のどか

まだ何にも自信がないけれど、自分の言葉を大切にしたい。 本のことや自分のことを自由に

のどか

まだ何にも自信がないけれど、自分の言葉を大切にしたい。 本のことや自分のことを自由に

最近の記事

  • 固定された記事

こんな私ですが、こんなのも私です

少し遅れました。はじまして。 のどかと申します。 ただの、そこらへんにいる、もうすぐ21の人間です。 ただの人間すぎて、noteという素敵でかっこよくて個性に溢れた空間に果たして手を出していいのか、、今でも迷っています。 でも私には言葉を書くことが好きという強い気持ちがあります。 自分の意見を言うことや、人と腹を割って話すことは苦手なくせに、日記にひたすら自分の気持ちを綴ったり、時々詩を書いたり、読書感想文や映画感想文を書いたり、とにかく書き出すと自分の気持ちが止まら

    • さよならは仮のことば

      最近なぜか詩に惹かれる。 上白石萌音さんのエッセイ「いろいろ」に、谷川俊太郎さんの「朝のリレー」に触れられた文章があって、その詩の素晴らしさを知ってから一気にハマってしまった。 「朝のリレー」はよく教科書に載っているのだろうか。私は今まで1回も読んだことがなくて、これを機に初めて読ませてもらった。 ああそういう風に表現するのか、、と、感動して、地球の裏側で眠る子どもたちに思いを馳せた。もっと色々な解釈ができるのかもしれないけど、私は素直に谷川俊太郎さんの表現力に感動した

      • 特別でない日々が重なった奇跡の今日

        久々の読書感想文。 毎回本を読み終わったら手帳に感想文を書いて、自己満足で終わってしまうけれど、 今回は「ぐるり」という本にちなんで、私の文を読んでくださる皆様にもこの小さな熱を伝えられるように、 ここに記そうと思う。 高橋久美子さんの「ぐるり」を読んだ。 私は彼女の紡ぐ言葉がとても好きだった。 元々高橋さんを知ったきっかけはチャットモンチーというバンドで、彼女が作詞した「ハナノユメ」を聴いたことだ。 初めて曲を聴いた時は、その歌詞と私の心の奥にある何かが共鳴し

        • 私らしさってなんだ。

          大学3年生の夏。就活においてとっても大切な時期。 周りもみんなESやばいだとか面接つらいだとか騒いでいて、私もオーオーとうろたえながらなんとかその話題についていってる状況。 みんな就活就活言って本当に大変そうだ。それだけじゃなくて、学校の課題もテストも、部活もバイトも、その他色々やることなんていっぱいあるのに。 大学生暇だとか言った奴は目閉じて耳塞いで生きていたのでは、、、?周りに暇そうな子なんて1人もいやしない。 結論から言うと、私はこの就活の意味がわからなくて、全

        • 固定された記事

        こんな私ですが、こんなのも私です

          話すのは苦手だけど誰かに話したい

          書くことは好きだけど話すのは苦手だ。 書くことは好きだけど上手ではない。何かスキルを持っているわけではないし、書く練習もしたことがない。でもゆっくり考えて、試行錯誤しながら表した文章は、何より納得して相手へ伝えることができる。 話すのは苦手だ。考えていることはあるけれど、それをパッと組み立てて話すことができない。時間をかけないと自分が何を伝えたいのか整理することができない。でも話す時はそんな時間がないから、どうも苦手だ。 そして自信がない。自分が咄嗟に口から出した言葉で

          話すのは苦手だけど誰かに話したい

          未だ

          私は失敗をしてこなかった人間だ。 なんでって、まずとても真面目で人の言うことを聞く子だった。 人が望む通りに生きていたから怒られることもほとんどなかった。 周りの言うことは何でもそうだよねって言って受け入れて、大勢の人についていったから。 失敗なんかしなかった。 でもある時から、どう思う?と聞かれたとき見事に自分の意見が言えなくなった。 少し注意されたらすぐ泣くようになった。 周りの言うことにそうだよねって言ってから、自分に嘘をついているような罪悪感を抱くことが増えた。

          雑すぎる横断歩道を見つけた。

          雨でどんよりした帰り道。 雑すぎる横断歩道を見つけた。 笑いの振動が外に漏れてしまうのではないかと思うほど、身体の中で笑った。 少なくとも私はこんなに雑な横断歩道を見たことがない。 間隔はバラバラだし、太さも違うし、何より中の塗り方よ、、。 まだ真ん中寄りの2本はギザギザに動かした努力が見えるが、1番端なんかただの1本線じゃないか、、! ただこの横断歩道ができた背景にどんな物語があるのか私はまったく知らないので、想像して笑うことしかできない。 というより私はただ

          雑すぎる横断歩道を見つけた。

          恩師の話

          恩師から手紙が届いた。 5月7日、ゴールデンウィーク明けの金曜日だった。 きっと忙しさから抜け出したゴールデンウィークにやっと返事を書いてくれたのだろう。 送り主は、中学1年生のとき国語を担当してくれていた女の先生だ。 担任でもないし部活の顧問でもなかった。 ただ国語を教えてもらっていた先生。 当時私は暗闇にいた。 人に怒られないように毎日必死に努力して、人に会う度に緊張して、笑顔を作っていた。 夜眠りに入っても緊張していて、夢の中で目覚まし時計が何回も鳴って、

          恩師の話

          あつかったらぬげばいい

          今でも絵本コーナーに足を踏み入れるのは少し緊張する。 子連れでもなく、子どもや孫がいるような年齢でもなく、ただの絵本好き。 でもその世界に入った時のワクワク感がたまらなくて、 この日も意を決してずかずかと絵本コーナーに足を進めた。 私は本屋さんに行くたびに、この緊張とワクワクのスリルを楽しんでしまっている。 これがやめられない。絵本コーナーは他のコーナーと違って、テーマパーク感がたまらないのだ。 これ絵本って言っていいの?おもちゃやろ〜 え、、この絵本でかすぎる

          あつかったらぬげばいい

          どんな本にも旅路がある

          人生を変えた本、と言い切れるほど人生を歩んでいないのだが、あ〜本すきやな、、と思わせてくれた大切な本がある。確か読んだのは小学生の時。 三上延さんの「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズだ。 鎌倉にある架空の古本屋、ビブリア古書堂の店主、篠川栞子。 そこに客としてやってきたニートの五浦大輔。 偶然出会った2人が、古本屋に持ち込まれる不思議な謎を次々と解き明かしていくという物語だ。 実際には、本の謎を解いていく物語ではなく、それを巡った人間たちの物語。 忘れられない栞子さ

          どんな本にも旅路がある