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FUJIFILM X-H2とX-H2Sを比較して2つのカメラの違いを考える

7月14日に発売された「FUJIFILM X-H2S」と9月29日に発売されたばかりの「FUJIFILM X-H2」

どちらもXマウントの第五世代センサーを積んだカメラで名前も似ていますが、実は全くことなる性質をもった2台です。今回はX-H2とX-H2Sを比較していきながら、どういう人にはX-H2が向いているか、またX-H2Sが向いているかを考えていこうと思います。


X-H2とX-H2Sのスペック比較

外観に関しては2台とも基本的には同じです。

X-H2Sの布団とに「S」という文字が刻まれている以外は全て同じです。以下の記事でX-H2のレビュー記事を書いているので、外観が気になる方はこちらの記事をご覧ください。

外観についてはほぼ同じということで、スペックの違いを見ていきましょう。

X-H2s
価格:約35万円
サイズ:(幅)136.3mm×(高さ)92.9mm×(奥行き)84.6mm
重量:660g(バッテリー、SDカード込)
有効画素数:約2616万画素
センサー:X-Trans CMOS 5 HS
エンジン:X-Processor 5
連写:約40コマ/秒
ISO:160~12800
手ブレ補正:5軸7.0段
液晶モニター:3インチ 162万ドット
ファインダー:0.5型約576万ドット

X-H2
価格:約29万円
サイズ:(幅)136.3mm×(高さ)92.9mm×(奥行き)84.6mm
重量:660g(バッテリー、SDカード込)
有効画素数:約4020万画素
センサー:X-Trans CMOS 5 HR
エンジン:X-Processor 5
連写:約20コマ/秒
ISO:125~12800
手ブレ補正:5軸7.0段
液晶モニター:3インチ 162万ドット
ファインダー:0.5型約576万ドット

パッと見るだけで大きく異なる点は価格、センサー、連写、ISOです。

購入する場所によっては異なりますが、X-H2のほうが5万円程安くなっています。連写性能はX-H2Sのほうが優れており、プリ連写で最大40枚の撮影が可能となっています。

X-H2では最低常用ISO感度が125(拡張ISO64)、1/180000秒の高速電子シャッターに対応しているため、日中でも大口径レンズを用いた絞り解放での撮影が可能となっています。

X-H2S

X-H2


イメージセンサーの違い

そして最も特徴的な相違点として積んでいるセンサーにあります。

X-H2Sに搭載されているX-Trans CMOS 5 HSは積層型構造を採用しているため、信号読み出しが従来モデルの4倍に高速化されています。このセンサーによって高性能かつ高速連写が可能となっています。

この積層型センサーを搭載していることがX-H2Sの価格が高くなっている要因と言われています。

一方、X-H2にはX-Trans CMOS 5 HRを採用

Xマウントの中では最も高画素である4020万画素と画像処理アルゴリズムの刷新により、解像度が増したためXマウント史上最高画質を実現しています。高画素であることは画質が良くなる以外にも、トリミングやクロップ耐性も強化されるため表現の幅が広がるのもメリットとなります。

この二つのセンサーを比較したときにはX-Trans CMOS 5 HRは積層型ほどの高速性はないため、電子シャッター時の歪みが受けやすかったり、手ブレに対して繊細に考える必要があるかもしれません。


ピクセルシフトマルチショットの有無

これまでGFXのみ搭載されていたピクセルシフトマルチショット機能をX-H2にのみ搭載されました。

ピクセルシフトマルチショットはボディ内手ブレ補正を応用して、少しずつずらしあんがら複数枚撮影を行い、超高解像度の写真を撮ることができる機能

最終的にX-H2では1.6億画素の高解像画像を作り出すことができます。

ピクセルシフトマルチショットを体感するにはFUJIFILM Pixel Shift Combinerというソフトが必要になります。


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