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短歌活動

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詠んだ歌、歌に関すること
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#短歌

「選」ばれた歌、「選」ばれなかった歌(2024年6月号)※鍵外掲載

短歌結社の会報誌に毎月短歌を投稿している。10首まで投稿できて、採用は5首前後の人が多い。短歌はその歌が選ばれる「選」もフィードバックの一つ。何が選ばれて何が選ばれなかったか、その基準を自分で考えることで歌を見直すことができる。手書きの投稿という面倒さも受け入れて、毎月送っている。 今月は7首採用。 選者が選ぶ歌の最初のほうにある「鍵外」というエリア(鍵マークがついている外側に掲載されているので、鍵外と呼ばれている)に掲載いただいていました。嬉しい。 採用された歌(掲載

百人一首復習ノート:現代語訳、英訳、解釈とその感想(九一、九二)

普段、現代語で短歌を詠んでいるのであって、文語に親しみたいわけでも、文語で短歌を詠みたいわけでもない。けど、永く日本人の体に染みついたリズムで、教養ある人が一度は親しんだ(無理やり覚えさせられた)歌に接することには、意味があることかもしれない。 教養としてではなく、自分の作歌の養分と作歌のテクニックという実利を期待して、いまさらながら百人一首を復習してみようと思う。情報は、手元にあった百人一首の本三冊から(『百人一首がよくわかる(橋本治)』『英語で読む百人一首(ピーター・J

歌会記:ぬか漬けにも短歌にも季節を留める

平日歌会に参加してきました。 もう何回目の参加になるでしょう。 短歌をはじめて、しばらくして、歌会に参加しようと思った時には、コロナ禍に入ってしまい、歌会自体が中止になり、なかなか行けませんでした。なので、歌会に参加するだけで大変ありがたいんですけど、やはり、自分が持っていった歌が、けちょんけちょんに言われるかもしれない(そんな厳しい人はいませんけど)と思うと、毎回、ドキドキします。 歌会でいただいたコメント歌会誌に掲載される歌会記には、他の方の歌も載せますが、個人のno

今月もひとり歌会(2024年5月)

月が終わると、毎日詠んだ歌を整理する「ひとり歌会」。誰のフィードバックも得ず、詠んだ歌を見ながら一人、仕事や生活をふりかえる。 近況今月は、何もできなかったなぁ、と思いつつ、手帳に書いた完了タスクや、歌を見ると、あれもこれも、5月のことかぁ、となった。こうやって年を取っていくんだろう。ほんとに、記録をしてないと、何もしてない2024年だった… ということになりかねない。自分を振り返るためにも、短歌も、毎日noteもできるだけ続けたい。自己肯定感と自己効力感を確認するためにも

百人一首復習ノート:現代語訳、英訳、解釈とその感想(八九、九〇)

普段、現代語で短歌を詠んでいるのであって、文語に親しみたいわけでも、文語で短歌を詠みたいわけでもない。けど、永く日本人の体に染みついたリズムで、教養ある人が一度は親しんだ(無理やり覚えさせられた)歌に接することには、意味があることかもしれない。 教養としてではなく、自分の作歌の養分と作歌のテクニックという実利を期待して、いまさらながら百人一首を復習してみようと思う。情報は、手元にあった百人一首の本三冊から(『百人一首がよくわかる(橋本治)』『英語で読む百人一首(ピーター・J

百人一首復習ノート:現代語訳、英訳、解釈とその感想(八七、八八)

普段、現代語で短歌を詠んでいるのであって、文語に親しみたいわけでも、文語で短歌を詠みたいわけでもない。けど、永く日本人の体に染みついたリズムで、教養ある人が一度は親しんだ(無理やり覚えさせられた)歌に接することには、意味があることかもしれない。 教養としてではなく、自分の作歌の養分と作歌のテクニックという実利を期待して、いまさらながら百人一首を復習してみようと思う。情報は、手元にあった百人一首の本三冊から(『百人一首がよくわかる(橋本治)』『英語で読む百人一首(ピーター・J

「選」ばれた歌、「選」ばれなかった歌(2024年5月号)

短歌結社の会報誌に毎月短歌を投稿している。10首まで投稿できて、採用は5首前後の人が多い。短歌はその歌が選ばれる「選」もフィードバックの一つ。何が選ばれて、何が選ばれなかったか、その基準を自分で考えることで歌を見直すことができる。手書きの投稿という面倒さも受け入れて、毎月送っている。 今月は6首採用。 採用された歌(掲載順)もともと詩も短歌も自分の中に蓄積がないので、おもしろい表現もできていないけれど、それでも、少しずつ、詩や短歌を摂取する毎日を続けていて、少し自分なりの

