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#1 アルゼンチン人のノマドカップルが東アジアを旅しようと思った理由

Nomad Universityへようこそ! 

世界を旅するデジタルノマドのあきな(@beakinaself)です。

わたしは旅の途中で出会った世界中のデジタルノマドにインタビューして、彼らが旅の途中で遭遇した「とんでもない体験」や「おもしろい体験」などをお伺いしています。彼らの非日常体験はとってもおもしろいので、興味あるひとはぜひこの記事を読み進めてくださいね。

今回は、5年間一緒に東アジアを旅してきたアルゼンチン出身のデジタルノマドカップルを紹介します。

彼らはどんな新しいスキルを学んだのか、デジタルノマドとして新しい旅を始めるためのくわしいステップをお話ししてくれました。また、旅と仕事を同時にこなしながら、どのように困難や課題を克服してきたかのお話もありました。韓国や日本でのおもしろいエピソードもあるので、旅行や恋愛のパートナーを見つけたいひとは、ぜひ読み進めてみてください。

本インタビュー記事では、7回の連載でお届けしています。

#1 東アジアを旅しようと思った理由(今この記事を読んでいます)
#2 ノマドカップルが考えるデジタルノマドに必要なスキル
#3 旅の途中で印象に残っている出来事
#4 ノマドカップルの出会いとカップルとしての旅の進め方
#5 東アジアを5年間旅するノマドカップルがおすすめする国3選
#6 旅に3つの物しか持って行けれないとしたら?ノマドカップルに聞いてみた
#7 平凡な会社員だったアルゼンチン人のカップルがデジタルノマドになろうと思ったきっかけ

この記事の目次は以下の通り。

1. 5年間ほとんど東アジアで旅していた

icon-アキナ

こんにちは、アキナです。今日のゲストはアルゼンチン出身のセバスチャンとセシリアです。よろしくお願いします〜!


icon-セシリア

ありがとう!参加できてとてもうれしいです。


icon-アキナ

わたしたちは今、日本の金沢市のレナズホテルにいます。おふたりの自己紹介をお願いします!


icon-セバスチャン

わたしたちは旅行ブロガーで、すでに5年以上アジアを旅しています。始めた当初は1年ぐらいかなと思っていたんですが、いろいろなことが重なって、あっという間に5年経ってしまいました。


icon-アキナ

この5年間、ほとんどアジアを旅していたんですね。


icon-セシリア

そうですね、主に東アジアを旅してきました。タイ、カンボジア、ベトナム、ミャンマー、マレーシア、シンガポール、フィリピン、バリ、香港、マカオ、ブルネイ、日本、韓国、台湾の東アジアと、モルディブを旅してきました。


2. なぜ東アジアを旅しようと思ったのか?

icon-アキナ

東アジアのほとんどの国を旅していますね!なぜ、東アジアだけに絞ろうと思ったのですか?


icon-セバスチャン

デジタルノマドのような旅を始めようと思ったとき、どこを旅するかで2つの場所をまず考えました。ひとつは南米で、もうひとつは東南アジア。南米は僕たちと同じスペイン語を話すひとが多いからなんとなく馴染みがあって挑戦しやすかったんです。

でも、東南アジアについては何も知りませんでした。そこで、調べを進めるにつれて東南アジアは物価が安く、治安もいいことがわかりました。より挑戦的な方をまずは選ぼうと思って、東南アジアを旅することに決めたんです。


3. ふたりがデジタルノマドになるまで

icon-アキナ

東南アジアは、中南米のちょうど真反対に位置するから人々や文化も全然違いますよね。大学を卒業してすぐにデジタルノマドになったのですか?それとも、実際に企業で働いた後からですか?


icon-セシリア

ふたりともこの旅を始めるまでは、ずっと会社勤めをしていました。セバスチャンは6〜7年同じ会社にいて、その後フリーランスとして働きました。わたしも同じく、ずっと弁護士の仕事をしていたんです。

