都会と田舎、精神疾患持ちにはどちらがおすすめなのか。

のめしこきです。

タイトルにある通り、精神疾患(うつ病や統合失調症など)を持っている人はどこに住むのがベストなのか?ということを考察したブログです。

結論を先に申しあげますと日本という国に住み続けるなら、首都圏(近畿含む)に住んだほうが圧倒的に生活の質が上がると考えます。

ツイッターでは前々から言い続けていますが、都会と田舎では生活コストの差ってあまりありません。それを踏まえて説明していきたいと思います。

精神疾患になると日常生活に大きく支障が出るようになります。大きいのは”働けない”ということではないでしょうか。

①都会→多様な職場、田舎→限られた選択

なぜ働けないか?健常者の皆さんには理解できない点があるでしょう。精神疾患だけでなく発達障害の方なども当てはまりますが、”体力がない”というのがまずもって大きい原因なのではないかと思います。

できること、できないことの間に”できるけどすごく疲れる”という業務レベルが多すぎるのです。健常者が難なくこなしてしまう業務を我々は何とかこなし、精神をすり減らして体力を消耗しこなします。するとどのようなことが起きるか。職場の人間は”なんだ、できるじゃん”という錯覚を覚えるのです。そしてそれが基準となり、質が落ちてくる業務レベルにいら立ちを覚え始めるのです。そして次第に人間が離れていき、退職、ということにつながっていくわけです。

このような状況から都会と田舎ではどのようなことが言えるのか。

都会→会社が多くあり、多様な雇用形態(障碍者雇用含む)があるので自分にあった仕事を見つけやすいし、だめだとしても無数に選択しがあるので心の余裕ができる。

田舎→会社が少なく、勤務形態は限られているし、人材が不足しているので自然と超過勤務が増えてブラック企業化になりやすい。仕事がそもそもないから心の余裕がない。

もうこの時点で都会のほうが自分のアイデンティティを守りやすいということです。

②生活コストは実はあまり変わらない

誰しもが生きるために大切なのは衣食住の確保だと思います。特に食と住に関しては特に重要かと思います。

最初に言っておくと”こだわり”がなければ生活コストは大きく変わりません。”住”については説明が必要になってきます。

まず”食”のコストですが、田舎でも都会でも変わらないもしくは都会のほうが競合が多くて安いまであります。

スーパーや他の小売にしても外食するにしても都会のほうが選択肢が多く安くてうまい場合が多いというのが田舎と都会で暮らしたことのあるじぶんの感想です。

”住”に関してはご存じの通り首都圏はかなり値段が高いです。マイホームを買うにしても賃貸を借りるにしても。それは異論なしです。

何が違うのかというと田舎では車の所持がほぼ必須となり、生活コストを押し上げるということです。

地方都市の中央部に住んでいて、仕事先も車で行かなくて済むような住環境であれば地方住まいのほうが良いでしょうが、大概は車が必要になるような地域ばかりです。

車は本当にお金がかかります。2年に1度の車検、エンジンオイルの交換からガソリン給油、部品の取り換えに自動車税。

しかも精神疾患を患うと運転が非常にリスクあるものにかわります。人をひいてしまう、事故を起こしてしまう可能性があがります。こんなリスクの高い行為は避けたいものです。

首都圏の移動は言わずもがな電車中心です。病気になると外に出ることも減るので電車移動にお金をかけません。これによって最高のコストパフォーマンスといえると思うのです。

③人が多いので、似た境遇の人と直接交流が持てる。

田舎の人間関係は限られています。人が少ないですから。そんな中ある人との交流の場といえば、寄合や町内会、地域の祭り等。知っている人間ばかりで監視社会なのです。しかも高齢化が進んで爺さん婆さんばかり。友人や恋人を作りたい若い世代が周りにいませんので自然とジェネレーションギャップを抱えながら自分が年を取っていきます。

首都圏はどうか。多様な価値観を持った人間が駅を行きかっており、若い現役世代の人間があちらこちらにいます。

居酒屋なんか行くと満席で知らない人と相席になって話が弾むことも。田舎では絶対にありえません。まず警戒されるので。

SNSなどのネットサービスで仲良くなった人とオフ会という名目で直接交流することも可能でしょう。多少の危険性はありますが、人生を豊かにする出会いがあるかもしれません。

うつ病で寝たきりになって思いましたが、人との交流は命にかかわります。人はやはり”社会的動物”であり、人との交流がなくなれば精神が壊れてただの獣になるんでしょう。そう考えると都会のほうがより多くの可能性を秘めているというわけです。

④社会保障を気兼ねなく受けられる首都圏。

先ほども話した通り、田舎は人が少なく監視社会です。田舎の人は日常生活の刺激が少ないのでそういう人のうわさ話が大好きで、過剰な干渉をしてきます。よって、例えば働いていないで一日中家にいると何となく近所にばれてしまいます。(車の有無なんかでも見ている気がする)

そういった個人情報筒抜けの地域で障害年金や生活保護なんか受けてみてください。すぐに妬みや嫉妬の対象です。田舎は低賃金で働いている人が多く、可処分所得(手取り所得)が都市部の生活保護以下の世帯なんかが非常の多いのです。特に市営団地がある地域はそういった地域が多い気がします。

なので、社会保障にお世話になっているということがわかると凄まじい陰口にあいます。善い人もいますが、大抵は嫉妬に狂った人々があれやこれやと裏でいろんなことを言ってきます。それは職場でも同じです。

自分自身も低賃金な為、そのような働いて生活保護以下の人のつらさがよくわかります。これはもう政治の責任だと思っています。

しかも田舎は行政の財務的余裕がないところが多く、生活保護などの申請は上手くかわされてしまいます。首相がセーフティーネットといったのにも関わらず。

都会はどうでしょう。人が多いし、近所の交流は少ないです。隣のアパートの人が何しているかなんて大概わかりません。

傷害年金や生活保護の申請も気兼ねなくできる気がしますし、金のある自治体はそんなに拒絶しない気がします。(したらすみません)

というように気兼ねなく社会保障を受給することができるはずです。

人にはライフスタイルがそれぞれあるように一概に必ず都会が良いとは思いませんが、それでも私が推す理由がここにあります。



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