していきます。これまでは冊子の印刷をしていましたが、オンラインでの発刊を行います。

  • 妄想紙

    • 411本

    長岡ゼミのnoteマガジンです。 Vol.1、Vol.2、と定期的に文章を投稿していきます。

最近の記事

そのまま見るか、意味づけするか

9月中旬からアメリカのサンディエゴに留学をして5ヶ月が経とうとしている。語学学校での時間が留学生活の中心となっている。語学学校での授業では、生徒が自由に出入りしたり、先生も含め全員が何か食べたり飲んだりするのが当たり前となっている。日本の学校では、私のゼミ以外でそのような光景はなかなか見られないのでとても新鮮であった。私が通う語学学校は6週間おきにテストがあり、その結果に応じてクラスが変わっていく。これまで5人の先生の授業を受けてきたのだが、先生によって授業のスタイルが全く異

    • 関係性を築いた先に

      春学期に2度、私たち4年生が主導で開催するカフェゼミと呼ばれるオープンゼミがあった。5/25は市ヶ谷にあるDNPプラザで、6/29は渋谷のヒカリエで行われた。その2回のカフェゼミで、昨年まで私自身感じることの出来なかった感覚があった。 カフェゼミはオープンゼミということで、ゼミ生以外の学生や社会人も参加できる。5/25のカフェゼミに、私が毎月行なっているCleanup & Coffee Club(通称CCC)の活動を最初に始めた方が来てくれた。ゼミの先生がCCCに参加してく

      • 身近な存在の背中が教えてくれること[Footwork & Network vol.25]

         私が大学2年生の時からキャストの一員として活動している『IKEBUKURO LIVING LOOP』。携わり始めてから約2年、様々な人と出会った。その中の1人に、私にとって頼れるお姉さん的存在の人がいる。昨年の11月に開催されたスペシャルマーケットの際に、私が初めてエリアリーダーを任された時も、不安な気持ちや困ったことを相談し、助けてくれる存在だった。今回はその方、Kさんについて紹介する。  Kさんは社会人4年目で26歳の代である。大学生の頃からIKEBUKURO LIV

        • 2つの集合写真

          4月20日木曜日。大学の広報誌で長岡ゼミが紹介されることになり、この日のゼミ中に取材が入った。休憩時間になり、広報誌に掲載するゼミ生の集合写真を撮ることになった。 長岡ゼミでは、年度最初のゼミやカフェゼミなどでよく集合写真を撮る。お決まりのポーズといえば、カメラ目線禁止であとはそれぞれの自由だ。それが長岡ゼミでのあたりまえになっていた。だが一方で、カメラマンさんはあたりまえのように椅子を横一列に並べるよう言った。カメラを前に、座る人、中腰の人、立つ人が綺麗に並び、全員がカメ

        そのまま見るか、意味づけするか

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        記事

          色眼鏡を捨てる[Footwork & Network vol.24]

          私が現在携わっている『IKEBUKURO LIVING LOOP』という池袋東口のグリーン大通りを中心に開催しているマーケットに初めて関わったのは2021年10月である。最初の頃はマーケットの当日だけボランティアキャストとして参加していた。その時に同じくボランティアキャストとして数名の大学生が参加していて、その中の一人が今回紹介する正美くんである。私より一学年下の大学生で、現在も共にIKEBUKURO LIVING LOOPのコアメンバーとしてマーケット運営だけでなく様々な活

          色眼鏡を捨てる[Footwork & Network vol.24]

          「何をやる?」ではなく、「なんのためにやる?」

          東京都練馬区にある共同住宅「青豆ハウス」。住む人と集まる人が一緒に育てる共同住宅というのがコンセプトである。そんな青豆ハウスの1階にまちのキオスク「まめスク」が昨年9月に誕生し、11月に始動し、私は12月から関わるようになった。青豆ハウスとまちを繋ぐ場として「まめスク」で何ができるかを、住人の方たちと大学生数人で共に考えている。 交流の場としてまめスクで何ができるか。イベントを行う案がいくつか出た。ボードゲームやカードゲームを行う日があったり、地域の子どもたちが宿題をしに集

          「何をやる?」ではなく、「なんのためにやる?」

          魅力がある場って?[Footwork & Network vol.23]

          2022年は、様々なところへ越境した1年であった。一言で越境と言っても、1回だけ行って終わるところもあれば、何度も足を運びたくなるところもある。その違いはどこにあるのか、何度も行きたくなるところにはどんな魅力が潜んでいるのか。4人との出会いを通して振り返ってみる。 大河内博子さん 7月の初め、鬼丸食堂の手伝いで香川県三豊市へ行った。その時にはじめて博子さんに会った。はじめましてで会ったばかりの博子さんの行動に私は驚いた。三豊市に着くや否や、はじめましての私たちを車で産地直

          魅力がある場って?[Footwork & Network vol.23]

          あなたと私は違う人

          知っている人と知らない人が混在する場。既に知り合いであれば、その人が普段どのような活動をしているのか、どのような知識を持っているのかある程度わかる。はじめましての人であれば、何ひとつ情報はない。そんなことは当然であるのにもかかわらず、なぜかふと頭から抜けることがある。自分の知っていることは、周りの人も知っているはずだと。その沼にハマると、違う前提で行う対話はうまくいかない。わかる人とわからない人が平行線の状態だ。だからこそ、当たり前であるはずの「あなたと私は違う人」ということ

