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#5 畝立てとわら細工を、同時進行で指導するしのぶさんが最強でした


こんにちは、こんばんは。

ななしさいえんのリンと申します。

2024年1月からお仲間と3人で菜園をつくっています。

このnoteでは、菜園をつくる過程や記録、自然農法、有機野菜、コンポスト、オーガニック、コミニュティの場づくりに取り組んでいる私達の日誌として記録してまいります。

リラックスして読んでくださいね。




曇り空


2024年1月27日(土) 曇

この日は朝からどんより曇り空でした。

菜園作業の日はお天気に恵まれたことがありません。

昨年末、Amazonのブラックフライデーで購入したツナキのサイズが大きくて、事前にセルフリペアしてみたものの、まだ大きい。
外は寒そうでしたが、最小限の防寒対策をして出発。

リーダーのこーいちさんに迎えに来ていただき、私たちは菜園へ向かいました。

重労働


この日は、前々から決まっていた重労働の日。

こーいちさんのお仲間の田中さんが助っ人に来てくださいました。

私たちの師匠、しのぶさんも登場。

まずは、事前に作成した菜園のレイアウトと構想を簡単に説明しました。

わたしのプレゼン資料に、しのぶさん、田中さんがやや引き気味なのが伝わりました。

でも…

やりたいことを実現するには、そのようなリアクションは折り込み済みです。

私達の想いに対して、しのぶさんから的確なアドバイスをいただき、レイアウトを一部変更して、その日のタスクを進めていきます。


焚き火


土を耕す前に、ワラや雑草を燃やすことになりました。

あったかい


都会育ちの私は、おもむろに、火を焚く現場に居合わせたことがありませんでした。

え!いきなり火をおこすの、大丈夫かなぁ

と心配しながら、しのぶさんの自然な行動を熟視していました。


耕運機


リーダーのこーいちさん、田中さん、私の3人は、耕運機を操作するのは初めてでした。

しのぶさんの耕運機をお借りして操作方法を教わりました。

私は菜園のPR担当なので、耕運機の操作はお二人にお任せして、画像を撮っていました。

その時、ミスター宮司の車が停車しました。
地元の宮司地区のリーダー的存在の方らしく、私たちが土を耕すことをきいてすぐに、ご自分の耕運機を貸してくださるということになりました。

なんという奇跡!

人数は少ないけど、2台あれば作業スピードが上がります。

善は急げと、こーいちさんと田中さんは耕運機を借りに行っていただき、その間、私はしのぶさんの耕運機で地面を耕すことになりました。

わたしの人生では初の耕運機

率直に、操作し難い

耕運機の振動、油断するとタイヤが土にうもれるので、それを戻す重さで、筋肉痛の予感でした。

しのぶさんが整骨院の予約があるからと一旦退散。

私は、慣れない耕運機に格闘しながら耕していると、いつの間にか軽トラックを借りて、耕運機を降ろすこーいちさんと田中さんが戻ってきていました。

(展開が早すぎて記憶が不確かですが、多分あっていると思います。)

早速、田中さんは、新たに借りてきた耕運機を操作すると、初めてとは思えないほど慣れた様子でした。


休憩



田中さんとは、はじめましてだったので自己紹介的な会話をしていました。

整骨院からしのぶさんが戻ってきて、まちこさんにしめ縄づくりを教えはじめました。




まちこさんは菜園の場所を提供してくださっているオーナーさんです。

しのぶさんとは幼馴染で、前々から、しのぶさんとしめ縄づくりをする約束をしていらっしゃいました。

その話を聴きつけた私は、しめ縄づくりに興味があったので、図書館から借りてきた本をしのぶさんに見せて、縁起物をつくりたいとお伝えすると、以前に試したことがあったようでした。


プレイングマネージャー


気がつくと、
しのぶさんは、まちこさんにわら細工の基本を指導しながら、わたしたち菜園チームには、次の工程を指示していました。

しのぶさんは、器用な方だと思っていましたが、一緒にワークをすると、頭の回転の良さと機敏さがズバ抜けていました。

これって最高のプレイングマネージャー像では?

