小夜曲

残り香をなぞる。

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残り香をなぞる。

最近の記事

月の下で

花が乱れる様 逢瀬を助けた月 ─────────── の下で本を読む。 先人、偉人の言葉をいつの時代も受け取れる そんな本がたまらなく好きだ。 岡本太郎の画集を竹富島の星のやで読む。 竹富島についてこう書かれていた。 竹富島は美しいが、それよりもっと空気が、 肌ざわりが、時間が魅力的だ。 現代に生きていることを忘れさせられる。 今、この時が永遠である。 そのまま、永遠に生きていられる。 このままいたら浦島太郎になってしまう。 無理に、身を引きはがして帰ってき

    • ショートカットに憧れて

      コレサワさんというキュートなボイスの女の子に メロメロとズブズブとハマっております。 好きなアーティストの基準は割と 聴いている時に新しいことや考えが どんどん思いつくきっかけがもらえる 歌詞やメロディを紡ぐ人 ・・・ と打ったところで人間関係の真髄を見た。 自分の中にあるど正直な人間性が 周りの人々に感じていた感情と全く同じで 笑ってしまった。 そしてそれは自分が最近うーんうーんと 悩まされていた感情でもあった。 みんな誰しも 「自分にどんな影響や利益を生み出して

      • 異性の左手薬指を見て

        いつからだろう。 若い男性の左手薬指を見る癖がついてしまったのは。 斜め前に座った男性の手元を見て マスクの中で鼻を鳴らした自分に 別の自分が心の中で小さく笑った。 そんな快晴の土曜日。 私含めみんなが動く車内で手の中の小さな四角い物体を眉間にシワを寄せながら見続けている。 ふと窓の外に目を向けると 美しい見事な雪化粧の山々に富士山までも見えるのに。 これに気がついている人は どれほどいるだろう。 同じ空間にいても インスパイアされるものは人それぞれで、 インプット

        • 女が髪を切る理由は恋が終わった以外じゃダメなの?

          ばつっと年明け一発、髪を切りました。 恋が始まりも、終わりもしなかった、 この退屈な2020を断ちたかった。 自分の綺麗をアップデートさせるためには まずはリセット、メンテナンス、かなーと。 年々、楽しくなる毎日。 30才という節目が、というか これも企業、主に結婚関連の会社やCM踊らされているひとつのマーケティング手法じゃんと気が付いてからは 売れ残りとしての節目ではなくて、 自分自身の人生の節目と捉えられるようになりました。 大学卒業、とかと同じ感覚。 一度そう

        月の下で

          できない、で会話を終わらす人は海の藻屑になっておくんなんし

          〜ない、と言う言葉で 会話を止める人が大嫌いだ。 死ぬほど嫌いだ。 できない、知らない。 どのくらい嫌いかって、 聞くだけでゾワっと寒気がするほど。 人生の中での自分の可能性を潰しているのだ。 わたしの人生からはそんな人は 排除すると決めたのだ、今夜。 できない、だからがんばる。 知らない、だから知りたい。 そういう人と限りある人生の時間を 共有していきたい。 基本的に自分の時間を汚す人は 人生から排除していきたいと思っています。 時間や言葉を大切にできる人

          できない、で会話を終わらす人は海の藻屑になっておくんなんし

          告白します。

          突然ですが、私には夢があります。 その夢のひとつは、 #sayotabi で行った 数々の国や日本の地、の 旅行本を出版することです🌍 めくるページ全てが可愛くて しかも自分でも行けそう!と思えるほど 細かく書かれたプランや予算。 自分の部屋のベッドの中で アートブッグのようなページをめくる度に 美しい写真や絵、心躍る文章に 未来の自分がその場所に行っている夢を見られるような そんな本を出したいのです。 あとはYouTubeの

          告白します。

          空を泳ぐ太陽の仕業

          朝焼けと共に出かける日は なんだかとてつもなく 特別なことが起こる気がする A day when is going out with morning sun. I feel like something special will happen.

