GFXで撮り歩く金沢【写真40枚】
これは夏休みなのかなんなのか
命と時間を削って働き続けた2022年の夏ですが、消費し続けているとやはりどこかで癒しを求めてしまうもの。特に長期休暇をとるわけでもなく、ただの土日に石川県金沢市にお邪魔してきました。
「第二の京都」とか「小京都」と括られがちで同情してしまう気持ちもありますが、少なくとも僕はそう思っていないし、実際に色んな箇所を巡ってみてより確信へと変わりました。そもそも歴史の長さも質も全く異なるので比較すること自体ナンセンスかなぁと。。
そんな小話は置いておいて、今回は重デカなFUJIFILM GFX50SⅡというカメラを持ち出して旅をしてきました。歩行距離が長くなる旅では一般的には適していないと思われがちなGFXですが、そんな頻繁に行く場所ではないからこそしっかりと撮りたいんですよね。案の定、持ち歩くだけで体力を奪われましたが撮ってきた写真を見返すと持っていってよかったなと思っています。
今更ですが、金沢駅って美しいですね。到着した瞬間にいい光が入っていたもので、即座にカメラを取り出してパシャパシャと撮ってしまいました。
金沢駅はもてなしドームを正面からドーンと撮って終わりの方がほとんどですが、もったいないですよ。
そのもてなしドームの正面といえばこんなカオスな状況。なんでしょうね。楽しそうでなによりです。
金沢でご飯といえば近江海鮮市場で決まりです。まだ11時なのに生ビールと4000円程の海鮮丼をいただきました。中とろ、ウニ、のどぐろに金箔が乗っていました。すみません、ありがとうございました。
旅行では有名観光地を巡りがちですが、そこからは全くと言っていいほど現地の生活感や暮らしは見えてきません。移動時間の短縮もいいですが、徒歩で移動することで見えてくるものがようやく出てきます。
こんなにも素敵な場所があるのになぜか人は全くいない、そんな場所が続きましたが、ひがし茶屋街に足を踏みいれたことでその景色は一変することに。。
なんてことないただの土曜日でこれなら大型連休や紅葉シーズンはもっと激しいことになっているんでしょうね。
これまでの金沢のイメージはどこもかしこも整備された規則正しい道ばかりだと思っていましたが、まだまだ曲がりくねった細道が今でもたくさん残っていました。
いわゆる金沢中央部からひがし茶屋街に行くには浅野川を渡る必要があるのですが、この浅野川が風情があっていい。
浅野川に架かっている橋は浅野川大橋、中の橋、梅ノ橋、天神橋、常磐橋等7つの橋があるのですが、この橋がどれもいい。作りも歴史も全く異なるので紐解きながら渡ってみると面白いかもしれません。
特に梅ノ橋はドラマや映画でもよく用いられるほど絵になる橋です。
どこに来てもやってしまう俯瞰撮影。金沢では高いビルは商業施設やホテルくらいしかないので山や坂を登るしかありません。
今宵は中秋の名月
三脚は持っていなかったので仕方なく手持ちでの撮影。静寂な金沢の夜を照らす満月は本当に美しかった。
二日目は坂道を登って金沢を俯瞰して見るところからスタート。この二日間は謎の天気と気温でめちゃくちゃに暑かった。汗だくになって登った坂道もすべては思い出です。そこから見えた景色と金沢市民の暮らしはこの写真とともに私の中に残り続けていくことでしょう。
行く予定のなかった21世紀美術館にも一応行ってきました。作品をじっくり見るというよりも涼みにいった感じですね。記念撮影程度のことしかできなかったのが少し残念ですが。
ひがし茶屋街で映え写真を求めに行ってしまうと、確かに金沢のことを「第二の京都」、「小京都」と捉えてしまっても無理はないが、それで括ってしまうのは金沢の本質を見ることができずあまりに勿体ない。ひがし茶屋街の中でも一本裏に抜ければ歴史も感じとれることもできれば、暮らしを覗くこともできる。
金沢は金沢であって、それ以下でもそれ以上でもなかった。
今回撮影に使用したGFX50SⅡについては以下の記事でレビューしているので、記事を読んで気になった方はこちらも見てみてください。
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