わたしは優秀なしのぶさんの的確な指示に、まるで上司に恵まれた部下のような気持ちになりました。

そして、耕運機を3往復くらいして、ふかふかの土の面積が広がっていきました。


竹藪へ


「竹を取りに行こう」

忍さんの一言で、あっという間に男衆が竹藪の方へ行ってしまいました。
ワラ細工の修行中のマチコさんと話していたので出遅れてしまいました。

ここ、通っていい道なのかなぁ…

と不安に思いながら、隣人の畑の間を抜けて、男衆の声が聴こえる方へ向かって行きました。

私が着くと、もうしのぶさんは2本くらい竹を切り倒していました。

こーいちさんと田中さんが一本ずつ竹を引きずりながら運んで行きました。

私はしのぶさんの姿を画像に納めてから、竹を運びました。


こんなふうに、
切り倒したばかりの、竹を運ぶのも初めてなので新鮮でした。

計測


当初の予定から方角の関係で、畝の向きを変更しました。

それから畑に戻り、畝になる場所周辺のサイズを、しのぶさんと一緒に計測しながら、竹を置いて切ってもらいました。



しのぶさんは、地面に置いた竹が転がらないように、ストッパー的な竹の杭の見本をつくってくださいり、それを真似て私につくるように促すと、しのぶさんはわら細工修行中のまちこさんの様子を見に行きました。

しのぶさんに簡単そうにつくってくれた見本を見ながら、竹の先を鋭く切ってみましたが難しい。

全然尖らない。

私は観念して、しのぶさんにやってもらおうと、道具一式を持っていきました。

結局しのぶさんにつくってもらい、竹の杭を竹の畝枠に打ちつけて安定させました。

土入れ



竹の畝の脇にある土を畝の内側に入れて行きました。
私はしのぶさんの農具をお借りしながら、見よう見真似で土を掘って慣らしましたが、農具の使い方が違っていました。

農具を使ってみて思ったのは、それぞれに使い方があり、お手本のしのぶさんを見て実際にやってみると、なんか違うなぁと思うことがありました。

「スコップでもいいよ」

しのぶさんは、私が使いやすい道具をオファーしてくださいました。

そして、こーいちさんが鶏糞を蒔いて、土の表面の凹凸をホウキで慣らしていきました。



畝一号


美しい




宮司の恵の竹で枠をつくった畝の上品さ

しのぶさんの菜園で見た竹枠の畝が、私たちの菜園に登場です。
先々週に見たしのぶさんの菜園にあったデザインを教わりながらも、自分たちの手で仕上げられたことに心が動かされました。

ずっと眺めていたい畝でしたが、私はワラ細工チームに混ざりました。


縁起物


私がつくってみたかったワラ細工は縁起物の酉でした。
13回忌を迎える父の写真の飾ってある棚に置きたいと思ったからです。

しのぶさんと本を見ながら、サイズやわらの本数を確認してわらを渡すと、職人さんのように、両手と足を使って藁を編んでいかれました。

早いし綺麗!

動画で予習していた職人さんと同じ動きでした。

しのぶさんは神社のしめ縄や門松を依頼されるくらいなので、器用でいらっしゃる方は凄いです。
スルスルと縄を編んで行ってあっという間に本体が出来てきました。


わたしは寒さの絶頂に達し思考が追いつかなくなりました。

あとは尾っぽを切って、引っ掛ける縄を整えて出来上がりになるところでタイムアウト。

片付けをして、お借りしていた耕運機を洗浄してくださったこーいちさんに最後のお願いとばかりに、芹を取りに行くのに付き合っていただきました。

芹の生息地は、普通だったら入ってはいけないゾーンでしたが、まちこさんと一緒だったので、田んぼの脇に生えている芹を、こーいちさんに取ってもらいました。

泥が半端ない

詰んできた芹を井戸水で洗わせてもらって、みんなで分けてその日の作業は終了しました。


わたしはタイミングを逃して、お昼ご飯を食べられなかったので、バッテリー切になる寸前でした。
空腹と寒さの中で、畝立てと縁起物をつくるという、どちらもやってみたかったことが、一日でやれたなんて信じられない

感無量な気持ちでした。


まとめ


  • 耕運機、竹取り、畝立て、ワラ細工と盛りだくさん1日でしたが、自然のそばで生きていらっしゃる先輩は、自然にも人にも丁寧に接して学ぶことがたくさんありました。

  • しのぶさん、マチコさんの口から変わり行く町、子供時代から慣れ親しんだ自然の風景が壊されていく事に、複雑な想いを吐露されていたことが感慨深いと思いました。

  • 私たちの菜園では、先祖代々から土地を守ってきた方と、新しく移住してきた方が交流できて、楽しい時間を過ごせるような場にしなければと思いました。



最後まで読んでくださりありがとうございました。

読み直ししていますが、誤字脱字があるかもしれません。
お詫び申し上げます。


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