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幼児園の読み聞かせ 素直な反応に新鮮な学びと喜び

今年のチャレンジのひとつ、
子供が通う幼児園(保育園)で、読み聞かせボランティアに参加しています。

チャレンジというほどではなく、担当日に担当クラスに行って、1冊本か紙芝居を読むだけのもの。

園からの呼びかけで保護者の中からボランティアを募り、集まった人数で学年やクラスが割り振られます。
自分の親が、幼児園へ読み聞かせに来るというのは、
子供にも特別で嬉しいものらしく
長女の時にも読み聞かせボランティアに来てとリクエストされました。

でも、当時は園児の数も多く、人も足りていたことと、とにかく仕事も忙しかったので、やる気すらありませんでした。

ですが、いま息子が通っている幼児園で読み聞かせすることも、この先ないかと思うと、一度は恩返しや経験のためにもやってみようかなと先生に相談。
年の離れた息子の時代になると、我が地域も少子化で人も少ないこともあり、応募者が少なくとてもありがたいとのことでした。
朝一の10分くらいなので、仕事の調整ができる日だけでも、大丈夫とのことでした。

読み聞かせ初日。

ゆるーい感じで、直接担当クラスに行き、読み聞かせして帰るようです。
今回はちょうど息子(年中)のクラス。

私の方がドキドキして行くと、前列の、読み聞かせ席の真ん前に陣取って座っている息子。
満面の笑みです。

他の子供たちも、参観会で見るちょっと緊張した顔とまた違った雰囲気。
先生以外の大人は私以外で、見たこともあるのでリラックスした子供たち。

「どんな本読かな~?」
色々話しかけてくれます。
そして、みんな背筋ピンと座り、どんな本が出てくるのかワクワクしている様子がとても伝わってきます。

かわいい、でもまっすぐな視線が痛いくらいです。

今回私が年中さん(4,5歳)向けに選んだ本は

「はじめてのおつかい」(筒井 頼子作)です。

5歳のみいちゃんが、ママから頼まれた牛乳を1人で買いに行くというお話。
主人公のみいちゃんのドキドキが、読んでいる方まで伝わってくる、私のお気に入りの絵本のひとつです。

子供に手伝ってもらいながらの絵本選びも、どんなものなら聞いてもらえるか、とても悩みました。

さぁ始まりです。

「みんな、おうちの人とお買い物に行くかな?」
と、語り掛けると、
「ママと行くよー!」
「おさんぽも行くよ!」
と次々に反応が帰ってくるのがかわいくて。

その後、終始、静かにお話を聞いてくれました。
こんなにじっくり聞いてくれるものなのか。

実は、私は読み聞かせは、決して得意ではなく、小学生の頃は音読が大嫌いでした。
だけど、読書は好きで、大人になってから読む絵本は、また新たな感覚があり、そのワクワク感や楽しさに、改めて魅了されています。

今回も、自分の子供へ読むように、楽しく聞いてもらえるには?を心掛けながら、大きなハッキリした声で、私なりに読み聞かせました。

子供たちも、ところどころストーリーに反応し、
「え!?」とか「すごい」とか素直な言葉がこぼれていました。

読み終わると、人によっては、長かったのか
「疲れたー」という声をこぼす子もいたのがまた素直。

あんだけ姿勢よく静かに聞いてくれていたから、それは疲れるよね。
聞いてくれてありがとう。
次はもっと、短いのを選ぶよ。
読み方、本の選び方、レベルアップしてくるからね。

読み聞かせを終えて、これって
「私が行う”子供向けの講座”の勉強や練習になる」
とつくづく感じました。

お子さん対象の講座(みそ玉づくりや、宝石石けんづくり講座など)は、大人向けとは緊張感も違うし、話し方、説明の仕方も違います。
自分が深くわかっていないと、敏感な子供たちは、すぐ察して反応してくることもあるので、もちろん生半可ではできません。

子供向けって、予測不可能なところも多いので、難しい。そして楽しい。

昔、家庭教師もバイトもしていたけど、「ほんと毎回新鮮だったな」ということを思い出しました。

読み聞かせ、得意じゃないけど、これは私の勉強にもなるなと思いました。
子供たちのまっすぐな視線と反応が、私には目新しくて、すごいパワーももらえるし。
達成感があるかどうかと言えば、まだ、私の読み聞かせレベルが上がらないと、難しいなとは思います。
でも、今、できる新たな取り組みのひとつとして、楽しんで挑戦していきたいです。

次回は年長(5歳)クラスです。
何を読もうかな?どんな反応かな?
ぜひ、おすすめの絵本があれば教えてください。

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