          あなたと私は違う人

          学びと働きの奪われた自由

          ”自分でなにかを発見していくという自由”とは具体的になんだろう。私が思い浮かべたのは”将来やりたいこと”だ。義務教育では決められた学習内容を学んでいく。高校でも限られた選択肢の中から選ぶ。決まったレールの上にいることが当たり前になって、いつからかやりたいという感情や好奇心が薄れていく。その環境に慣れた結果、就職という無限の選択肢を目の前にすると困る。学びと働くということは密接な関係であると、この一文を通して感じた。だからこそ、将来やりたいことという自由を取り戻すためには、好奇

          学びと働きの奪われた自由

          小さな変化が生み出すアクセント

          7月14日のゼミでは、ワークショップデザイナーの元木さんによる振り返りワークショップを行なった。自分で自分の過去と今と未来についてリフレクションをしたことを、他の人と一対一で対話をして他者からの視点を入れ、さらに深めるということをした。対話とは自由な雰囲気の中で真剣な話し合いをすることであるが、この日までは真剣はムードに偏ってしまって対話がうまくいかない感覚があった。しかしこの日のワークショップでは、対話の雰囲気が和んでいてうまくいっているように感じた。対話を始める前に、靴下

          小さな変化が生み出すアクセント

          今より、未来

          4月28日のゼミは対面だったが、ゲストセッションの時間のみハイブリッド形式で、ゲストとゼミ生が異なる場所からZoomで繋がる形で行なった。教室というオフライン空間とZoomというオンライン空間。去年の自分はハイブリッドの際にオンラインで参加することが多く、「オフライン側がもう少しこう動いてくれると助かるな・・・」と思っていた。いざこの日自分がオフライン側になると、思っていたことをうまく行動に移せなかった。以前の自分は出来なかったことに対して後悔をしていたのだが、この時は次はど

          今より、未来

          人と人は、心と心[Footwork & Network vol.22 No.9]

          新たな出会いがテーマのFootwork & Network、略してF&N。 今年の3月2日、ゼミにゲストで鬼丸さんに来ていただき、お話を聞いた。それをきっかけに、鬼丸さんの活動のお手伝いをするようになった。今回は鬼丸食堂の活動との出会いを通して、「コラボレーション」について感じたことを書く。 ◯鬼丸食堂ってどんなところ? 鬼丸食堂とは、ざっくり言うと鬼丸さんが不定期で開催している食堂である。お金を払って食事をするのが食堂なのだが、鬼丸食堂はちょっと不思議な食堂だ。不思議

          人と人は、心と心[Footwork & Network vol.22 No.9]

          小さな違いがもたらすもの

          5月26日のゼミでは、フィールドワークをした後に大手町にある3×3lab futureに行き、昨年3×3lab futureが主催するサマーカレッジに参加した大学生数名から施設について話を聞いた。背筋を伸ばして座る人、楽な体勢で座る人、うなづきながら聞く人、真剣な表情で聞く人。いろんな人の姿を見て、私は話をしてくれている人にとって、どのような環境が話しやすいのだろうかと考えた。声を出してみたり、アクションを起こしてみたりと、少し反応を大きくするだけで空気感が変わるかもしれない

          小さな違いがもたらすもの

          空気を読むことの種類

          6月23日はゼミで読書会を行った。ゼミが始まる前の準備時間に、教室のレイアウトを指示通りに変更しただけで、より良いゼミにするための空気感をうまく作れていなかった。自分は”空気を読む”ということを意識して行動していたつもりだった。しかし振り返ると、その”空気を読む”というのはどういう意味で捉えて行動に移していたか考えていなかった。場を乱さないことなのか、それとも場を盛り上げることなのか。前者の場合は他の人や周りの状況に自分の行動を人に合わせる。後者の場合は他の人や周りの状況を自

          空気を読むことの種類

          出会い、そして気づき[Footwork & Network vol.21 No.9]

          新たな出会いがテーマのFootwork&Network略してF&N。 今年の4月から大学3年生になり、私が所属する長岡ゼミには後輩と同期が増えた。今回はその中の一人であるかのんについて紹介する。 かのんは私と同じ経営学部の3年生。 初めて会ったのは今年の卒業式当日。昨年度の4年生のゼミ生を送り出す際に、新ゼミ生も数人参加していた。その中にかのんもいて、少し言葉のラリーを交わす中で、柔らかい雰囲気の持ち主で笑顔が印象的であったが、特別に強い印象は抱かなかった。 4月から

          出会い、そして気づき[Footwork & Network vol.21 No.9]

          曖昧を明確に

          友達と仲間の境界は曖昧になることがある。特に学生の間はよくあることだと思う。12月末、スタッフの一員として携わった学生主催のファッションショーの本番を迎えた。本番を迎えるまでの間にも自分を含めスタッフを見ていて何度も「今は友達としてやってるのか?仲間としてやってるのか?」と頭に浮かぶことがあった。 自分の中では 友達=自分の一存で取捨選択できる関係 仲間=一つの物事を通じて繋がっている関係 という違いがある。 大きな違いは優先事項が自分か目標達成かということだ。 一つのイ

          曖昧を明確に