どこか遠いところへ消え去ってしまいたい夜もある
アラサー女の金曜日。終わらない残業。
断った飲み会。
毎日同じ生活を繰り返していると、ふとどこか自分のことを誰も知らない場所に逃避行したい気持ちに駆られる。
離れたいんだろう。ここから。
それは仕事をしている時や、疲れて帰宅した時に、動き出す気力もないのに、ふと思うのだ。
一人になれる場所に行けばいい?
いや、そうじゃない。
遠くに、遠くに、行きたいのだ。
帰るのも億劫になるぐらい遠くに。
旅行すればいい?
楽しむほどの気力は持ち合わせてない。無論、楽しみたいという本心はある。
でも気力がなくて、おめかしして街を出歩くほどの元気さはない。
ただただ風に飛ばされるように遠くに行きたい。不可抗力で飛ばされたい。
部屋の中でだらだらとアイスを食べながら寝そべるのもアリなのだけど。
無性にこの場から離れてどこかに行きたい時ってないですか?
多分、色々と考えるのをやめたいんだと思う。
ぼーっと海でも空でも、星でも見ながら考えることを少し止めたいんだと思う。
将来のこととか、結婚のこととか、ずっと独り身のこととか、出産のこととか、女性男性の人生のこととか、親のこととか、兄弟のこととか、祖父母のこととか、ダイエットのこととか。
全部忘れたい時ってあるよね。
ああ、こんな感傷的?なこと言いながら明日になったら「陽射し眩しすぎ、外出るのだる、エアコンつけて横になろ、ついでにアイス食べよ、ついでに肉も食おう」なんて体たらくなアラサー女に戻るんだろうな。
何か弱まってるのは、睡眠不足だろうか。
ぐっすり寝れば良くなるのかもしれない。
生きてる時間は限られている。24時間のうち睡眠に取られるのは惜しいという気持ちもなくはない。
でも、睡眠は最高のお薬らしいから。
寝て起きたら少しでもすっきりした自分に逢えることを祈っている。
(最近旅に出ていなくて無性に旅立ちたくなった奴)
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