見出し画像

移住先のパリで、ハンドボール続けることになりました。

パリに移住して、もうすぐ1ヶ月が経とうとしています。

なんと
ハンドボール大国フランス
で、パリで、
選手としてクラブチームに加入することになりました。


しかも、
その在籍するクラブチームですが、

ハンドボール好きの方、
サッカー好きの方ならご存知であろう、

あの
「パリ・サンジェルマン」です。


ha!?😱

私のハンド経歴をザッと。

私は日本生まれ、日本育ちの24歳です。
つい1ヶ月前にフランス移住するまではずっと日本で暮らしてきました。
留学・海外旅行経験なし。

恋人(フランス人男性)がパリのフランス企業に就職が決まったことから、
二人で日本からパリに引っ越しました。

私は小学3年生の頃にハンドボールを始め、
中学3年間、高校3年間は朝から晩までどっぷりハンド漬けの毎日を送り…

もうしんどい。やり切った。という達成感とともに
高校卒業のタイミングで10年間のハンドボール人生を終了した…

つもりでした。


もう今後の人生でハンドボールをやるつもりはなかったのに!!!

人生って不思議ですね。

まさか、高校卒業から5年ものブランクをあけたのちに
ハンドボール大国フランスで、
選手としてプレイすることになるだなんて!!

パリジャン犬

大事な補足。
サンジェルマンのチーム編成について。

「パリ・サンジェルマンの選手になりました!」
とは言っても、
あの世界ランキング優勝常連チームの
トップチームに所属しているわけではありませんよ!!

(当たり前)

サンジェルマンには、
ハンドボールでお金を稼いでいるプロの選手たち
(国を背負った代表選手たち)が所属しているトップチームの下に、
レベル別のユースチームが複数存在しています。

中学生くらいの子たちが所属するチーム、
高校生くらい〜、
10代後半〜20代〜、といったように
レベル別でチームが分かれているのです。

これは年齢別ではなく、
ハンドの技術レベルによって所属チームを選べます。

つまり、ハンドボール未経験者の大人でも、
子供でも、
年会費を払えばチームに所属できます。

要は、習い事です。

こーんな体育館で練習してるよ。

しかし、習い事とは言っても、
プロのトップチームたちと同じように、
毎年、秋〜翌年の夏にかけて
チームのランキングをかけた大規模なリーグ戦が行われます。

日本ではハンドボールの競技人口はとても少ないですが、
フランスの競技人口は約50万人と言われており、
サンジェルマン以外のクラブチームにも
それぞれレベル別のユースチームが複数存在しています。

だから、ちゃんと打ち込むし、
チームの昇格、降格をかけた公式試合にも
情熱をかけて取り組みます。

日本の文化に置き換えて言うなれば、
習い事というよりかは、中学高校の部活動に近いような。

練習内容も、イヤイヤこんなん部活やん(泣)と
泣きたくなるしんどさの練習もあったりします。
それくらい、ちゃんと打ち込んで練習してます。

ちなみに、逆にいうと
フランスには日本の部活動のような文化は
あんまりなかったりします。
これ、結構面白い文化の違いなので、
それはまた別で書こうと思います。

平日の昼間。公園でくつろぐ人々。

どういう経緯?


フランス語は独学で勉強中。
留学生でもなく、語学学校にも通っていない私は、
基本家でひとり過ごす生活。

スーパーへ食材を買いに行ったり、
ひとりで家の近所を散歩したりする以外には、外出する予定もなく。
家で彼の帰りを待ち、掃除・洗濯・料理をひたすらと。

最初の1週間は、
家でゆっくりする生活最高!と思っていましたが、
流石にそれが毎日となると、

お出かけしたい!
せっかくパリにいるのに家にいるのがもったいない!
友達を作りたい!

と思うようになりました。

そこで!

彼が「友達作りのためにも、こっちでハンドボールクラブチームに入ってみたら?」と提案してくれました。

ベランダでなにやら運動をしている
(多分走ってる)おっちゃん。

フランス人彼の補足。

私の恋人、フランス人彼も
幼少期からハンドボールをしていて、

また、彼のお兄ちゃんは、パリ・サンジェルマンのユースチームのコーチとして働いています。そのつながりもあって、彼の中ではパリに引っ越すことが決まってからすぐに「パリ引っ越し後はサンジェルマンに加入する」イメージはついていたようです。

「僕もチームに加入するから、ののかも女子チームに入りなよ!」
「同じチームの選手としてハンドボールしようよ〜!^ ^」
的なテンションでした。


練習着は、高校時代のもの。
〇〇高校送球部(母校)と漢字でガッツリ書かれてます。


はじめのうちは、ブランクもあるし、超強豪国のフランス人に混ざってプレイできるかなーと不安でしたが、

だんだんと、フランス人の
「健康のために運動をする」
「運動する方が生活が楽しくなる」
といった意識に感化され、

友達作りのためにも、自分の健康のためにも、
一回トレーニングに体験してみよう!と気持ちが変わっていきました。

フランス人は運動好き!

私の所属するユースチームの活動は、週に2回。

水曜と金曜の夜21時〜23時頃まで、
パリ市内の体育館を借りて、練習しています。

リーグ期間中は、毎週末に試合があります。

リーグが終わってから次のリーグが始まるまでは、
走り込みの練習もあったりします。
(これを人生で2度とやりたくないから引退したのよ…)

ガッツリ体力つける期間。
筋トレとラントレのみで、
ボールを触らせてもらえない日もあります。

部活やん!!!(泣)
っていう。

え、社会人チームなんだからさ、
走り込みとかいいじゃん(泣)
楽しい練習だけやろうよ(泣)
という感じですが、

フランス人たち、ちゃんと走ります。

「キッツ〜」と言いながら、
ちゃんと走ります。

しんどかったら歩いたりしてる子もいますが、
ちゃんとノルマは達成するし、
きつい練習も楽しんでる。

フランス人は、運動好きが多く、
平日、仕事の後でも「ちょっと汗かきに行ってくるわ!」みたいな人が結構います。
ジムに行ったり、私のようにハンドボールやサッカー、バスケ等々のクラブに所属している人もいるし、プールに泳ぎに行く人もいるし。
運動することを習慣化している人が多いです。

週末は、どこかでなにかしらのデモが起こるパリ。

現に、チームメイトの女の子(19歳)になんでフランス人は運動を習慣化できるんだろう?と質問すると、

「運動することで、眠くなる。夜もちゃんと寝れる!」
「仕事でじっとパソコンに向かって固まった身体を、ほぐす!」
「発散しに行く!」
「太らない!健康!」
みたいなことを言っていました。

また、
「フランスではテレビのCMでも運動しよう!みたいな広告が多いし、小さいうちからお年寄りまで、運動することへの関心が高い」とも言っていました。

この運動に対する意識は、日本にはない文化で、
フランス人のいいところだな、と感じています。

まだパリにきて1ヶ月ですが、
フランス人は、健康に対する意識が高く、

運動だけでなく、何を食べるかという食に対する意識も高いな、と感じています。

都会とはいえ、日本の都会よりだいぶ人も少なく
静かで落ち着いているパリ。


さてさて、長くなりましたが、

明日も夜に練習があるし、
今月からリーグ戦も始まったので週末の公式試合に向けて、頑張ろうと思いますー!!!

またハンドのことも、
パリ生活のことも、
発信していこうと思います!

Au revoir!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?