【祝】残暑、力尽きる模様

なんと、天気予報に依ると、明日は残暑の命日らしい。明日以降の気温予報を確認すると、今後一週間の最高気温は20度少々。最低気温は15度前後となっている。世間の寒がりが寒い寒いと言って、長袖を着始める気温である。そうなれば、もう残暑も滅んだと言って良いだろう。夏の死に損ないがついに滅ぶ。ああ、どれ程この時を待ちわびただろうか。愉快な事があっても暑さに耐え、耐え難い事があっても尚暑さに耐え。何があっても耐え、耐え、耐え、であった季節が、ついに終わる。大きな旗を振り、太鼓をドンドンと叩き、大きな声で蛍の光を歌いたい。

まあ、死んでいないとは言え、この日記を書いている今も死に損ない、瀕死、と言った状態であるから、そこにあったとしても大した困難ではなく、暑さなんのその、と云った調子でフラフラと散歩には行ける気温であるから、結局、今日も例のスーパーのイートインへ読書をしに来ている。この所、夕陽を拝みつつ例のスーパーを出て、帰路を進み、空の明かりよりも街灯の明かりの方が目立つようになる時間帯に丁度家へ着くのだが、今日はその丁度この家へ着くぐらいの時間から凡そ早朝にかけて、ドッと雨が降る予報が出ている。テレビに映っている気象予報士によれば、この雨が上がった頃にはもう長袖を着にゃならんらしい。つまり、この雨が残暑へトドメを刺すのである。

そう言えば、例に依って普段の散歩道を今日もテクテクと進んでいた訳だが、その道端に、背高泡立草が急に出没していた。いや、厳密にはこれまでもそこにあったのかもしれないが、如何せん、その植物の花が最早蕾では無くなっていた事から、急に目立ち始めた事は間違いない。ならば、と思い丁度直ぐ先にある小さな河川の側を確認してみると、芒も愈々若干ではあるが目立つようになっていた。本格的な秋を向かえる準備は、もう各所で整っている。さあ、雨よ降れ。明日の朝は私を驚かせてみせよ。

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