パリオリンピック競技 ブレイキン
今年のオリンピックの競技となったブレイクダンス男子をかなり見入ってしまいました。
日本勢のHiro10氏とShigekix氏は圧倒的な高難易度の技(パワームーブ)を繰り出したにもかかわらず、オリジナリティやボキャブラリー(技の多様性)では相手には勝らないと評価をされてしまいメダル獲得が出来なかった結果に終わってしまった。1ラウンド1ムーブの2ラウンド制で評価になるのでジャッジする方も難しいと思う。
ブレイクダンスは元々会場のオーディエンスをより沸かせた方が勝ちというルールであったはずが、即興の音楽に合わせて音ハメ(一時的止まる技フリーズ)を繰り出して、独自性のコンテンポラリーダンスを競う競技となっていたようであった。
オリンピックでは伝統的な高難易度のダンスを繰り出して、相手を挑発して、さらなる高難易度の技を引き出すスタイルの踊りを求められてはいないようであった。
今回のオリンピックをみてブレイキングダンスは米国のブルックリンで発祥のギャング同士の闘争を平和的にダンスで蹴りをつけるスタイルではなく、よりコンテンポラリーな独創性を求められていたダンスのように感じた。
日本勢のパワームーブは世界トップレベルであったので功績を讃えたいです。