明日をバーンとォ!【2023年印象に残った言葉ベスト6】
あっと会う間に年末になり、年越しの準備ムードになりましたね。
毎年1冊手帳を買って、毎日一言日記をつけているのですが、今年は「毎週1つ、好きな言葉を見つけて記録する」試みをしておりました。
手帳を1月から見返すと、しっかり毎週欠かさずやっていたようです。一部、無理やり書いた形跡もございましたが…。
せっかくなので、その中から特に気に入った言葉のコレクションを、ここでご紹介してみようと思います。
偉人の遺したものではなくゲームや歌詞等で見聞きした言葉が中心なので、目新しいものをご紹介できるかも?
もしよろしければ目次だけでもご覧くださいませ。
その前に今年について自分語り…(飛ばして構いません)
正直今年は、すごく辛い一年でした。
転職先で仕事ができない認定され孤立し、半年で契約を切られ、半年の無職期間を過ごし、再就職して、今はその研修中ですがまた自分の不出来さを痛感して悲観的になって、メンタルクリニックの通院を始めて、泣く頻度が週1以上になって…。
姉や従姉妹の結婚、懐かしい人との再会、職業訓練校の人との出会いなど良い事もあったはずなのに、「今年どうだった?」と尋ねられると先程の記憶が真っ先に出てきてしまいます。哀しきかな。
昨年までは確かなる「理想の自分」のイメージがあって、それに向かって色々努力すれば良いんだと思っていました。人の為に行動でき、人を支え、人に安心感を与えられる存在になりたい。そのために資格を取ろうと勉強したり、理想の職に転職しようとしたり。
しかし、「この理想はおそらく自分には無理だ、人との関わりにストレスを感じる自分には合ってない、仮に実現したとしても自分が苦しむから諦めた方がいい」と現実を知りました。周囲からそう思われている事も知りました。結果、今はかつての「理想の自分」に魅力も感じられなくなり、ただただ「なるべく誰にも脅かされず、居場所があり、心穏やかに働いて過ごす」ことだけを願うようになりました。…とか言いながら、かつて自分が目指していた職に就いている他者や、社会で活躍している同年代の人を羨ましく思ったり。我ながら面倒くさいですね。
元々あった心配性、自信のなさ、劣等感、自己嫌悪、卑屈、ネガティブ思考、そこに加えて人間不信と対人恐怖……よくない部分が、この1年間で随分と肥大化してしまいましたね。
アラサーにして、成長どころか退行してしまいました。未だに実家を離れる収入も気概も無いし。
結婚適齢期にもなりましたが、転職したてでこんな自分では恋愛も難しいだろうなぁ…。
キノコが生えそうなぐらいジメジメした前置き、失礼いたしました。
本題に移りましょう…。
~2023年 印象に残った言葉~
流れ星に願うから叶うんじゃない。
流れ星が流れた時にも願っている程、強い気持ちがあるから叶うんだ。
プラネタリウム「ノーマン・ザ・スノーマン~流れ星のふる夜に~」より
プラネタリウムで上映されていた作品。毎年冬になると、雪だるまの友人「ノーマン」と過ごす少年が主人公。ご紹介する言葉は、主人公たちが出会う不思議な青年が語った一言です。
(一語一句ぴったり記憶していたわけではなく意訳ですが…)
「流れ星が流れる間に3回願いを唱える」。
よく言われるジンクスですが、なるほど確かに、それを実現できた人は少ないのかも。
常に一つの願いを思い続けている人だけが、ジンクスの実行も、願い事を叶えることもできるのか。
果たして自分は、そんな強い願いがあっただろうか…?
そう考えさせられる言葉でした。
人生、ハッピィエンドしかないゲームみたいなものだね
PS2ゲーム作品「ぼくらのかぞく」より
プレイステーション2のゲームソフト「ぼくらのかぞく」。
名作「ぼくのなつやすみ」と同じキャラクターデザインの、家族育成ゲームです。主人公は25歳から60歳までの35年間、子供たちの成長を見守ります。
私はゲーム実況を拝見しましたが、ちょっとした変化で子供たちの行く先が微妙に変わっていく、何周見ても飽きない名作でした。
ご紹介した言葉は、主人公の娘の一人「コッコちゃん」が、大人になって人生を振り返って生まれたものです。
このコッコちゃん、メタい話ですが一定の条件を達成すると、プレイヤーを驚愕させる人生の決断をします。それを乗り越え、幸せな今を手に入れたからこその「人生はハッピィエンドしかない」なんですね。
私がもしゲームキャラクターなら、どんなルートが待っているんでしょう。ステータスがコツコツ上がっていくのを実感できたらどれほど良いか…。
…いや、そんな空想してないで、私は自分自身でハッピィエンドにしていくしかないですね。
天に召される時には、幸せなエンドロールを観ていたいものです。
明日をバーンとォ 信じましょ!
PS・PSPゲーム作品「俺の屍を越えてゆけ」より
鬼に呪いをかけられ、数か月で成人し2年までしか生きることができなくなった一族。短い命を生きる彼らが次の世代へと命を繋ぎ、敵討ちと呪いの解除を目指す…。そんなロールプレイングゲームです。こちらもゲーム実況を視聴しました。
ストーリーの内容だけに、ズーン…と気持ちが沈むのは不可避の作品。
しかし、このゲームには主人公達のお助けキャラクター兼ムードメーカーの「イツカ」ちゃんがいます。今回ご紹介した言葉は彼女のものです。
いつも笑顔でポジティブ。そして良い意味で大雑把なイツカちゃん。彼女の存在に、ゲーム内キャラクターもプレイヤーもどれ程救われたか…。
「今はつらくても、明日は良い日になるはず!!」
…そう勇気づけてくれる、大胆な一言に惹かれました。
彼女みたいに周囲を勇気づけられる人になれたら、素敵ですね。
楽しいお節介を沢山なさって!