          空を泳ぐ太陽の仕業

          1泊6桁のホテルに泊まっている夜

          夢を叶えた。 東京でいちばん泊まってみたかった アマン東京のバーでこれを打っています。 伯楽星おいし。 爽やかで華やかでキリッとした感じが好み。 さてバーで飲んだ日本酒の酔いも覚めて、深夜1時。心に残ったことを書き記しておこうと思う。 やりたいことはやりたい時にやるのが一番良さを享受できて自分も一番最高に楽しめると思った。 時間が・・・お金が・・・とか色々あると思うし私もアマンに泊まるのはまだ早いんじゃないかとか30歳をすぎるまで待とうとかこのお金で他の経験ができる

          1泊6桁のホテルに泊まっている夜

          こころが掻き乱される瞬間選手権

          "こころが掻き乱される瞬間" といったら大それたもののように聞こえるが  偶然好みの音楽が耳になだれ込んできた瞬間  好きな人の瞳に自分が映ったと認識した瞬間  夕方に向かう空の色合いに気がついた瞬間  想定外の出来事が起こった瞬間 日常にありふれてはいないけれど その瞬間を感じた時に 「あぁ、生きていてよかった」 と思う。 この時のために今まで生きてきたのだろう、とすらも思う。 今月もそろそろ一週間が過ぎようとしているが 今週はこころが掻き乱されまくってお

          こころが掻き乱される瞬間選手権

          シャワーにかき消される誰にも知られざる吐息

          あの人の声を聴き続けて数日が経つ。 どんな言葉もどんな息づかいにも、 あの視線を浴びた一瞬を思い出すだけで どんなフレーズも体に熱を帯びてくる。 なんでこんなことになっているのだろう。 いつからこんなに心が占拠されたのだろう。 恋はするものではなく落ちるもの、だなんて使い古された言葉が世の中には蔓延しているけれど いつのまにかシャツに零したワインの染みのように じわじわと心を抱きしめられていた。 電車の中、シャワーの最中、眠る前の瞬間 声にならないため息を何度した

          シャワーにかき消される誰にも知られざる吐息

          大人の本気のごっこの遊び

          出演したショーの話。 平安の色男、光源氏は 六条御息所という年上の愛人と夜を共にして 御簾の外で待つ女官をも口説く… という序盤なのですが、 あの数秒の目線や表情を わたしは一生忘れないと思う。 平安時代、実際に宮の中で起こっていた出来事だということは 想像に容易く、また、あの目線を向けられて 恋に落ちない女御がいるのだろうか? なんと罪な男であったのであろう。 令和時代に生きるわたしが 本物のお屋敷の中で、 源氏の君に頂けたあの時間。あの視線。 数秒だけでもあの瞳

          大人の本気のごっこの遊び

          ふとすれ違う珈琲の香りに昔の恋人を思い出すブルームーン

          無料の有益なコンテンツが溢れるこの世の中で 課金してみるエンターテイメント。 興味の持たれ方としては 「人」に興味を持ってもらえるか否かかと思った。 興味を持たれる人ってなんだろな。 最近会ったわたしが心を惹かれて止まない人は 滲み出る色気がとめどない人。 少し気怠い雰囲気を纏ったあの人。 ふと香り立つコーヒーの香りに昔の恋人を思い出して理性とは裏腹に体が疼くような。 この人、何してるんだろう?と日常生活を知りたくなるような人になれたらな、なんて思う。 ───────

          ふとすれ違う珈琲の香りに昔の恋人を思い出すブルームーン

          令和源氏オペレッタRe を終えて

          ‪全然現実に戻ってこられないまま 霜月が始まってしまいました。 ツイートたくさんお付き合い頂きありがとうございました! 女官として発信するの楽しかったです。 ショー観てくれた方ありがとうございました🥺 プロの方々、凄過ぎたでしょう?✨ 心にグサッと刺激が残る時間になれたら嬉しいです。 アーカイブはこちら 今までこうして踊るのは舞台の上でしか経験がなくて、‬ ‪邸宅を丸ごと使ってあちらこちらで演技をしつつ踊りつつ、という経験は人生で初めてでした。‬ ‪サイボーグのよう

          令和源氏オペレッタRe を終えて