百人一首復習ノート:現代語訳、英訳、解釈とその感想(八五、八六)

普段、現代語で短歌を詠んでいるのであって、文語に親しみたいわけでも、文語で短歌を詠みたいわけでもない。けど、永く日本人の体に染みついたリズムで、教養ある人が一度は親しんだ(無理やり覚えさせられた)歌に接することには、意味があることかもしれない。 教養としてではなく、自分の作歌の養分と作歌のテクニックという実利を期待して、いまさらながら百人一首を復習してみようと思う。情報は、手元にあった百人一首の本三冊から(『百人一首がよくわかる(橋本治)』『英語で読む百人一首(ピーター・J

百人一首復習ノート:現代語訳、英訳、解釈とその感想(八三、八四)

普段、現代語で短歌を詠んでいるのであって、文語に親しみたいわけでも、文語で短歌を詠みたいわけでもない。けど、永く日本人の体に染みついたリズムで、教養ある人が一度は親しんだ(無理やり覚えさせられた)歌に接することには、意味があることかもしれない。 教養としてではなく、自分の作歌の養分と作歌のテクニックという実利を期待して、いまさらながら百人一首を復習してみようと思う。情報は、手元にあった百人一首の本三冊から(『百人一首がよくわかる(橋本治)』『英語で読む百人一首(ピーター・J

今月もひとり歌会(2024年4月)

月が終わると、毎日詠んだ歌を整理する「ひとり歌会」。誰のフィードバックも得ず、詠んだ歌を見ながら一人、仕事や生活をふりかえる。 近況息子と金時山に登り、夏に二人で登る予定の富士山を眺めてきた。読書も毎日noteも短歌も続けられている。仕事の進みがよくないことが少し問題だ。もっと大きな問題は、妻との暮らしも三か月。まだうまく回っているとは言い難い。一緒に暮らすまで、知らなかったが思った以上に多かった。 短歌についていえば、年に一回程度、短歌結社の会報誌の目立つところに取り上

百人一首復習ノート:現代語訳、英訳、解釈とその感想(八一、八二)

普段、現代語で短歌を詠んでいるのであって、文語に親しみたいわけでも、文語で短歌を詠みたいわけでもない。けど、永く日本人の体に染みついたリズムで、教養ある人が一度は親しんだ(無理やり覚えさせられた)歌に接することには、意味があることかもしれない。 教養としてではなく、自分の作歌の養分と作歌のテクニックという実利を期待して、いまさらながら百人一首を復習してみようと思う。情報は、手元にあった百人一首の本三冊から(『百人一首がよくわかる(橋本治)』『英語で読む百人一首(ピーター・J

百人一首復習ノート:現代語訳、英訳、解釈とその感想(七九、八〇)

普段、現代語で短歌を詠んでいるのであって、文語に親しみたいわけでも、文語で短歌を詠みたいわけでもない。けど、永く日本人の体に染みついたリズムで、教養ある人が一度は親しんだ(無理やり覚えさせられた)歌に接することには、意味があることかもしれない。 教養としてではなく、自分の作歌の養分と作歌のテクニックという実利を期待して、いまさらながら百人一首を復習してみようと思う。情報は、手元にあった百人一首の本三冊から(『百人一首がよくわかる(橋本治)』『英語で読む百人一首(ピーター・J

俳句と短歌、短い詩形から創作のコツを探ろう

金曜日に、こちらの講座に参加するために、少し俳句のお勉強をしようと思います。といっても、あまり時間がないので、2、3時間といったところでしょうか。 普段、短歌を詠んでいますが、俳句は詠んでいません。短歌は、五七五七七の三十一音、俳句は、五七五の十七音です。 俳句が短歌の一部かと言えば、そんなこともなくて、短歌の三十一音があれば、日常に使う散文のような言葉でも収まります。例えば、先日、歌会誌に掲載された短歌は、会話文でも収まっています。 俳句の場合、季語の縛りを除くと、十

一日一首から二首へ、三首へ。詠む数を増やしていい歌に出会いたい

短歌を詠む数を増やそうと思っています。 今は、一日一首ペース。 といっても、毎日、詠んでいるわけではありません。毎日の出来事をちょっと書きつけておいて、一カ月に一回、まとめて三十一音の定型にする作業をしています。だいたい一年間で、400首弱を作ることになります。 うち毎月十首を短歌の会報誌に投稿しています。誌面に掲載されるのは、五首前後。多い時でも七首くらいです。さらに、年に一回程度、選者の方が選ぶ短歌の並びの中で、目立つ場所に掲載されることがあります。掲載された歌数首