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プロジェクトと通常業務の違いは?仕事を進める上で知っておきたい7つのポイント【前半】

こんにちは!
野見山です。

前回の記事では、「プロジェクトとは何か」についてご紹介しました。

プロジェクトは普段の通常業務とは進め方が大きく変わってきます。

進め方の違いを理解するために、
「今回はプロジェクトと通常業務の違いは?」
というテーマで書いていきます。

■プロジェクトと通常業務の違いは?

プロジェクトにアサインされたときにまず認識しておくべきことがあります。

プロジェクトの進め方は通常の業務とは、全く別物であるということです。
※通常業務の意味合いですが、毎日・締や月次のタイミングである程度やるべきことが明確になっている業務のことと定義します。

通常業務の際は活躍しているメンバーでも、いざプロジェクトにアサインされたら苦労すると言うことも多々あったり…

それを避けるためにも、プロジェクトと日常業務の違いを押さえておく必要があります。違いをまとめると以下の通りです。

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これらの違いを順に紹介していきます。

■性質の違い

通常業務ではより「反復性」があり、プロジェクトではより「独自性」が求められます。

通常業務の例を挙げると例えば経理の月次決算業務。これは毎月決まったタイミングで経営者に業績を報告する業務ですが、ある程度作業をルーティン化できる業務にあたります。

一方で、「基幹系業務システムを刷新する」といった
プロジェクト。これは既存業務を変革して、今後のあるべき姿を求められることになるため、そのプロジェクトのために検討すべきものが多数あります。

そのため、反復で業務をこなせば良いという話ではなく、プロジェクト独自の活動を進めていくことになります。

■時間の違い

通常業務では時間に「継続性」があり、プロジェクトでは「有期性」があります。

先ほど例に挙げた「経理の月次決算業務」では、企業の事業活動が続く限り、毎月行う作業です。そのため、始まりも終わりもなく、今後も継続していくべき業務にあたります。

一方で、「基幹系業務システムを刷新する」といったプロジェクトでは、必ず時間的な制約があります。2022年4月にキックオフし、一年後の2023年4月に本稼働というようにです。

つまり、プロジェクトは決められた期間内で成果を出すことが求められます。

■目的の違い

目的の違いでいくと、通常業務ではより「複雑さに対応」し、プロジェクトでは「変化に対応」していきます。

「経理の月次決算業務」の例で、営業部門から上がってきた売上伝票を、経理部が会計システムに反映されていることを確認する業務があります。これは手順が決まっていながらも、部門を跨いだ複雑な手順で業務を進めていきます。

一方で、「基幹系業務システムを刷新する」といったプロジェクトでは、既存業務を改革することが求められます。キックオフ前に挙がっていた新システムへの要件が、要件定義を経た結果変わる、といったこともよくあります。

プロジェクトはタイミング(工程)毎に変化していく生き物みたいなものです。

変化していくことを前提にした仕事の進め方がプロジェクトでは求められるのですが、このあたりが初めてプロジェクトにアサインされたメンバーが慣れない難しい部分だと思います。どう慣れていくか、という話はまた別のタイミングで。

■まとめ

今回は「プロジェクトと通常業務の違いは?仕事を進める上で知っておきたい7つのポイント【前半】 」というテーマで書いてきました。前半ということで、以下の3点をまず紹介しました。

①性質の違い
②時間の違い
③目的の違い

次は後半ということで、残りの4点を紹介する予定です。

④人材の違い
⑤手順の違い
⑥リスクの違い
⑦姿勢の違い

それではまた!


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