求められる前に与えてきたモノが、貴女を貴女らしく彩りましてよ!
にじさんじ所属Vtuber? 鹿鳴館キリコ様より
こちらは、Vtuberグループ「にじさんじ」に所属する、ジョー・力一(りきいち)様
…のチャンネルに時々登場なさる、超スーパーウルトラセレブ、鹿鳴館キリコ様による名言です。
「お嬢様になりたい系一般女性Vtuber」壱百満天原サロメ様から「更にお嬢様になるにはどうしたらいいですか?」と質問された時のアンサーでした。
…登場人物が全員個性的で、ちょっと説明が難しかったかもしれません。
詳しくは、上記の切り抜き動画で。有志の方のお力より、3分程度でそのシーンを見ることができます。
「楽しいお節介」って言葉、なかなか出てこないものだと思うんです。
お節介ってどちらかというとマイナスイメージでしたし、まして私は人に何かするにも「逆に迷惑にならないか」と躊躇してしまう性格なので。
でも、キリコ様はそれを「貴女を彩るもの」だとおっしゃる。
言われたことや求められたことだけではなく、自分が「こうした方が良い」と感じたものを行動に移すことで、個性と魅力が磨かれていくということでしょうか。
人生経験豊富で独自の世界を確立している人だからこそ、生み出せた名言なんだと思います。かっこよすぎる…。
比べりゃあまりに情けないが、比べなきゃそこそこ誇れるんだ
syudou様楽曲「恥さらし」より
私が音楽をおすすめする時に、ほぼ毎回登場するsyudou様です。(あれ、この曲どこかで紹介したっけ…?)
今や海外デビューも果たしたAdo様のデビュー曲「うっせぇわ」や、アニメチェンソーマンのED5のテーマ「インザバックルーム」等を手掛けたアーティスト。
私が彼を知った当時は、厭世的で怒りや鬱屈に満ちた歌詞が印象的でした。
(過去のnoteで「邪魔」という曲を紹介しておりますが、これがまさにそのイメージ)
しかし今回ご紹介する楽曲「恥さらし」は、劣等感を抱きながらも誇りをもち、前に進んでいく歌詞が印象的です。
言葉のまんまなんですけどね。
比べなければ劣等感は抱かない。誰とも比べなければ誇りを持てる。
きっとこれまで苦汁を飲み干してきたであろう、syudou様だからこそ説得力を持つ歌詞ですね。
私だって、同級生やもっと若い世代と比べると目も当てられないし、過去の自分に見せたくない姿になってしまったけれど。
一度社会から離れてもまた働き始めようと努力していることは、誇りに思ってもいいのかもしれない。誇りに思ってもいいかもしれない?
…まだ素直にそう思うことはできませんが、きっとそうなのでしょう。そうだと信じられるようになりたい。
また、少し余談ですが、「恥さらし」の中にもう一節心に残った歌詞があるのでご紹介だけいたします。
愛してしまった全部全部 降りかかった呪いも全部
Vaundy様楽曲 TVアニメ「王様ランキング」OP「裸の勇者」より
「王様ランキング」。
王子として生まれながら、耳が聞こえず非力で、国民からも軽んじられていた「ボッジ王子」。しかしある時「カゲ」の友人との出会いをきっかけに勇気をもち、冒険と共に成長していく物語。
私は漫画で拝見しましたが、ボッジ王子は強い。
自分が辛い境遇であっても、その理由が理不尽なものであっても、他者を思いやり行動できる、本当は充分に王の器が備わっている少年なのです。
Vaundy様の「裸の勇者」は、ボッジ王子の人物像と王様ランキングのストーリーをばっちり形にした楽曲だと思いました。
そして大好きなのがサビであるこの歌詞。
「愛する」の行為自体難しいものなのに、自分を苦しめる「呪い」まで?
どんだけ愛情深いんだボッジ王子。
そしてどうしてこんな歌詞が書けたんだVaundy様。
好きで何度も再生するのですが、サビで何度もうるっときてしまいます。
どうして感銘を受けてしまうのかは、我ながら不思議です。まだ今の自分とその周囲を「愛する」どころか、受け入れる事も難しいのに。「愛する」自体、どういう事かも分からないのに。
以上、2023年の印象に残った言葉たちでした。
世の中には、想像以上に素敵な言葉で溢れておりました。
今年は特に、それが染みる1年だったかもしれません。
来年も、やるかなぁ…。
今年だけでも、時々「今週は書ける言葉が無い…」と悩んでしまうことがあったので、ほどほどにするかもしれません。
今年のベストをここに記録したのは、そういう理由もあったり…。
でも、印象に残った言葉は必ず記録できるようにはしておきたいですね。
これがきっと2023年最後のnoteになると思います。
フォロワーの皆様、今年1年間温かい応援を頂き誠にありがとうございました。今回たまたまこのnoteに遊びに来てくださった方々も、ありがとうございました。
暗雲の中を抜けるまでまだ時間がかかりそうですが、いつかまた楽しくのびのびとしたnoteを投稿できるよう精進してまいります。
来年も、もしよろしければお付き合いいただけますと幸いです。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
それでは皆様、よいお年を!
野乃
サポートに相応しいnoteを書けるように、サポートに相応しい人物になれるように、今後も努めて参ります。 もしも、万が一サポートして頂くようなことがあれば…泣いて喜びつつ大切に使わせて頂きます!