格闘の果てに

今日は悪魔からの挑戦が続いた。まず、やや予想外な事があり、睡眠を邪魔された。朝は5時前に起きる羽目になった。だが、私は負けなかった。真田丸のブルーレイを視聴したり、仮眠を程々に取ったりして、それなりに満足のゆく午前中を過してみせた。挑戦はそれだけではなかった。昼からは隣町の図書館まで歩いて、図書館でゆっくり読書をしようかと考えていた。そして実際に図書館までテクテクと歩いた。が、前述の寝不足や、そもそも昨夜ラツーダを飲み忘れていた事もあって、どうも本を開く気になれず、更に強烈ば睡魔まで襲ってきた。しかし、私の判断は早かった。このままこうして図書館に居ても仕方が無いと思い、早々に図書館を後にしたのである。睡魔との格闘を早々にやめたとも言える。いや、やめたと言うよりも睡魔に肩透かしを喰らわせたと表現した方がよいかもしれない。結局、帰り道を進んでゆくにつれて元気は戻って来た。

とまあそんな類いの挑戦が他にも幾つかのあったのだが、私はその都度対応し、勝利を掴み取っている。今夜こそはゆっくりと眠れそうである。そして更に、夕食はカレーライスである事が決まっている。戦勝パーティーまで行われるという訳だ。その前にシャワーを浴びる事にするが、そのシャワーもまさに勝利のシャワーである事が決まっている。それに加えて、明日には楽しみな予定もある。この恵まれたマインドは、もうしばらく維持できそうだ。

悪魔による数々の挑戦はあったが、結局はよい散歩をしてきたと云う一日であると纏める事ができる。昨日の雨は深夜までポツポツと降り続いた。その影響で、今朝は道路が濡れていた。が、日が昇り始めてからは雲が一斉にどこかへ去った。アクシデントにより起こされたとは言え、鳥の鳴くよい朝であった。そして、図書館を目掛けて開けた道を歩いていたら、比良山の頂に雪が被さっていたのが見えた。昨夜の雨は、比良山の頂付近では雪だったのだろう。それなりに遠くにあるはずの比良山が、澄んだ空気の影響でそれ程遠くにあるとは感じられなかった。寒そうな頂の雰囲気が、私の居る平野部まで伝わってきた。一方、帰り道の道端にあった温度計を確認してみると、11℃とあった。もう冬も山場はとっくに越えているのだろう。比良山の雪は何時まで残っているのだろうか。

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