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幸福な夢の話/「言い方」の問題/消費者をちゃんとやる


幸福な夢の話


私は急ぐため、近道をしようとしている。そのため、切り立った通りにくい崖のあるルートを行こうとする。

その崖で、農作業をしている人々に「どこいくの」と声をかけられる。「あ、すいません、もしかしてここは通ってはだめですか?」と聞くと、「いやー、通っていいけど、大変だよ。みんな下をいくよ」という。

下、というのは、崖の下に川というか浅い湖みたいなところがあって、そちらを通るのだという。

「水があるから通れなさそうですけど、みんなどうしてるんですか」と聞くと農家たちは「まかせろ」という。なんと、浮き輪みたいなものに私を乗せて、ロープで引っ張ってくれるというのだ。

明るい日差し、透き通る湖、心地よい水の手触り、スピード感。「こんなに楽しいことがあるなんて」と心から思う。強い多幸感がある(我ながらいい夢を見ている)。私がそう伝えると、興が乗ってきたのか、農家たちはさらにスピードをあげ、振り回してくれて、私は農家たちとキャッキャ楽しんだ。

当然ながら想定以上にびしょ濡れになったのだけど、農家たちは親切にも、自分たちの家へ来るといいという。タオルや着替えを貸してもらうなど、とても親切にしてもらった。そこでは子供達がたくさん元気に走り回っている。

子供達の年齢には多様性があるようで、年長者はお兄さん、お姉さんとして下の子たちに振る舞っており、私の知る同年代の子供達よりも大人びてみえた。年少者が下にいる方が、人は早く大人になるのかもしれない、などと思うし、こういう環境を当たり前として育つと、先ほどのような親切な農家の人々のようになるのかもしれないなどと思う。
という夢をみた。

別の夢の話で。

地域団体の偉いおじいさんたちと、なぜか一緒に音楽ライブを見る夢を見た。

チャットモンチーと、浜崎あゆみが出てきて、「うわ懐かしー!確かに、いま90sとかY2Kとかリバイバルしてるもんなー、でも地域の人たちは誰だかわかるのかしらー」と心配するなどした。

「言い方」の問題


お笑い芸人が、なんてことないコメントを、変わった言い方をしただけで、あたかも面白いギャグを言ったかのように見せて笑いを取ろうとするのに対し、「いや、言い方やん!」と突っ込まれる、という定番の型がある。

「伝え方が9割」とか「人は話し方が9割」とか似たタイトルの本がヒットする程度に、僕らの認知世界は言語に小さくない影響を受けている。同じ意味でも、単語のチョイス、言い方、伝える順番、そういう「言い方」で伝わり方は異なる。

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