【読書録】苦しかったときの話をしようか

またまた良い本に出会いました！　

苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」

本屋さんでよく見かけるコチラの本。気にはなっていたけれど、ビジネス系の経験談的なやつかなあと読まずにいた…もっと早く読めばよかった！

著者の森岡さんはUSJを劇的に立て直した凄腕のマーケター。その森岡さんが、出版するつもりではなくただ単純に就活を控えた娘さんに伝えたいと書き留めた、父から娘への言葉。
すごく良かったです。
個人的に響いたのは、森岡さんがすべての言葉を”パースペクティブ”＝自分が見えている、自分が認識した世界の中で得た考えであり、あくまでもあなたはあなたのパースペクティブの中で合う部分だけを拾えばよい、というスタンスで書かれていたこと。

個人には個人の世界がある。

個人の世界＝パースペクティブを広げることが大切。誰かと話すこと、勉強すること、本を読むこと、チャレンジすることはこのパースペクティブを広げてくれる。
初めて聞いたけど、大事にしたい言葉だなあと思いました。

もうひとつ。最後のほうに出てくる”セルフブランディング”もとても面白かった。
私もとうとう４月に育休から復帰するわけですが、復帰前にこの考え方を知れて良かったなあと思います。
自分を見つめ、冷静に強みを分析し、どんな自分でありたいかを自分でブランディングする。
その自分に近づくための仕事を自分で選んでする。環境を自分で整える。
その意識、大切だなと。

USJを立て直したときの本など、森岡さんの他の本も読みたくなりました。