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#4 アルゼンチン人のノマドカップルの出会いとカップルとしての旅の進め方

Nomad Universityへようこそ!

世界を旅するデジタルノマドのあきな(@beakinaself)です。

わたしは旅の途中で出会った世界中のデジタルノマドにインタビューして、彼らが旅の途中で遭遇した「とんでもない体験」や「おもしろい体験」などをお伺いしています。彼らの非日常体験はとってもおもしろいので、興味あるひとはぜひこの記事を読み進めてくださいね。

5年間東アジアを旅するデジタルノマドカップルのふたりに、旅の中で印象に残っている出来事を2つ紹介してもらいました。韓国で出会った男性マフィアの話や、バスマットをまな板と勘違いしてしまった話は、異文化を旅するふたりならではの体験談でしたね。

第4回となる今回の記事では、そんなふたりの出会いについて。デジタルノマドというとひとりで世界を旅をするひとが多く、カップルの割合はまだまだ少ない印象。

そんな中、故郷アルゼンチンから遠く離れた東アジアを5年間もの間共に旅をしてきているセバスチャンとセシリア。ふたりは一体どこで出会ったのでしょうか・・・?アルゼンチン?旅の途中?

本インタビュー記事では、7回の連載でお届けしています。

#1 東アジアを旅しようと思った理由
#2 ノマドカップルが考えるデジタルノマドに必要なスキル
#3 旅の途中で印象に残っている出来事
#4 ノマドカップルの出会いとカップルとしての旅の進め方(今この記事を読んでいます)
#5 東アジアを5年間旅するノマドカップルがおすすめする国3選
#6 旅に3つの物しか持って行けれないとしたら?ノマドカップルに聞いてみた
#7 平凡な会社員だったアルゼンチン人のカップルがデジタルノマドになろうと思ったきっかけ

この記事の見出しは以下の通り。


1. ノマドカップルのふたりが出会ったきっかけ

icon-アキナ

わたし自身はシングルのデジタルノマドとして、旅行中に一緒に旅行するパートナーを探しています。一方でおふたりはカップルとして旅していますよね。どうやってお互い出会ったのですか?ぜひ教えてください!(前のめり)


icon-セバスチャン

ぼくたちは旅行前にアルゼンチンで仕事をしていたときに出会いました。わたしがブログを書いていたのですが、それを読んだ彼女が連絡をくれたんです。


icon-アキナ

すごくドラマチックですね!


icon-セシリア

彼はブログを書いていたけど、顔も見えないし、ペンネームのため名前もわかりませんでした。それでも、彼の書いていることがすごく好きだったから「あなたの書いていることが本当に好きです」ってメッセージを送り、Messengerを使って連絡を取るようになり、やがて付き合うようになりました。旅行を始める前に5年間付き合っていたからもう10年くらい一緒にいることになります。


icon-アキナ

それはとても素敵な馴れ初めですね。初めてセシリアからメッセージを送ったときはどうでしたか?


icon-セシリア

最初のとき、セバスチャンには彼女がいたので、お礼を言って終わりという感じでした。

その1か月後、わたしはもう一度彼にメッセージをしたのですが、彼はあまりメッセージを続ける気はなさそうでした。だから、その時はこれ以上連絡を取ろうとしなかったんです。

ただ、2か月後くらいにまた思い出してメッセージを送って、その時から頻繁に連絡を取るようになりました。このとき彼は当時の彼女と別れていたことを私は後から知りました。


icon-アキナ

なるほど。彼女がいる時にあまりメッセージを続けようとしなかったということは、彼が誠実なひとである証拠ですね。


icon-セシリア

旅行前に一緒に暮らしていたとはいえ、旅をしながら一緒に暮らすことは全く別物でした。決まった仕事や家がある時は、なんというかお互いが生活のスタイルを把握しているんですよね。だから、毎日考えなければならないことといったら何を食べるかくらいで、来週どこで寝るかとか、次はどこの国に行くとか、そういうことは決めなくていいんです。旅を共にするということは、より多くの決断を要する大きな挑戦なんです。


icon-セバスチャン

デジタルノマドにとって理想的な状況というのはないと思っています。シングルのデジタルノマドが良いと考えるひとも多くいて、カップルのデジタルノマドはたくさん挑戦しなければならないことがあります。

