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自己紹介とプロフィール

プロフィール

大学で教育を学び、教員採用試験に合格した私は、理想に満ちた教職生活を思い描いていました。初めて教壇に立ち、生徒たちの前に立ったときの喜びは今でも鮮明に覚えています。しかし、現実は予想していたものとは大きく異なっていました。

2年目、突然「やったこともない運動部の顧問」を任されることになりました。しかも、それは土日や定時後の時間をも奪っていくもの。部活動手当は微々たるもので、最低賃金以下という現実が待っていました。さらに、通常の学級運営だけで手一杯な中、部活動特有の生徒同士や保護者との関係も絡み合い、心の余裕はどんどん削られていきました。

その上、校内では「校務分掌」という名の業務の押し付け合いが日常茶飯事。校長ガチャ、生徒ガチャと揶揄されるように、運不運に左右される職場環境もありました。そんな中で、「私生活をすべて捨ててでも生徒のために尽くすべき」という暗黙の同調圧力が常に存在していました。私は、次第にその圧力に押し潰されそうになり、「この働き方は本当に自分が求めているものなのか?」という疑問が強く心に芽生え始めました。

そんな違和感を抱えながらも、日々の業務をこなしていた私は、ある日ふと「自分の人生をこのまま犠牲にしていいのだろうか?」と思い悩むようになりました。教育は好きですが、環境や働き方に囚われてしまい、本当に自分がやりたいことや大切にしたい価値が見えなくなっていたのです。そこで、部活動の顧問を拒否し、定時退勤を実践することを決意しました。その決断が、私にとって大きなターニングポイントになりました。

定時退勤を始めたことで、自分の時間が持てるようになり、心にも余裕ができました。自分自身と向き合い、試行錯誤を重ねる中で、教育現場に対する自分の役割について深く考えるようになりました。そして、5年目を迎えたとき、ついに転職を決意したのです。

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