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【脳をあやつる成功術】~ローボール・テクニック~

ローボール・テクニックとは

先に受け入れられやすい要求で承諾を得てから
その後で難しい要求をする

というものです。

人間は、

一度小さな要求を受け入れると
その後の大きな要求も断りづらくなる

という性質があります。

☆アメリカの心理学者チャルディーニの実験☆

大学生のグループA,Bを用意する

グループAには
「明日朝7時から始まる実験に協力してくれませんか?」とそのまま依頼する。

グループBには
「明日朝10時から始まる実験に協力してくれませんか?」と先に依頼し、
これを承諾した者に対して、
「朝7時に変更になりました。協力して頂けますか?」
と本来の依頼をする。

その結果
グループAは3分の1が承諾
グループBは半数以上が承諾

という結果になった。

(※実験は要約してます)

どちらも最終的に求める日時、内容は同じであるのに、

一度、行きやすい時間を承諾させることによって
本来の時間の承諾率まで上がるという現象が起こっています。

朝10時という小さな要求の受け入れたため、
朝7時という大きな要求を飲みやすくなったと考えられます。


ビジネス応用例

よく使われる例として、

マクドナルドの販売戦略があげられます。

低価格のハンバーガーをメインに宣伝し、
入店したお客さんに対して
ドリンク、ポテトなどセット販売を促す。

低価格のハンバーガーを購入を受け入れたお客さんは、
店員の追加の注文要求も受け入れてしまう。

というローボール・テクニックが
使われていると考えられます。


日常における応用例

日常的な例を3つあげてみます。

・プレゼントを買ってもらいたい時、小さな飲み物などを買ってもらってから、本命の物を頼んでみる。

・人からお金を借りたい時、まず小さい金額を借りてから本命の金額を頼みこむ。

・作業を手伝って欲しい時、簡単なものから順にやってもらう。

など、使える機会は多いですね。


ローボール・テクニックの語源

ちなみにローボール・テクニックの語源は、

野球で、ピッチャーがキャッチャーの取りやすい低い球を投げる。
そこから順にキャッチャーの取りづらい、高い球を投げる。

というイメージから来ています。

このテクニックをぜひ活用してみましょう。


以上、「ローボール・テクニック」についてでした。

少しでも参考になりましたら、スキ、フォロー頂けたら幸いです。

ありがとうございました。

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