見出し画像

「精進料理」について

こんにちは、Nollです。
今日はここ一番の衝撃だったことをつらつらと書いていこうと思います。よく旅番組で山で食べられる精進料理などを見たことがありました。いつか食べてみたいなと思ったり、本当に動物性のものを食べないもしくはその見立て料理っておいしいのかなと思っていました。多分、これが人生初の「精進料理」を食べた経験になったと思います。先に降伏します、めちゃくちゃおいしかったので、参りました。

精進料理ってなんぞ?というと、簡単に言えば、
・お肉やお魚を食べない(鰹節や鮭とばのような乾物も対象)
・卵を使わない
・ネギ類の香味野菜を使わない
・野菜類・穀類・海藻類・豆類・木の実・果実を使う
・生・煮る・焼く・揚げる・蒸すのどれかの調理法を扱う
エトセトラエトセトラの条件づけた修行僧さんらの食事です。

精進料理=ヴィーガンや菜食主義と言われることがありますが、ちょっと違う気がします、というのも修行僧さんらの食事はどちらかと言えば「環境と条件によって制限された選択」というのがもう少し正確に感じます。主義はどちらかと言えば「個人が自分に合うと判断した選択」ではないかなと思います。
例えば、鎌倉時代の武士の食事のほとんどが質素で地味だったとされています。だいたい、一汁三菜で肉は少なかったようです。けれども、魚や肉が手に入ればその時は御馳走になるとされたそうです。

私は高野山に母と言った際にせっかく来たならということで、精進料理を食べました。お店にも寄るかもしれませんが、お値段とお膳の数が比例してものすごく種類が増えました。その分、調理法の網羅されているのが目の当たりにできます。しかも彩が綺麗でした。
ここからは、個人の感想になりますが、できる物は技法が盗みたいくらいにおいしかったです。例えばお味噌汁やお浸し。さきほどの条件にも出しましたが、鰹節のようにだし汁に使うものも動物性が使えません。なので、海藻や茸類を使って出汁を効かせていました。全然、味濃い訳ではないのに味覚に刺さってきてなにこれとびっくりしました。

自分も多少は料理するのもあって、いろんな縛りがあっておいしくて体の負担を考えた一品が作れるのはとても魅力に思います。簡単だったら尚更です。よりレシピを増やしてみたいなと燃えます。

皆さんはタイトルにもある「精進料理」を召し上がったことはありますか?ある方はよければコメントなどで教えて頂けたら幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?