例えば、自分がシュノーケリングやダイビングなどのアクティビティをしたいのに、相手がそれをやりたがらないとします。そうすると、お互いにどうするのかきちんと話し合うことが大切になってきます。

ぼくは旅の途中に別れたデジタルノマドカップルをたくさん知っています。旅の途中でお互いの意見がすれ違うような問題は、カップルの関係をより親密にさせるか、別れることになるのかそのどちらかですね。


2. 旅行中は一緒に行動する派?別々に行動する派?

icon-アキナ

おふたりの場合は同じ場所に一緒に行くことと、別行動することのどちらが多いですか?


icon-セシリア

わたしたちは基本的に一緒に行動するようにしています。ひとによっては、それぞれ別の国に行って、後にどこかで再会するひともいます。もちろん、わたしは散歩をして彼は仕事をするといった感じで、別行動をすることはあります。

いつも一緒にいるわけではないのですが、大半の時間を共に過ごします。だから、お互いに多くのことを学ばなければならないし、衝突もあるから、その対処の仕方も学ばなければなりません。

わたしたちの場合、これらの学びによってお互いの関係をより強く成長させることができました。でも、もしあなたが誰かと一緒に旅行しようと思っているなら、事前にいろいろなことを話し合って、お互いの意見をすり合わせておく必要があると思います。

例えば、予算の面でもです。だから、生活スタイルやリズムに納得がいかないと、毎日が衝突の連続になってしまいます。だから、本当によく話し合う必要があるんです。


3. 旅の途中で意見が合わない時は?

icon-アキナ


ノマドカップルになった時に、どの国に行くかを決める段階で喧嘩をすることはありますか?


icon-セシリア

いいえ、そんなことはありません。ほとんどの場合、わたしたちふたりはとても似たようなことに興味を持っています。だから、衝突することはまずないですね。

でも、もちろん、いくつかの問題はあります。疲れているから、お腹が空いているから、暑いから、そういうこともありますし、お金のことで悩んだり、普通の喧嘩もあります。

もちろん、故郷から遠く離れたところにあるレストランに行って知らない料理があると、より衝突が起こりやすくなります。だから、新しいことが多いからこそ難しくなるんです。なので、コミュニケーションをとること、必要なときには休むことを学ばなければならなりません。同じチームなのですから。

だからこそ、対立する必要はなく、ただ「僕たちは同じチームなんだ」「同じことを望んでいるんだ」「どうしたらうまくいくんだろう」と言うだけでいいんです。

敵対するのではなく、チームであることを忘れず、一緒に解決していきましょう。


icon-アキナ

それはわたしにとって非常に突き刺さるアドバイスです・・・!ありがとうございます。わたしも旅の途中でデジタルノマドのカップルを何組か見たことがありますが、くっついたり離れたりを繰り返しながらも、結局途中で別れたひとたちを見ました。

セシリアの「敵ではなく、チームとして考える必要がある」という考え方にとても共感します。


4. 意見が衝突した時は敵ではなくチームとして考える

icon-アキナ

デジタルノマドとして長年旅を続けているふたりからの言葉は、とても説得力がありますね。旅の途中で意見や気持ちが一致しなくて、衝突することがあっても、お互いはチームなんだと意識すれば、良い方向に話を持っていくことができますよね。

この気持ちの持ち方こそが、デジタルノマドカップルに大切なのでしょう。さて、次の回では東アジアを旅するふたりがノマドワーカーに推す国ははどこか聞いてみました!





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