旅を始めたとき、わたしは31歳、彼は33歳と、会社で10年近く働いて、普通の生活をしていたのですが、そういう従業員の生活スタイルには馴染めなく、居心地が悪かったんです。


icon-アキナ

なるほど、9時から17時まで働くスタイルの生活ですね。


icon-セシリア

わたしは頻繁に時間外労働をしていました。弁護士は本当にプレッシャーのかかる環境で、正直言ってあまり楽しくなかったんです。わたしは心の中でいつも旅をして、世界を知りたいと思っていて、なによりそれがわたしの大きな夢でした。しかし、当時のわたしたちはもうそんなに若くないと思い込んでいたんです。


icon-セバスチャン

ほとんどのひとがデジタルノマドのことをあまり知らないんです。

 

icon-セシリア

だから「仕事を辞めて世界を旅したい」と言うと「頭がおかしいんじゃないか」と思われます。でも、みんなにおかしいと言われても、「これはやらなきゃ!」と思ったんです。それからブログを読んだり、実際にデジタルノマドを実現しているひとの経験を聞いたりするようになりました。そうするうちに「もしかしたらこれはわたしたちにも可能かもしれない」と感じ始め、1年後にスタートすることを決断しました。それから、丸1年かけて計画を立て、お金を貯めて、旅に出る準備をしたんです。


icon-アキナ

1年かけてお金を貯め、デジタルノマドとしての新しい旅への計画を一緒に立てたんですね。


icon-セシリア

ひとによっては、今日辞めて明日すぐに旅に出かけるタイプのひともいると思いますが、わたしたちには準備が必要でした。その準備というのは、主に心理的なものですね。恐怖心を取り除く必要があったんです。

だから、お金を貯めて、準備をしていき「よし、やってみよう」と自信をつける時間が必要でした。


icon-アキナ

実は、わたしもまったく同じ経験をしています。同じ会社で8年働いて、30歳くらいになった時に、9時~17時の仕事をやめて、デジタルノマドになろうと思ったんです。

でも、ほとんどのひとは、大企業を辞めて、不安定な新しい旅に出るなんて、もったいないと言います。でも、セシリアが言ったように、わたしは実際に旅をしたことのないひとの話も聞いていました。

だから、いろいろな意見があってとても混乱しましたが、自分がやりたいことをやったことのあるひとの話を聞くべきだということも学びました。そして、実際に経験したひとたちの方がより良いアイデアや意見をくれました。

だからこそ、わたしもふたりの気持ちがとてもよくわかります!


icon-セシリア

新しい夢を持つようになったけど、その夢に対してまだ確信が持てないときは、それを理解して良いアドバイスをくれるひとたちとだけ共有することがとても重要だと思います。

それをやったことのないひとに話すと、彼らは何も知らないので、もしかするとあなたの夢を潰そうとしてしまうかもしれません。


icon-セバスチャン

でも、彼らはあなたのことを大切に思っていて、苦労してほしくなくて過保護に反応してしまうだけだから悪気があるわけではありません。

だから、それをやったことのあるひとたちと共有しなければならないと思います。


icon-アキナ

とてもよくわかります。たぶん彼らは、わたしがこれから経験するかもしれない危険な旅からわたしを守りたかったのでしょう。

でも、わたし自身はこの刺激的なライフスタイルが本当に大好き。デジタルノマドとして生きるこの生活にとても充実感を覚えます。


4. 実際に体験したことのあるひとに話を聞くことが大切

icon-アキナ

東アジアを旅しようと思ったきっかけが、東アジアのことをあまり知らなかったからというのは、大変勇気のある挑戦ですよね。

新しいことに挑戦しようとするとき、その挑戦を応援してくれるひとと、考え直すように説得してくるひとの2タイプのひとがいると思います。そういったときに、あなたが挑戦したことを実際に体験したことのあるひとに話を聞くことが大切ということなんですね。

では、次の回ではデジタルノマドになるのに実際に必要なスキルはなにか伺っていきます!







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